周産期・新生児ステロイドを使いこなそう!

出版社: 金芳堂
著者:
発行日: 2018-04-10
分野: 臨床医学:内科  >  周産期(新生児)
ISBN: 9784765317504
電子書籍版: 2018-04-10 (第1版第1刷)
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商品紹介

ステロイドの使用にためらう医療者は多い.しかし,周産期領域においてステロイドは小児の発達,呼吸,循環など様々な面において多種多様に関わっており,ステロイドをうまく使いこなすことが,児の救命・予後に直結するといっても過言ではない.本書には,「ステロイドのことをもっと深く理解したい」と新生児内分泌に取り組んできた著者が,「ステロイドをうまく使いこなしてほしい」と,これまでの豊富な経験から自身の持つ知識や情報をふんだんに盛り込んだ.また取り上げた領域は胎児期~出生後に渡っており,新生児科医はもちろん,産科医をはじめとした周産期医療に携わるすべての人々に役立つ1冊となっている.

目次

  • 表紙
  • 序文
  • 目次
  • 序章 副腎皮質ホルモン
  • 1. 副腎皮質ホルモンとは ?
  • Column 1 ステロイドとは ?
  • 2. 副腎皮質ホルモン産生の調節機構
  • Column 2 胎盤
  • 1章 ストレスホルモンとしてのコルチゾール
  • 1. ストレス時になぜコルチゾールが必要なのか ?
  • Column 3 PTSDと副腎不全
  • 2. MR : GRバランス仮説
  • Column 4 デキサメタゾン使用中のMR : GRバランス
  • 2章 胎児~早産児のステロイド産生
  • 1. 胎児期の副腎皮質ホルモン産生の発達過程
  • Column 5 DHEAとは何か ?
  • Column 6 DHEASとDHEA
  • 2. 先天性副腎過形成症 ( 21ヒドロキシラーゼ欠損症 )
  • Column 7 CAHに対する胎児治療
  • 3. 胎児期のHPA axisの発達過程
  • Column 8 胎児副腎のコルチゾール・DHEA産生の切り替え
  • 4. 早産児のコルチゾール産生能
  • Column 9 早産児でマス・スクリーニングの副腎過形成偽陽性が多い理由
  • 5. 早産児の生後早期の血中コルチゾール濃度が高いことの意義は ?
  • Column 10 高コルチゾール血症がもたらす胎児の成長障害・臓器障害について
  • 6. 早産児の発達障害とニューロステロイド ( neurosteroid ) の関わり
  • Column 11 脳がステロイドを作る !
  • Column 12 GABA受容体を介する作用について
  • 3章 胎児副腎の発達
  • 1. 胎児副腎の解剖学的発達
  • 2. 副腎皮質発生の遺伝子制御
  • 3. 胎児副腎の発達におけるACTHの働き
  • 4. 生殖内分泌系の胎児期の発達
  • Column 13 胎児期に十分量の性ホルモンを産生できたにも関わらず, 乳児期以降, 思春期まで性ホルモンの産生が抑制されるのはなぜ ?
  • 5. 副腎と性腺の発生の関わり
  • 4章 出生前ステロイド
  • 1. 出生前後のステロイドの役割
  • Column 14 動脈管の再開通と副腎不全の関わり
  • 2. 出生前ステロイドと児のHPA axis
  • Column 15 Antenatal steroid反復の功罪
  • 3. 出生前ステロイドがストレス応答に及ぼす影響
  • 5章 ステロイド療法~その功罪~
  • 1. コルチゾールの働きとステロイド療法の功罪
  • Column 16 ストレス下における好酸球増多は副腎不全を疑う重要なサインの1つである !
  • Column 17 ステロイドによる免疫抑制
  • Column 18 低血糖に対するステロイド投与
  • Column 19 晩期循環不全におけるステロイドの作用点
  • Column 20 ステロイド薬による尿中Ca排泄促進について
  • Column 21 ステロイドによる副甲状腺ホルモン分泌促進の機序
  • 2. 早産児に対するステロイド投与は脳性麻痺のリスクを高める
  • 3. 本当にステロイド療法は発達予後を悪化させるのか ?
  • 6章 ステロイド療法におけるピットホール
  • 1. ステロイド薬の種類と特徴
  • Column 22 ステロイドの構造と活性の関係
  • 2. ハイドロコーチゾンかデキサメタゾンか ? その選択の決め手は ?
