こころの科学 No.198 2018年3月号
目次
- 特集 現場から考える愛着障害
巻頭に——三角食べとバスの行き先
特別企画
現場から考える愛着障害
▼愛着理論・研究の現在
アタッチメント理論における基点と現代的展開
愛着研究の現状と課題——ルーマニア研究の課題をふまえて
アタッチメントの臨床診断とフォーミュレーションの意義
——反応性アタッチメント障害を中心に
マルトリートメントを受けた子どもの生物学的研究
——臨床応用の可能性とレジリエンスのための支援
精神科臨床においてアタッチメントを考える——児童期から成人期まで
▼それぞれの現場から
親子の愛着形成を促す保健師活動——虐待予防の観点から
周産期から新生児期の愛着形成の支援
発達障害とアタッチメント
精神科クリニックにおける親子支援——精神科母子デイケアでの取り組みを中心に
乳児院における愛着理論の実践
児童養護施設における愛着の問題への取り組み——「愛着をつなぐ」という観点から
児童心理治療施設における愛着障害への治療的アプローチ
——世代間トラウマを治療する試み
児童思春期精神科病棟における治療とアタッチメント
児童相談所におけるアタッチメント形成不全治療の可能性
■論説
精神科医からみた公認心理師の課題
■追悼
風祭 元先生を偲ぶ
■連載
絲的ココロエ(11)こころがすさむ依存のしくみ（1）
現場を変えるいじめの科学(18)保護者支援のデザインと方法
臨床に活きるトラウマインフォームド・ケア(2)時を超えるトラウマ
症状をもつ力(3)家に帰りたい
支援者支援学(10)支援者家族の支援とは
イニシエーションとしての病(6)身体の科学
■ほんとの対話
ヴァスデヴィ・レディ、松沢哲郎、下條信輔『発達心理学の新しいパラダイム』
蒲生裕司『よくわかるギャンブル障害』
リチャード・レイヤード、デイヴィッド・M・クラーク『心理療法がひらく未来』
野村れいか 編著『病院で働く心理職』
■こころの現場から
喪失の痛み（児童養護施設）
悲しみのあとさき（グリーフケア）
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