認知症―本人と家族の生活基盤を固める多職種連携
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目次
- 認知症―本人と家族の生活基盤を固める多職種連携
―目次―
●第1章 多職種連携の課題
認知症と診断された人のこれからの人生について
初期の診断と支援を、本人を主体とした医療やケアに
どうつなげるか
医療と福祉のサービスをつなげて「その人らしい」生活を
支えてゆく
在宅での暮らしに最も近いところで、認知症という
病の進行をとらえる
認知症ステージの理解がその人の生活を見据える土台になる
変動する症状に伴う生活のしづらさを理解し、
本人と家族の暮らしを整える
「最期への希望」を家族はいつからどのように考えていけば
よいのか
個別の健康課題を地域全体の健康課題へ、という視点
●第2章 疾患別典型10事例〜時系列チャート
「疾患別典型10事例?時系列チャート」の活用法
case 01 女性・70代/レビー小体型認知症
(家族の熱心な介護/緩和ケアとの連携/在宅での看取り/
終末期における家族の貢献)
case 02 女性・50代/アルツハイマー型認知症(若年性)
(どこまで一人暮らしが可能か/チームケアの充実と
家族の希薄な危機感)
case 03 女性・70代/アルツハイマー型認知症
(一人暮らしで病識がない/家族の協力が得られない/
破綻寸前の在宅生活)
case 04 女性・80代/アルツハイマー型認知症
(入院から開始したサポート/初期集中支援の重要性/
かかりつけ医と専門医の好連携)
case 05 男性・60代/意味性認知症(若年性)
(社会的迷惑行為/疾患に対する家族の理解不足と偏見/
セルフケア促進の困難)
case 06 男性・60代/脳血管性認知症(若年性)
(ゆっくりとした進行/診断の変更/夫婦関係の不和/
ソフトネグレクト)
case 07 男性・60代/アルツハイマー型認知症
(若年性・膀胱がん)
(なぜBPSDが悪化しないのか/家族の協力で断酒/
作業療法グループと家族会)
case 08 男性・80代/レビー小体型認知症
(家族への暴力/在宅ケアの限界/認知症専門病院の役割/
小規模多機能施設の活用)
case 09 男性・70代/アルツハイマー型認知症
(激しいBPSDによる家族の疲弊/主治医の悪い態度/
外来看護の重要性)
case 10 女性・90代/疾患未鑑別
(接骨院への依存とサービス拒否/インフォーマルサポートを
めぐる課題)
●第3章 多職種カンファレンスの進め方
連携をさらに強化する:多職種カンファレンスの活用方法
発症後の合同カンファレンス:
認知症疾患医療センターでの診断後のフォローとチーム形成
サービス担当者会議:
チームでの支援が回り始めたらどうフォローするか
地域ケア会議:円滑な多職種連携にとって大切なこと
〈認知症をもつ人の家族のことば〉
専門医療機関への入院は、家族の関係を取り戻す時間
認知症ケアの軌跡と、家族介護者を支えたもの