  • Column 23 CLD児の予後とデキサメタゾン投与
  • 3. HDC生理的補充量とは ?
  • 4. HDC投与後の血中濃度
  • 5. 疾患別ステロイド投与量の比較
  • 6. ショックに対するステロイド療法
  • 7. ハイドロコーチゾン ( HDC ) 静脈内投与を経口投与に切り替える際の注意
  • 8. ステロイドの代謝における他剤との相互作用
  • Column 24 重症慢性肺疾患のリスクの高い児に対する鎮静・抗痙攣薬
  • Column 25 CYP ( チトクローム酵素 P450 : Cytochrome P450 )
  • Column 26 薬物代謝酵素活性による個別化医療
  • 9. コルチゾールの代謝に及ぼすホルモンの影響
  • 10. コルチゾールの代謝に影響を与える因子
  • Column 27 新生児の薬物動態の特徴
  • 11. ステロイド療法によるHPA axisの抑制
  • 12. ステロイドの昇圧作用・カテコラミン増強作用
  • 13. 吸入ステロイド
  • Column 28 吸入ステロイドの効果について
  • 14. HPA axisの評価方法とその解釈
  • Column 29 コルチゾール値の単位
  • 7章 コルチゾールの日内変動
  • 1. コルチゾールの日内リズム
  • 8章 妊娠中の母体ストレス
  • 1. 母体のストレスが児に及ぼす影響
  • Column 30 動物におけるストレス実験とNICU
  • 2. ワーズワースとステロイド・プライミング仮説
  • Column 31 DNAのメチル化
  • 9章 相対的副腎不全
  • 1. 副腎不全の臨床症状・検査所見
  • Column 32 副腎不全 ( グルココルチコイド不足 ) に対するハイドロコーチゾンの補充量 ( 維持量 )
  • 2. 成人における相対的副腎不全
  • 3. 相対的副腎不全による病態 ( 晩期循環不全 )
  • 4. 相対的副腎不全による病態 ( 慢性肺疾患 )
  • Column 33 HDCによるCLD予防
  • 5. 相対的副腎不全の診断
  • 6. 早産児の相対的副腎不全の診断基準
  • 10章 痛みの評価
  • 1. 唾液コルチゾールの意義
  • Column 34 クッシング症候群の診断と唾液コルチゾール
  • Column 35 唾液で測定できるコルチゾール以外のストレスマーカー
  • 2. 痛みの評価
  • 3. NICUにおける処置のストレス
  • Column 36 早産児の脳は痛みを感知しているのか ?
  • 11章 出生後のHPA axis
  • 1. 出生後の血中コルチゾール濃度の変遷 ( 正期産児の場合 )
  • 2. 出生後の血中コルチゾール濃度の変遷 ( 早産児の場合 )
  • 3. HPA axisとメタボリックシンドローム
  • Column 37 胎児期の高コルチゾール血症が2型糖尿病のリスクを高める機序
  • 12章 FGR ( 胎児発育遅延 ) 児の副腎機能
  • 1. 子宮内発育遅延と副腎皮質機能の関わり
  • 13章 新生児期に副腎不全を呈する疾患
  • 1. 新生児期の下垂体機能低下症の診断
  • 2. Sept - Optic Dysplasia ( 中隔視神経形成異常症 )
  • 3. 先天性副腎過形成症 ( CAH )
  • Column 38 先天性副腎過形成症 ( CAH ) の治療のガイドライン ( 2014年度版 ) に記載されているハイドロコーチゾン投与量
  • Column 39 副腎過形成で皮膚が黒い ( = 色素沈着を受ける ) 機序
  • Column 40 先天性副腎過形成症 ( CAH ) のマス・スクリーニング偽陽性
  • 4. 先天性副腎低形成症
  • 5. MIRAGE症候群
  • 14章 アルドステロン
  • 1. 新生児におけるアルドステロン抵抗性について
  • Column 41 RAA系の活性化と心血管系疾患
  • 2. 胎児期のレニン・アンギオテンシン・アルドステロン ( RAA ) 系の意義
  • 3. 進化の過程におけるアルドステロンの重要性
  • 15章 グルココルチコイド受容体
  • 1. グルココルチコイド受容体の遺伝子多型
  • 2. グルココルチコイド受容体α・β
  • 16章 副腎髄質
  • Column 42 アドレナリンか ? エピネフリンか ?
  • 17章 早産児に対するステロイド療法 ( 実践編 )
  • 索引
  • 奥付

