神経内科外来シリーズ 3 もの忘れ外来

出版社: メジカルビュー社
著者:
発行日: 2016-09-10
分野: 臨床医学:内科  >  脳神経科学/神経内科学
ISBN: 9784758303842
シリーズ: 神経内科外来シリーズ
電子書籍版: 2016-09-10 (第1版第1刷)
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

7,700 円(税込)

電子書籍
章別単位での購入はできません
ブラウザ、アプリ閲覧

7,700 円(税込)

商品紹介

神経内科医が接する機会の多い神経疾患(頭痛、認知症、パーキンソン病、てんかん、脳卒中)の外来診察に必要なノウハウを、シェーマ、フローチャートなどを多用しコンパクトにまとめて解説しているシリーズ。今回は、認知症を取り上げる。「もの忘れ」にはじまる認知症は、その原因は一様ではなく、それに応じて治療にあたらなければならない。本書では、外来で必要な基本的知識、外来の基本的な流れを解説した後、さまざまな認知症を取り上げ、それぞれCase Studyをとおして診察から治療を学べるようになっている。また患者の大部分が高齢者のため、看取りについても取り上げる。認知症診療の基本が身につく1冊である。

目次

  • 神経内科外来シリーズ 3 もの忘れ外来

    ―目次―

    I もの忘れ外来
     総論

    II 診察・治療の進め方
     診断に必要な心理テスト
     画像診断
     BPSDに対する薬物療法
     BPSDに対する非薬物療法
     認知症の予防
     高度認知症患者の看取り
      ―人工的水分・栄養補給法の問題を中心に
     介護者に対する支援
     根本治療に向けての創薬
     
    III 主な認知症の診断と治療
     軽度認知症(MCI)の診断と治療
     アルツハイマー病の診断と治療
     アルツハイマー病の診断と治療
      ドネペジルを使う患者、使わない患者
     アルツハイマー病の診断と治療
      メマンチンを使う患者、使わない患者
     アルツハイマー病の診断と治療
      ガランタミンを使う患者、使わない患者
     アルツハイマー病の診断と治療
      リバスチグミンパッチを使う患者、使わない患者
     レビー小体型認知症の診断と治療
     脳血管性認知症の診断と治療
     前頭側頭型認知症の診断と治療
     特発性正常圧水頭症―Treatable dementia―
     見逃してはいけない認知症

    IV 社会資源の活用
     介護保険の導入と利用法
     新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)

この書籍の参考文献

参考文献のリンクは、リンク先の都合等により正しく表示されない場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

