音楽と脳 脳を知る・創る・守る・育む 17

出版社: クバプロ
著者:
発行日: 2016-06-30
分野: 臨床医学:内科  >  脳神経科学/神経内科学
ISBN: 9784878051487
書籍・雑誌
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商品紹介

ピアニストは、音に無限の彩りを与え、複雑な動きを高速度かつ高精度に行う運動能力と、膨大な音符を記憶する知性を併せ持つ。一流の音楽家の脳・身体は、どのように変化しているのだろうか。音楽は、聴く者、神経疾患患者の脳に大きな変化をもたらすのか。さらに、人間の耳では音として感じることができないハイレゾからの音は、脳の快楽中枢を刺激し感動を高めているが、そのメカニズムは。音楽と脳との謎に、こたえる。

目次

  • 音楽と脳 脳を知る・創る・守る・育む 17

    ―目次―

    開会挨拶

    I章 特別講演 対談とピアノ演奏 左手で弾くこと

    II章 脳を知る 耳に聞こえない高周波が音楽の感動を高める
     耳に聞こえない高周波が音楽の感動を高める
     はじめに―自己紹介/ハイレゾの切り札
      ハイパーソニック・エフェクト
     ハイパーソニック・エフェクトの発見/
      さまざまな楽器音のスペクトル
     脳は聞こえない超高周波に反応している
     ハイパーソニック・エフェクトに反応する神経回路の発見
     ハイパーソニックを発生するために必要な音の条件
     これまでの音響学は、なぜハイパーソニックを見逃したか
     健康・医療分野への応用に向けて
     ハイパーソニックで市街地の音環境を快適化する

    III章 脳を守る 神経疾患に対する音楽療法:
        音楽がもたらす脳の可塑性
     神経疾患に対する音楽療法:音楽がもたらす脳の可塑性
     一 音楽療法と脳の可塑性
     二 失語症に対するメロディック・イントネーション・セラピー
        (MIT)
     三 認知症予防のための音楽体操/まとめ

    IV章 脳を創る 音楽家の脳 脳のやわらかさの光と闇
     音楽家の脳 脳のやわらかさの光と闇
     ピアニストはアスリート/
      ピアニストは一秒間に七・四回打鍵する
     早期訓練の効果と脳の大きさ/脳のやわらかさが音楽家をつくる
     音楽家になるためには/音楽家の遺伝子/
      超絶技巧を生み出す身体の仕組み
     超絶技巧の代償/超絶技巧の代償、振戦(ふるえ)
     超絶技巧の代償、局所性ジストニア/局所性ジストニアの診断
     局所性ジストニアの治療法/新しい治療法の開発
     ニューロ・リハビリ法/おわりに

    V章 脳を育む 聴くことで発達する脳〜鳥が歌を学習する仕組み
     聴くことで発達する脳〜鳥が歌を学習する仕組み
     脳の仕組みと神経回路のはたらき/
      生後にも神経回路は刺激を受けて発達する
     なぜ、日本人はLとRを聴き分けることができないのか/
      トリは歌を学習する
     歌を学習するためには自分の声を聴くことも必要/
      キンカチョウの歌学習
     キンカチョウは子どものときだけ親の歌を聴くことで学習する
     親の歌の記憶はどこに形成されるか/
      ただ聴くだけで学習するか/まとめ

    閉会挨拶

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