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この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

1章 ストレスホルモンとしてのコルチゾール

P.15 掲載の参考文献
P.16 掲載の参考文献

2章 胎児~早産児のステロイド産生

P.20 掲載の参考文献
1. Liggins GC, et al. A controlled trial of antepartum glucocorticoid treatment for prevention of the respiratory distress syndrome in premature infant. Pediatrics 1972 ; 50 : 515-525.
P.27 掲載の参考文献
P.29 掲載の参考文献
P.34 掲載の参考文献
1. Peak DS, et al. Metyrapone alleviates deleterious effects of maternal food restriction on lung development and growth of rat offspring. Reprod Sci 2015 ; 22 : 207-222.
P.36 掲載の参考文献

3章 胎児副腎の発達

P.39 掲載の参考文献
1. 河井昌彦. 新生児医学. 金芳堂, 2015, pp55.
2. 田島敏広. 内分泌臓器の発生と発育. 新生児内分泌研究会編著, 新生児内分泌ハンドブック改訂2版. メディカ出版, 2014, pp2-13.
3. 藤本十四秋ら. 発生学. 金芳堂, 2010, pp110.
P.40 掲載の参考文献
1. 田島敏広. 内分泌臓器の発生と発育. 新生児内分泌研究会 (編著) : 新生児内分泌ハンドブック改訂第2版. メディカ出版, 2014, pp2-13.
P.41 掲載の参考文献
P.44 掲載の参考文献
1. 河井昌彦. 新生児医学. 金芳堂, 2015, pp50-53.
P.45 掲載の参考文献
1. 秦野修. ステロイドホルモン産生組織の形態形成 : 副腎と生殖腺が共に由来する共通原基の同定. 日本比較内分泌学会ニュース Vol. 23 (1997), No. 86, pp6-12.

4章 出生前ステロイド

P.48 掲載の参考文献
P.51 掲載の参考文献
1. Liggins GC, et al. A controlled trial of antepartum glucocorticoid treatment for prevention of the respiratory distress syndrome in premature infant. Pediatrics 1972 ; 50 : 515-525.
2. 日本産婦人科学会/日本産婦人科医会. 産婦人科診療ガイドライン産科編. 2014, pp134-138.
3. Roberta D, et al. Antenatal corticosteroids for accelerating fetal lung maturation for women at risk of preterm birth. Cochrane Database Sys Rev 2006 ; 3 : CD004454 (Meta-analysis).
P.52 掲載の参考文献
P.54 掲載の参考文献

5章 ステロイド療法~その功罪~

P.61 掲載の参考文献
P.62 掲載の参考文献
P.66 掲載の参考文献
2. Haliday HL, et al. Early (< 8 days) postnatal corticosteroids for preventing chronic lung disease in preterm infants. Cochrane Database Syst Rev 2010 ; 20 : CD001146.
3. Haliday HL, et al. Early (> 7 days) postnatal corticosteroids for chronic lung disease in preterm infants. Cochrane Database Syst Rev 2009 ; 21 : CD001145.
14. van der Heide-Jalving M, et al. Short- and long-term effects of neonatal glucocorticoid therapy : is hydrocortisone an alternative to dexamethasone? Acta Paediatr 2003 ; 92 (7) : 827-835.

