ひきこもりの心理支援

出版社: 金剛出版
著者:
発行日: 2017-11-30
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784772415958
書籍・雑誌
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3,740 円(税込)

商品紹介

近年の「ひきこもり」問題は複合し,錯綜している。同じ当事者でも,場や関係により,その姿は一様ではなく,心のありようも微妙に変化し続ける。そうした当事者に,支援者は視点を移動させたり,関係者との連携の中でさまざまな情報を総合しながら考え,取り組むことが必要である。 相談室での一対一の面接方法にこだわるのではなく,支援者自身がいかにそこから自らを解放してものを考え,関わりのバリエーションをもつかが求められる。本書では,心理職として「ひきこもり」をどう理解し,アセスメントし,支援していくかを,予防・教育アプローチ,家族支援,コミュニティーワークなど援助技術各論を紹介し,課題も含めて詳述する。

目次

  • 第I部 ひきこもりについての理解
     第1章 ひきこもりの現状と支援における課題
     第2章 文化的時代的背景からひきこもりを考える
     第3章 ひきこもりの原因とメカニズム
     第4章 ひきこもりにつながる体験・環境

    第II部 各援助段階における臨床心理士の役割
         ―アセスメント,ファシリテートの実践―
     第1章 家族支援から当事者支援への結びつき
     第2章 就労および社会参加への継続支援と他機関連携
     第3章 支援のゴールと生き方志向への関わり
         ―「働く意味」を超えた「生きる意味」の追求

    第III部 長期支援の課題とその対応
     第1章 生活維持と経済的問題
     第2章 親なき後を見据えた支援

    第IV部 援助技術各論
     第1章 予防・教育的アプローチ
     第2章 家族支援
     第3章 認知行動療法を応用した支援
     第4章 ひきこもり家族グループの実際
     第5章 コミュニティワーク(ネットワーキングを含む)

    第V部 ひきこもり支援における心理職の課題

    第VI部 資料:ひきこもり支援に関わる諸機関

書評

★★★<群盲、象を評す>か・・。

投稿者名:san sato【投稿日:2017/12/25】

 二度読んでかなり落胆か、これは私論の寄せ集めではないか。それが、この問題の多岐多様性と云えば、それも然りである。分担執筆者の合同勉強会が必要だったのでは・・・。  幅広い専門集団(≒100名)による『斎藤万比古ガイドライン』の3年に及ぶ検討過程をつぶさに見てきた我々の認識レベルから見れば、物足りない限りである。但し、近藤直司先生の章はデータに基ずく論理性がり、説得力がある。

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