癌化学療法時のEmergency

出版社: 先端医学社
著者:
発行日: 1998-09-30
分野: 臨床医学:一般  >  癌/腫瘍一般
ISBN: 9784915892684
電子書籍版: 1998-09-30 (第1版第1刷)
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2,200 円(税込)

商品紹介

抗癌剤副作用の発生機序、頻度、程度など多角的に論じ、さらに具体的な対応策を提示。
抗癌剤は抗癌作用に副作用が伴う諸刃の剣といわれる。本書は抗癌剤治療における緊急時の薬物有害反応対策のポイントをわかりやすく解説し、さらに迅速かつ適切な対応ができるよう実践的な対応策を詳述。癌診療に携わるすべての医療従事者必携の書。

目次

  • 表紙
  • 執筆者一覧
  • 目次
  • I 癌化学療法の応用-総論-
  • はじめに
  • <1> 癌化学療法の臨床応用
  • 1. 進行癌に対する癌化学療法
  • 2. 局所治療後におこなうアジュバント化学療法
  • 3. 術前化学療法(導入化学療法)
  • 4. 局所化学療法
  • <2> 癌化学療法の毒性の評価
  • 1. 有害事象(adverse event : AE)
  • 2. 薬物有害反応(adverse drug reaction : ADR)
  • 3. AE/ADRの報告
  • おわりに
  • II 癌化学療法の適応
  • はじめに
  • <1> 癌化学療法の目的とその応用
  • <2> 癌化学療法の適応
  • 1. 手術あるいは化学療法かの適応の決定
  • 2. 癌の残存・再発・進行癌に対する化学療法の適応
  • 3. 化学療法により"腫瘍縮小効果がみられなかった症例"に対する化学療法の適応の決定
  • おわりに
  • III 抗癌剤投与の実際
  • はじめに
  • <1> 抗癌剤全身投与の注意点
  • 1. 経静脈投与での注意点, 静脈の選択
  • 2. 抗癌剤投与スケジュールと投与量の確認
  • 3. 過敏症対策
  • 4. 抗癌剤血管外漏出対策
  • <2> 抗癌剤局所投与の注意点
  • 1. 腹腔内投与の注意
  • 2. 胸腔内投与の注意
  • 3. 髄腔内投与の注意
  • <3> 抗癌剤治療の準備と医療者側の暴露
  • おわりに
  • IV 緊急時の薬物有害反応対策のポイント
  • 1. 誤投与の対応
  • はじめに
  • <1> 投与経路の間違い
  • 1. 誤って皮下注筋肉内投与された場合
  • 2. そのほかの投与経路
  • <2> 過量投与の場合
  • 1. 解毒薬投与
  • 2. 薬剤の体外への排泄
  • 3. 各薬物有害反応に対する支持療法
  • おわりに
  • 2. 皮膚およびアナフィラキシー症状出現時の対応
  • はじめに
  • <1> 皮膚症状の発現と対応
  • 1. 局所静脈炎, 抗癌剤漏出性皮膚炎
  • 2. 蕁麻疹
  • 3. 薬疹性紅斑
  • 4. 疼痛性肢端紅斑症
  • 5. 掻痒性皮膚炎
  • <2> アナフィラキシー症状の出現とその対応
  • <3> 過敏反応に注意すべき抗癌剤
  • おわりに
  • 3. 循環系障害の対応
  • はじめに
  • <1> 急性心不全
  • 1. 急性心不全を起こす抗癌剤
  • 2. 抗癌剤による急性心不全への対応
  • 3. ケース・スタディ : PBSCT併用, 抗癌剤大量投与後に急性心不全を起こした例
  • <2> 抗癌剤による不整脈
  • 1. 不整脈を誘発しやすい抗癌剤
  • 2. 不整脈の治療
  • おわりに
  • 4. 肺障害の対応
  • はじめに
  • <1> 抗癌剤による肺毒性
  • <2> 抗癌剤による肺障害の診断
  • <3> 抗癌剤による肺障害の治療
  • おわりに
  • 5-1. 消化器系障害の対応(その1)
  • はじめに
  • <1> 急性悪心・嘔吐の対策
  • 1. 抗癌剤による悪心・嘔吐の分類
  • 2. 悪心・嘔吐の発現機序
  • 3. 悪心・嘔吐の強い抗癌剤
  • 4. 急性悪心・嘔吐の対策
  • <2> 急性下痢の対策
  • 1. フルオロウラシル系抗癌剤による下痢
  • 2. 急性下痢に対する対応