6章 ステロイド療法におけるピットホール

P.71 掲載の参考文献
P.73 掲載の参考文献
1. 横谷進ら編著. 専門医による新小児内分泌疾患の治療改訂第2版. 診断と治療社, 2017, pp114-169.
2. 日本小児内分泌学会. 小児内分泌学改訂第2版. 診断と治療社, 2016, pp361-421.
P.78 掲載の参考文献
P.79 掲載の参考文献
1. 桐野玲子. 全身投与ステロイド薬の薬剤間の対応量について. 鹿児島市医報 2009 ; 48 (3) : 16.
P.84 掲載の参考文献
P.86 掲載の参考文献
P.88 掲載の参考文献
P.91 掲載の参考文献
P.93 掲載の参考文献
P.94 掲載の参考文献
P.97 掲載の参考文献

7章 コルチゾールの日内変動

P.100 掲載の参考文献

8章 妊娠中の母体ストレス

P.104 掲載の参考文献
P.106 掲載の参考文献

9章 相対的副腎不全

P.110 掲載の参考文献
P.115 掲載の参考文献
P.118 掲載の参考文献
P.120 掲載の参考文献
P.122 掲載の参考文献

10章 痛みの評価

P.125 掲載の参考文献
P.128 掲載の参考文献
P.132 掲載の参考文献

11章 出生後のHPA axis

P.134 掲載の参考文献
P.136 掲載の参考文献
P.139 掲載の参考文献

12章 FGR ( 胎児発育遅延 ) 児の副腎機能

P.145 掲載の参考文献
1. Borzsonyi B, et al. Gene expression patterns of the 11β-hydroxysteroid dehydrogenase 2 enzyme in human placenta from inutrauterine growth restriction : the role of impaired feto-maternal glucocorticoid metabolism. Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol 2012 ; 161 : 12-17.
3. Nunez H, et al. Fetal undernutrition induces overexpression of CRH mRNA and CRH protein in hypothalamus and increases CRH and corticosterone in plasma during postnatal life in the cat. Neurosci Lett 2008 ; 448 : 115-119.
7. Demendi C, et al. Abnormal fetomaternal glucocorticoid metabolism in the background of premature delivery : placental expression patterns of 11β-hydroxysteroid dehydrogenase 2 gene. Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol 2012 ; 165 : 210-214.
9. Ibanez L, et al. Visceral adiposity without overweight in children born small for gestational age. J Clin Endoocrinol Metab 2008 ; 93 : 2079-2083.

13章 新生児期に副腎不全を呈する疾患

P.147 掲載の参考文献
1. 河井昌彦. イラストで見る診る学ぶ新生児内分泌. メディカ出版, 2011, pp155-160.
4. 三輪雅之ら. 胎児・新生児の下垂体機能. 新生児内分泌研究会編著, 新生児内分泌ハンドブック改訂2版. メディカ出版, 2014, pp22-32.
P.149 掲載の参考文献
P.155 掲載の参考文献
1. 日本小児内分泌学会 マス・スクリーニング委員会 日本マス・スクリーニング学会. 21-水酸化酵素欠損症の診断・治療のガイドライン2014年改訂版
P.156 掲載の参考文献
P.157 掲載の参考文献
P.159 掲載の参考文献
1. 難病情報センター. 先天性副腎低形成症. <http://www.nanbyou.or.jp/entry/3852>
4. Achermenn JC, et al. Phenotypic spectrum of mutations in DAX-1 and SF-1. Mol Cell Endocrinol 2001 ; 185 : 17-25.
5. 藤枝憲二. 先天性副腎低形成. 日本内科学会雑誌. 第97巻, 第4号, pp38-44, 平成20年4月10日.
P.160 掲載の参考文献
1. 長谷川奉延ら. MIRAGE症候群 : 副腎皮質機能低下症を含む多彩な症状で新生児期に発症する新規疾患概念確立と責任遺伝子同定. 日新生児成育医会誌 2015 ; 27 : 531.

14章 アルドステロン

P.162 掲載の参考文献
P.164 掲載の参考文献
1. 香美祥二. 腎臓レニン・アンジオテンシン系 (RAS) : 生命の環を支え, 脅かすもの. 日児腎誌 2013 ; 26 : 227-231.

15章 グルココルチコイド受容体

P.167 掲載の参考文献
P.168 掲載の参考文献

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