(II) 診察・治療の進め方

P.21 掲載の参考文献
1) 加藤伸司, 下垣光, 他. 改訂長谷川式簡易知能評価スケール (HDS-R) の作成. 老年精神医学雑誌 1991 ; 2 : 1339-47.
3) 森悦郎, 三谷洋子, 他. 神経疾患患者における日本語版Mini-Mental Stateテストの有用性. 神経心理学 1985 ; 1 : 2-10.
4) 山内俊雄・鹿島晴雄総編集. 精神・心理機能評価ハンドブック, 中山書店, 2015.
5) 福井俊哉. 症例から学ぶ戦略的認知症診断, 南山堂, 2007.
6) 田川皓一編. 神経心理学評価ハンドブック, 西村書店, 2004.
7) 穴水幸子, 若松直樹, 他. 臨床編 VI. 痴呆の評価, 認知機能障害の個別的評価に関する神経心理学的検査, 記憶障害, Rey-Osterrieth Complex Figure Test (ROCFT). 日本臨床 2003 ; 増刊号 9 : 285-90.
8) 今村陽子. 臨床高次脳機能評価マニュアル, 新興医学出版社, 2000.
10) 目黒健一. 痴呆の臨床, 医学書院, 2004.
P.33 掲載の参考文献
2) Ohnishi T, Matsuda H, Tabira T, et al. Changes in brain morphology in Alzheimer disease and normal agin : is Alzheimer disease and exaggerated agig process? AJNR Am J Neuroradiol 2001 ; 22 : 1680-85.
3) 松田博史. 早期アルツハイマー型認知症診断支援システムVSRADについて. 日放技学誌 2006 ; 62 : 1066-72.
5) 足立正, 斎藤祐子, 徳丸阿耶, 他. 嗜銀顆粒性疾患の左右差と臨床画像診断. 臨床神経 2009 ; 49 : 1011.
15) 天野隆弘, 佐々木貴浩. 3D-SPECTによるAlzheimer病の特異的診断. 医学の歩み 1998 ; 187 (2) : 129-30.
21) 天野隆弘, 佐々木貴浩. 3D-SPECTによるAlzheimer病の特異的診断. 医学の歩み 1998 ; 187 : 129-30.
22) 厚生労働科学研究費補助金長寿科学総合研究事業. ICD-10 分類に準拠した脳血管性痴呆に関する研究 (主任研究者 長田乾). 平成17年度総括研究報告書. 2006.
30) 心臓核医学検査ガイドライン.
32) アミロイドPETイメージング剤合成装置の適正使用ガイドライン.
35) Minoshima S, Sasaki T, Petrie E. Fluorodeoxyglucose PET Imaging of Dementia : Principles and Clinical Applications. In ; Wahl RL, ed. Principles and practice of PET and PET/CT, Lippincott Williams & Wilkins, 2009, p500-15.
36) 橋本順, 佐々木貴浩. 脳血流SPECTによる認知症の鑑別診断. 臨床放射線 2010 ; 55 : 1386-407.
P.43 掲載の参考文献
P.52 掲載の参考文献
P.62 掲載の参考文献
1) 厚生労働省ホームページ. 平成25年国民生活基礎調査の概況 ; IV. 介護の状況 ; 2. 要介護者等の状況. http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/dl/16.pdf
23) 厚生労働省ホームページ. 介護予防マニュアル (改訂版 : 平成24年3月) 「第7章 認知機能低下 予防・支援マニュアル」参考資料 7-4「習慣化したい人のためのウォーキングプログラムテキスト改訂版」http://www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/dl/tp0501-sankou7-4.pdf
P.73 掲載の参考文献
1) 荒井啓行. 認知症. 『老年医学系統講義テキスト』 (日本老年医学会編), 西村書店, 2013, pp257-65.
2) 会田薫子. 認知症末期患者に対する人工的水分・栄養補給法の施行実態とその関連要因に関する調査から. 日本老年医学会雑誌 2012 ; 49 : 71-4.
4) 会田薫子. 延命医療と臨床現場-人工呼吸器と胃ろうの医療倫理学. 東京大学出版会, 2011, pp47-223.
5) 石束嘉和. 高度アルツハイマー型認知症についてどう考えるか. Clinician 2007 ; 87 : 1141-4.
6) Australian government national health and medical research council. Guidelines for a palliative approach in residential aged care. Enhanced version-May 2006. http://www.nhmrc.gov.au/_files_nhmrc/file/publications/synopses/pc29.pdf
7) Printz LA. Is withholding hydration a valid comfort measure in the terminally ill? Geriatrics 1988 ; 43 : 84-8.
9) 植村和正. 高齢者の終末期医療の特徴. これからの老年学 (井口昭久編), 名古屋大学出版会, 2000, pp302-5.
10) American Geriatrics Society : Feeding Tubes in Advanced Dementia Position Statement. 2013 May. http://www.americangeriatrics.org/files/documents/feeding.tubes.advanced.dementia.pdf
11) 日本老年医学会. 高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」. 日本老年医学会雑誌 2012 ; 49 : 381-6.
12) 日本老年医学会. 高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン-人工的水分・栄養補給の導入を中心として. 2012. http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/jgs_ahn_gl_2012.pdf
13) 会田薫子. 患者の意思を尊重した医療およびケアとは-意思決定能力を見据えて. 日本老年医学会雑誌 2013 ; 50 : 487-90.
14) 清水哲郎. 生物学的 <生命> と物語られる <生> -医療現場から. 哲学 2002 ; 53 : 1-14.
15) 会田薫子. 胃ろうの適応と臨床倫理-一人ひとりの最善を探る意思決定のために. 日本老年医学会雑誌 2012 ; 49 : 130-9.
16) 清水哲郎. 臨床倫理エッセンシャルズ. 東京大学大学院人文社会系研究科死生学・応用倫理センター上廣講座臨床倫理プロジェクト, 2012.
17) 厚生労働省. 人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン. 2007. http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000078981.pdf
18) 清水哲郎, 会田薫子 : 高齢者ケアと人工栄養を考える-本人・家族のための意思決定プロセスノート. 医学と看護社, 2013.
P.85 掲載の参考文献
1) 本間昭. 認知症ケアの視点. 認知症ケア標準テキスト改訂・認知症ケアの実際 I : 総論 (株) ワールドプラニング, 2009, p3.
2) 認知症の人と家族の会ホームページ http://www.alzheimer.or.jp/
3) 朝田隆. 施設の事例で学ぶ認知症のある人の生活障害へのアプローチ. 高齢者安心安全ケア 実践と記録 2015 ; 12 (3) : 32.
4) 六角僚子. 認知症ケアの考え方と技術. 東京, 医学書院, 2005, p30-3.
5) Christine Boden, 桧垣陽子訳. 私は誰になっていくの? クリエイツかもがわ 2003, p75.
6) 牧野史子. ケアラーを支えるために. 老年精神医学雑誌 2014 ; 第25巻 : p975-83.
P.97 掲載の参考文献
6) Eriksen JL, Sagi SA, Smith TE, et al. NSAIDs and enantiomers of flurbiprofen target γ-secretase and lower A β42 in vivo. J Clin Invest 2003 ; 112 (3) : 440-9.

