目次
- はじめに ―永久に返事の来ない手紙
I
明治の女性たちの生き方
祖母の教えと知恵の伝承
ある家族の形がもたらした高齢者の病院死
II
あの日以来の野蒜の空に祈る
亡き進との対話
亡夫の闘病が問ういのちの実感
対談/辰巳芳子(料理研究家)
いのちの手ごたえ ―料理と看護の手からこころへ
III
凛として生き抜いた看護の大先達(一)
凛として生き抜いた看護の大先達(二)
自分らしく生き逝きたい高齢者の権利に敏感でありたい ―ある老健施設で感じたこと
ともに学び暮らした友の無念
尊厳ある生を全うする選択の自由
対談 /田畑正久(医師)、龍谷大学大学院実践真宗学研究家教授
死の瞬間まで人間らしく
看護と宗教 ―協働の可能性を探る
おわりに ―戦後72年の盆に思うこと