認知臨床心理学の父 ジョージ・ケリーを読む

出版社: 北大路書房
著者:
発行日: 2017-02-20
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784762829567
書籍・雑誌
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商品紹介

精神分析と行動主義が心理学で隆盛を極めた1950年代,G.A.ケリーは,認知・感情・行動を分割せずに統合的にとらえる枠組みを提唱した。認知に焦点を当てた各種の心理療法のほか,パーソナリティ心理学,ナラティヴ心理学などに強い影響を与えた彼の理論とは何か? その誕生と展開を丹念に辿り,現代的な意義を示す。

目次

  • 認知臨床心理学の父 ジョージ・ケリーを読む

    ―目次―

    第1部 ジョージ・ケリーの人生
     第1章 ケリーの遍歴
      第1節 多次元的な人物
      第2節 証拠や証言とその解釈
      第3節 幼少期の生活と教育
      第4節 大学時代
      第5節 大学院時代
      第6節 教員時代
      第7節 人と業績
     第2章 ケリーの複雑さ
      第1節 ケリーと社会的相互作用
      第2節 ケリー自身の理論から見たケリー

    第2部 理論への貢献
     第3章 心理学の理論
      第1節 パーソナル・コンストラクト心理学の哲学
      第2節 全体としての人間
      第3節 明確な人間モデル
      第4節 能動的存在としての人間
      第5節 動機づけという概念の放棄
      第6節 弁証法の強調
      第7節 予期的な行動
      第8節 最小限の価値観
      第9節 リフレクシヴな理論
      まとめ
     第4章 心理療法の理論
      第1節 医学モデルに対するオルタナティヴ
      第2節 「診断」の性質
      第3節 臨床的コンストラクトの下位システム
      第4節 心理療法のプロセスと変化の性質
      第5節 セラピストに求められるスキル
      第6節 クライエントとの関係性
      第7節 心理療法の目標
      第8節 個人史の位置づけ
      第9節 文化的視点から見た価値
      第10節 抵抗の性質
      第11節 カウンセリングと心理療法との区別
      まとめ

    第3部 方法への貢献
     第5章 心理測定法
      第1節 仕事のツールを作る自由
      第2節 心理測定学の束縛の打破
      第3節 個人にとっての意味の測定:レパートリー・グリッド
      第4節 数字を用いないアセスメント
     第6章 心理療法の技法
      第1節 治療プロセスを補助する方法
      第2節 再構築のプロセスを補助する方法
      第3節 特定の行動へのアプローチ
      まとめ

    第4部 ジョージ・ケリーの評価と影響力
     第7章 批判と反論
      第1節 論争点
      第2節 パーソナル・コンストラクト理論の有用性
      第3節 情動と感情へのアプローチ
      第4節 パーソナル・コンストラクト理論は認知理論か?
      第5節 社会の役割
      第6節 子どもの発達
      第7節 パーソナル・コンストラクト理論と構成主義
      まとめ
     第8章 ケリーが与えた影響
      第1節 個人としての影響
      第2節 科学界におけるケリーの理論と哲学
      第3節 心理療法のアプローチへの影響
      第4節 心理療法の実践への影響
      第5節 方法と実践の発展
      第6節 特定の心理的問題への応用
      まとめ

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