外科系医師のための 手術に役立つ臨床研究

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2017-11-15
分野: 臨床医学:外科  >  外科学一般
ISBN: 9784260032599
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商品紹介

外科領域の臨床研究には、内科とは違う特有の難しさがある。しかし、体系的に方法論を学ぶことで、若手外科医でも“手術に役立つ”質の高い臨床研究ができる。本書は、これから臨床研究、学会発表、論文執筆を行うすべての若手外科系医師に向け、研究計画の立て方からトップジャーナルに通用する論文の書き方まで、臨床研究の基本と実際を具体的にわかりやすく解説。本書を読めば、きっとあなたも臨床研究がしたくなる!

目次

  • 序章 外科医が臨床研究を始める前に
     1 臨床研究とは何か,じっくり考えてみよう
     2 外科医は臨床研究を診療に取り入れているか?
     3 研究テーマは自分で決める
     4 外科系臨床研究の種類
     5 外科領域のトップジャーナルとその動向
     6 本書の進め方

    第1章 計画編 1 臨床研究計画書を書く 作成上の要点と注意点
     1 臨床研究計画書の作成は必須である
     2 研究の背景・目的を書く
     3 研究の対象者を決定する

    第2章 計画編 2 研究仮説とデザインを書く
     1 学会発表の研究デザインは明確か?
     2 介入の割り付け方法を記述する
     3 研究デザインを記述する
     4 探索的研究から仮説検証型の研究へ
     5 「前向き研究」と「後ろ向き研究」とは何か

    第3章 計画編 3 調査項目とアウトカムを書く
     1 調査項目の数と研究にかかるコストは比例する
     2 調査項目を決定するために
     3 研究計画書に調査項目を書く
     4 デザインの設計によりバイアスを予防する
     5 エンドポイントの記載
     6 例数(サンプルサイズ)設計とその根拠を書く

    第4章 実行編 1 臨床研究を論文にする
     1 論文投稿までの道のり
     2 Introductionを書く-Introductionは完璧な論理を追求しよう
     3 Patients and Methodを書く
     4 Resultsを書く-苦手な統計解析に踏み込む
     5 Discussionを書く
     6 投稿後・reviewerとの闘い
     7 revise原稿を書く

    第5章 実行編 2 ランダム化比較試験の功績・観察研究の利点
     1 臨床研究の叡智
        -プラセボコントロール・ダブルブラインド・ランダム化比較試験
     2 CAST studyの衝撃
     3 外科領域の臨床試験におけるランダム化とダブルブラインド
     4 外科領域の臨床試験にプラセボコントロールは必要か
     5 ブラインドと情報バイアスのコントロール
     6 見直される観察研究
     7 内的妥当性と外的妥当性
     8 RCTの実施要件と外科医の倫理を再考する
     9 RCTの利点・観察研究の利点のまとめ

    第6章 実行編 3 忙しい若手外科医のための時間の作り方・モチベーションの保ち方
     1 研究とは孤独との戦いであることを自覚し,覚悟を決める
     2 平日の業務を休む
     3 データシート作成に時間をかけない
     4 研究資金を獲得する,できなければ自腹を切る
     5 正確なデータを得るためには業務を変えなければならない
     6 メンターをみつける

    第7章 終章 研究倫理・不正について
     1 HTA(health technology assessment)とは
     2 研究倫理と不正行為
     3 なぜ外科関連の研究にはspinが多いのか
     4 医学研究指針の改正と個人情報を取り巻く現

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