(III) 主な認知症の診断と治療

P.113 掲載の参考文献
2) Albert MS, DeKosky ST, Dickson D, et al. The diagnosis of mild cognitive impairment due to Alzheimer's disease : Recommendations from the National Institute on Aging and Alzheimer's Association workgroups on diagnostic guidelines for Alzheimer's disease. Alzheimer's Dement 2011 ; 7 (3) : 270-9.
4) DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル, 医学書院, 2014, 596.
7) 朝田隆. 厚生労働科学研究費補助金 (認知症対策総合研究事業) 都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応. 平成23~24年度総合研究報告書, 2013.
10) 齊藤祐子, 村山繁雄. 病理学的観点からの軽度認知機能障害. Modern Physician 2006 ; 26 (12) : 1889-92.
21) 本間昭, 福沢一吉, 塚田良雄, 他. Alzheimer's Disease Assessment Scale (ADAS) 日本版の作成. 老年精神医学雑誌 1992 ; 3 (6) : 647-55.
22) 認知症疾患治療ガイドライン作成合同委員会. 日本神経学会 (監修), 認知症疾患治療ガイドライン 2010, 医学書院, 2010.
P.131 掲載の参考文献
4) 認知症疾患治療ガイドライン作成合同委員会. 認知症疾患治療ガイドライン 2010, 医学書院, 東京, 2010.
5) American Psychiatric Association日本精神神経学会 (日本語版用語監修) : DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル.
7) 日本神経学会 "認知症疾患治療ガイドライン" 作成合同委員会. 認知症疾患治療ガイドライン 2010 コンパクト版 2012, 医学書院, 東京, 2012.
8) 認知症, 特にBPSDへの適切な薬物使用に関するガイドライン作成に関する研究班. かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン. www.mhlw.go.jp/file.jsp?id=130724
P.139 掲載の参考文献
1) 田北昌史. 最近の認知症治療薬の薬理と臨床 1. 「アリセプト」について. 東京心のクリニック増刊号, 一般社団法人東京精神神経科診療所協会, 東京, 2013, 18-22.
2) 田北昌史. 認知症の原因となる, あるいは認知症を増悪させる薬剤は? j med No.11 いきなり名医! 日常診療で診る・見守る認知症, 日本医事新報社, 東京, 2010 ; 83-6.
3) 繁田雅弘. ドネペジル (アリセプト(R)) は "興奮" させる薬剤か? CLINICIAN, エーザイ (株), 東京, 2012 ; 608 : 382-5.
4) 川畑信也. 病歴ではアルツハイマー型認知症を考えるのですが, HDS-Rでは好成績を示す患者さんがいます. どう診断したらよいでしょうか? 治療特別編集 認知症でお困りですか? 南山堂, 東京, 2013 ; 16-8.
5) 浦上克哉. かかりつけ医・非専門医が通常の外来でアルツハイマー型認知症を診断する際の診療のコツを教えて下さい. 治療特別編集 認知症でお困りですか? 南山堂, 東京, 2013 ; 2-6.
P.147 掲載の参考文献
P.155 掲載の参考文献
1) 日本薬剤師研修センター新薬承認情報集 (1999)
10) 馬場康彦. アルツハイマー病に対するガランタミンの臨床効果. Geriatric Medicine 2012 ; 50 (3) : 339-42.
P.161 掲載の参考文献
P.173 掲載の参考文献
1) 朝田隆 : 都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応. 厚生労働科学研究費補助金認知症対策総合研究事業 平成23-24年度総合研究報告書. 2013.
3) 高橋晶, 水上勝義, 朝田隆. レビー小体型認知症 (DLB) の前駆症状, 初期症状. 老年精神医学雑誌 2011 ; 22 (増刊I) : 60-4.
12) 水上勝義. 老年期うつ病. 認知症の最新医療 2011 ; 1 (3) : 106-11.
19) 水上勝義, 畑中公孝, 田中芳郎, 朝田隆. 精神症状や行動障害に抑肝散が効果的であったアルツハイマー型認知症の5例. 日本東洋医学雑誌 2006 ; 57 : 655-60.
20) 水上勝義, 畑中公孝, 田中芳郎, 朝田隆. 認知症にみられる周辺症状に対する抑肝散の効果について-17自験例の検討から-. 漢方医学 2009 ; 33 (3) : 419-22.
