原発性アルドステロン症(PA)は,米国内分泌学会,日本高血圧学会,日本内分泌学会のガイドラインでは,スクリーニング対象や方法,判定基準,実施検査の組み合わせなどガイドライン間に差が認められたり,施設ごとの実施の実態については必ずしも標準化されていない現状があった.そこで,本書ではPAに関する専門家を集めた検討委員会により,エビデンスに基づいて,PAの診断・治療における重要なクリニカルクエスチョンをあげ,アンサーとしてコンセンサスをまとめた.高血圧の日常診療において,PAを疑い,PAの適切な診察・治療を行う際にぜひ活用いただきたい1冊.