看取り方と看取られ方

出版社: 国書刊行会
著者:
発行日: 2018-01-25
分野: 医学一般  >  医療社会学
ISBN: 9784336062413
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商品紹介

日本では、少子化・高齢化に加えて、人びとの貧困化・孤独化が進行している。国は、「地域包括ケアシステム」を各自治体に構築させているが、現在の社会保障を続けている限り、悲惨な敗戦が待っている。守るべきものは何か、捨てるべきものは何か。答えは、人びとの中にしかない。『医療崩壊』の著者が、業界を代表する論客21人と共に問う。

目次

  • はじめに

    第一章 地域包括ケアの理論と背景
     地域包括ケアの歴史的必然性
     人口の変化と社会保障
     社会保障の方向転換
     介護保険制度の設計思想
     官民役割分担の原則
     地域持続の雇用戦略─三つの転換で交差点型社会を
     首都圏の医療・介護の近未来
     財政難の中での寄付の役割─共感と資金を集める

    第二章 地域包括ケアの戦略
     地域包括ケアの戦略─合理性に基づく標準化
     地域包括ケアと情報ネットワーク

    第三章 急性期病院からの退院がその後の方向を決める
     急性期病院からの退院─成否を決める三要素
     急性期病院からの退院─あなたの望みがかなうとは限らない
     胃ろうはなぜ社会問題になったか
     あなたは人生の最期をどう生きたいですか
      ─もしもを考え、話し合い、理解し合うためのアドバンス・ケア・プランニング

    第四章 在宅医療の歴史と実情
     在宅医療の歴史─看取りの変化
     在宅医療の役割分担─医師はどの程度役に立つのか
     医者の出す薬は効くのか─多剤併用の弊害
     医療・介護の提供量が少なくなると、老い方、死に方はどう変わるのか

    第五章 介護する側の負担
     看取りまでの期間は三種類
     家族介護の負担とその後
     メタボ検診よりも虐待検診を
     辞めていく介護職
     介護職の給与の背景となる経済学的環境─増額は可能か

    第六章 認知症は難しい
     認知症高齢者の住む「意味の世界」
     認知症グループホームが抱える課題
     認知症に対する多職種チームによる訪問支援

    第七章 社会的包摂
     孤独死は減らせるのか
     地域での集団による見守りの試み

    第八章 貧困と健康
     非正規労働者と社会保険
     子どもの貧困
     社会経済的要因による健康格差
     無料低額診療規定
     無料低額診療の実際

    第九章 生活を支える
     生活支援
     有償ワンストップ相談
     財産管理の規格化の必要性
     看護学生寮併設高齢者向け住宅─フローレンスガーデンハイツ

    第十章 死生観と孤独
     広井良典と中江兆民
     子規の最期の日々
    「おくりびと」にみる孤独
     国民国家とコミュニティ

    あとがきに代えて─過去の生活困難期を振り返る

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