P.190 掲載の参考文献
1) Corelick PB, Scuteri A, Black SE, et al. American Heart Association Stroke Council. Council on Epidemiology and Prevention. Council on Cardiovascular Nursing. Council on Cardiovascular Radiology and Intervention. And Council on Cardiovascular Surgery and Anesthesia : Vascular contributions to cognitive impairment and dementia : a statement for healthcare professionals from American Heart Association/American Stroke Association. Stroke 2011 ; 42 : 2672-713.
23) Maki T, Okamoto Y, Carare RO, et al. Phosphodiesterase III inhibitor promotes drainage of cerebrovascular β-amyloid. Ann Clin Transl Neurol 2014 ; 1 : 519-33.
26) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編, 日本高血圧学会監修. 第6章 臓器障害を合併する高血圧 POINT6a 脳血管障害. 高血圧治療ガイドライン 2014, ライフサイエンス出版, 東京, 2014, p58-63.
27) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編, 日本高血圧学会監修. 第9章 認知症. 高血圧治療ガイドライン 2014, ライフサイエンス出版, 東京, 2014, p97.
29) 小川彰, 出江伸一, 鈴木則宏, 他. 日本脳卒中学会脳卒中ガイドライン委員会編. 脳卒中治療ガイドライン 2015, 協和企画, 東京, 2015.
P.204 掲載の参考文献
4) Rascovsky K, et al. Sensitivity of revised diagnostic criteria for the behavioural variant of frontotemporal dementia. Brain 2011 ; 134 : 2456-77.
5) 尾籠晃司, 飯田仁志. 前頭側頭型認知症FTD (bvFTD) の新たな国際診断基準と問題点. Dementia Japan 2015 ; 29 : 131-8.
P.217 掲載の参考文献
1) Cushing H. Studies in Intracranial physiology & surgery : the third circulation, the Hypophysis, the Gliomas : the Cameron prize lectures delivered at the University of Edinburgh, October 19-22, 1925. Oxford, 1926.
6) 日本正常圧水頭症学会 特発性正常圧水頭症診療ガイドライン作成委員会. 特発性正常圧水頭症診療ガイドライン 第2版 メディカルレビュー社, 2011.
P.227 掲載の参考文献
1) 認知症疾患治療ガイドライン 2010. 第1章. 認知症の定義, 概要, 経過, 疫学. p1-7.
5) 認知症疾患治療ガイドライン 2010. 第9章 進行性核上性麻痺. p330-6.
8) 認知症疾患治療ガイドライン 2010. 第10章 大脳皮質基底核変性症. p337-43.
9) 渡邉美穂子, 目黒謙一, 他. 呼吸リハビリテーションを施行した慢性閉塞性肺疾患患者における高次脳機能障害の検討 その頻度と特徴について. リハビリテーション医学 2001 ; 38 : 374-81.
10) 石垣征一郎, 四郎丸-杉本あずさ, 他. 特集 NCSE (非痙攣性てんかん重積状態) 高齢発症てんかんと認知症の関連. BRAIN AND NERVE : 神経研究の進歩 2015 ; 67 : 563-8.
11) プリオン病および遅発性感染症に関する調査研究班. プリオン病診療ガイドライン 2014.

(IV) 社会資源の活用

P.239 掲載の参考文献
1) さいたま市. 平成27年度版 さいたま市の介護保険. 東京法規出版, 2015.
2) さいたま市. 安心生活のためのシニアサポートセンター (地域包括支援センター). 現代健康出版, 2015.
3) 厚生労働省ホームページ http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/nintei/gaiyo3.html
4) さいたま市高齢者介護サービスのご案内

最近チェックした商品履歴

Loading...