  • 3. イリノテカンの下痢について
  • 4. イリノテカンの下痢対策
  • 5. 半夏瀉心湯の予防投与
  • おわりに
  • 5-2. 消化器系障害の対応(その2)
  • はじめに
  • <1> 腸閉塞
  • 1. 原因薬剤ならびに頻度
  • 2. 治療および対処
  • <2> 消化管出血
  • 1. 上部消化管出血
  • 2. 下部消化管出血
  • <3> 膵炎
  • 1. 原因薬剤ならびに頻度
  • 2. 治療および対処
  • おわりに
  • 6. 肝不全の対応
  • はじめに
  • <1> 薬剤性肝障害
  • 1. ダカルバジン
  • 2. plicamycin
  • 3. L-アスパラギナーゼ
  • <2> 肝不全
  • <3> 肝不全の一般的治療
  • 1. 肝性脳症の対策
  • 2. 肝臓の庇護と肝細胞再生の対策
  • 3. 低血糖および栄養補給の対策
  • 4. 脳浮腫の対策
  • 5. 呼吸不全の対策
  • 6. 低血圧の対策
  • 7. 腎不全の対策
  • 8. 血液凝固障害の対策
  • 9. 感染症の対策
  • 10. 胃粘膜障害の対策
  • 11. コルチコステロイド薬
  • <4> 人工肝補助療法
  • 1. 血漿交換
  • 2. 血漿濾過透析
  • <5> 肝移植
  • おわりに
  • 7. 腎障害の対応
  • はじめに
  • <1> 腎障害の危険因子
  • 1. 全身状態の不良
  • 2. 腎機能低下
  • 3. 腎毒性のある薬剤の併用
  • <2> 腎機能の評価
  • 1. 全身状態の把握
  • 2. 生化学検査
  • 3. 形態学的検査
  • <3> 腎障害の種類
  • 1. 薬剤の特異的毒性
  • 2. 腫瘍融解症候群
  • <4> 急性腎不全の治療
  • 1. 乏尿期
  • 2. 利尿期
  • 3. 腫瘍融解症候群
  • <5> 腎機能障害に対する予防と治療
  • 1. シスプラチン
  • 2. メトトレキサート
  • おわりに
  • 8. 骨髄抑制の対応
  • はじめに
  • <1> 白血球・好中球減少
  • 1. 抗生物質の投与(empiric therapy)
  • 2. サイトカインの使用
  • <2> 血小板減少
  • <3> 赤血球減少(貧血)
  • おわりに
  • 9. 精神症状および神経障害の対応
  • はじめに
  • <1> 神経障害に対する対策
  • <2> 抗癌剤の薬物有害反応対策
  • 1. メトトレキサート
  • 2. フルオロウラシルおよびその誘導体カルモフール, テガフール
  • 3. シタラビン
  • 4. アルキル化薬
  • 5. 植物アルカロイド
  • 6. 抗癌性抗生物質
  • 7. そのほか
  • 8. タキサン類
  • 9. L-アスパラギナーゼ
  • 10. 免疫強化薬
  • おわりに
  • 10. 低Na血症(SIADHを含む)および電解質異常
  • はじめに
  • <1> 低Na血症(SIADHを含む)
  • 1. 生理
  • 2. 低Na血症の診断
  • 3. 臨床症状
  • 4. 治療
  • <2> 血清Mgの異常
  • 1. Mg代謝
  • 2. 癌患者における低Mg血症の原因
  • 3. 臨床症状
  • 4. 検査の異常
  • 5. 治療
  • おわりに
  • 11. 骨髄移植など大量化学療法時における薬物有害反応対策の対応
  • はじめに
  • <1> 出血性膀胱炎
  • 1. 症状
  • 2. 予防
  • 3. 治療
  • <2> Veno-occlusive disease
  • 1. 臨床症状
  • 2. 予防
  • 3. 治療
  • おわりに
  • 12. 真菌性眼内炎
  • はじめに
  • <1> 真菌性眼内炎の病態
  • <2> 真菌性眼内炎発症の頻度
  • <3> 臨床診断
  • <4> 血清学的診断法
  • <5> 細菌学的診断
  • <6> 治療
  • 1. 薬物療法
  • 2. 手術療法
  • <7> 症例呈示
  • おわりに
  • 索引
  • 奥付

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