麻酔科で使う薬の疑問58

出版社: 文光堂
著者:
発行日: 2018-05-06
分野: 臨床医学:外科  >  麻酔科学/ペイン
ISBN: 9784830628467
電子書籍版: 2018-05-06 (第1版第1刷)
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商品紹介

研修医,若手麻酔科医が麻酔を学び,用いる上でつきあたる薬の疑問を集めたQ&A形式のガイドブック.「揮発性吸入麻酔薬はどうして効くか?」「プロポフォールが持続投与で使われる理由は?」といった作用機序にまつわる質問から,「揮発性麻酔薬と静脈麻酔薬はどのように使い分けるか?」「高齢者での薬物使用の注意点は?」といった臨床上の問いに至るまで幅広く解説した.平易な文章で説明されており,各項目の末尾には「まとめ」としてポイントが要約されているためわかりやすい.研修医,若手麻酔科医にとって必ず役に立つ一冊.

目次

  • I章 基礎編:作用機序はどうなっているの?
    Q1 揮発性吸入麻酔薬はどうして効くの?
    Q2 笑気の使用頻度が減ってきた原因は?
    [鎮静薬]
    Q3 超短時間作用型バルビツール酸系薬物はどうして覚めるの?
    Q4 プロポフォールが持続投与で使われる理由は?
    Q5 ベンゾジアゼピン系の特徴は?
    Q6 ケタミンは,ほかの鎮静薬とどこが違うの?
    Q7 デクスメデトミジンの適応は?
    [鎮痛薬]
    Q8 オピオイド受容体(μ,κ,δ受容体)の特徴は?
    Q9 非ステロイド系消炎鎮痛薬の良い点,悪い点は?
    Q10 アセトアミノフェン,非ステロイド系消炎鎮痛薬との違いは?
    [筋弛緩薬]
    Q11 脱分極性筋弛緩薬の作用部位は?
    Q12 非脱分極性筋弛緩薬の種類と特徴は?
    Q13 筋弛緩拮抗薬の作用機序は?
    Q14 筋弛緩薬のモニター法は?
    [心血管作動薬]
    Q15 α刺激薬とβ刺激薬の特徴は?
    Q16 ホスホジエステラーゼⅢ阻害薬の特徴は?
    [冠動脈拡張薬]
    Q17 硝酸薬はどのように冠動脈を拡張するの?
    Q18 ニコランジルは硝酸薬とどこが違うの?
    [降圧薬]
    Q19 カルシウム拮抗薬はどのようなカルシウムチャネルに作用するの?
    [抗不整脈薬]
    Q20 βブロッカーの適応は?
    Q21 降圧薬で使うカルシウム拮抗薬と抗不整脈薬として使うカルシウム拮抗薬はどこが
      違うの?
    Q22 アトロピンの作用機序と,適応は?
    Q23 局所麻酔薬の作用機序は?
    [輸液製剤]
    Q24 リンゲル液は,点滴後にどこに分布するの?
    Q25 代用血漿には,どのような種類があるの?
    [抗凝固薬・抗血小板薬]
    Q26 凝固系はどうなっているの?
    Q27 ワルファリンは凝固系のどこに効くの?
    Q28 Xa因子阻害薬の特徴は?
    Q29 アスピリンの作用の特徴と,適応は?

    II章 応用編:どのように使うの?
    Q30 肝機能障害時にどのように薬を使うの?
    Q31 腎機能障害時にどのように薬を使うの?
    Q32 吸入麻酔薬はどのように使い分けるの?
    Q33 揮発性麻酔薬と静脈麻酔薬はどのように使い分けるの?
    Q34 麻酔導入時の鎮静薬は,どのように使い分けるの?
    Q35 TIVA or VIMA,それぞれの利点は?
    Q36 局所麻酔時の鎮静はどのようにするの?
    Q37 硬膜外麻酔時の局所麻酔薬の使い分けは?
    Q38 TAPブロック時の局所麻酔薬の使い分けは?
    Q39 笑気を使用すべき状況は?
    Q40 フェンタニルとレミフェンタニル,使い分けは?
    Q41 筋弛緩薬の使い分けは?
    Q42 筋弛緩薬の効果はどのように評価するの?
    Q43 筋緊張性ジストロフィー患者での筋弛緩薬の使用は?
    Q44 重症筋無力症患者での筋弛緩薬の使用は?
    Q45 エフェドリン or ネオシネジン,どのように使い分けるの?
    Q46 人工心肺離脱時の循環作動薬に何を使用するのか?
    Q47 心臓血管外科手術の循環作動薬は,単剤 or 多剤併用?
    Q48 OPCAB 時に使用するのは,ネオシネジン or ノルアドレナリン?
    Q49 硝酸薬 or ニコランジル,どのように使い分けるの?
    Q50 周術期の抗凝固薬対策は?
    Q51 術後痛管理に何を使用すべきか?オピオイド鎮痛薬 or NSAIDs or アセトアミノフェン?
    Q52 オピオイド鎮痛薬とNSAIDs,アセトアミノフェンは併用すべきか
    Q53 硬膜外鎮痛による術後痛管理にオピオイド鎮痛薬を使用すべきか
    Q54 術中のアナフィラキシーショック,原因は何を考えるか?
    Q55 高齢者での薬物使用の注意点は?
    Q56 新生児での薬物使用の注意点は?
    Q57 幼児での薬物使用の注意点は?
    Q58 妊婦での薬物使用の注意点は?

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

I章 基礎編 : 作用機序はどうなっているの ?

P.3 掲載の参考文献
P.7 掲載の参考文献
P.13 掲載の参考文献
P.17 掲載の参考文献
1) 日本麻酔科学会 : ジアゼパム. 麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン改訂第3版, 408-10, 2016
2) 日本麻酔科学会 : ミダゾラム. 麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン改訂第3版, 442-4, 2016
P.20 掲載の参考文献
P.23 掲載の参考文献
P.27 掲載の参考文献
2) 南雅文 : ヒト型オピオイド受容体を用いた拮抗性鎮痛薬の薬効評価. 7回膜貫通型受容体研究の新展開-ポストゲノム時代の受容体研究のゆくえ. 別冊医学のあゆみ, 医歯薬出版, 206-7, 2001
P.31 掲載の参考文献
P.35 掲載の参考文献
P.38 掲載の参考文献
P.41 掲載の参考文献
P.46 掲載の参考文献
P.50 掲載の参考文献
P.54 掲載の参考文献
P.57 掲載の参考文献
P.60 掲載の参考文献
1) 齋藤宗靖 : ニトロール適正使用情報, エーザイ, 2010
3) Gori T, et al : Nitrate-induced toxicity and preconditioning : a rationale for reconsidering the use of these drugs. J Am Coll Cardiol, 22;52(4):251-4, 2008
P.62 掲載の参考文献
P.65 掲載の参考文献
P.69 掲載の参考文献
1) 井上博ほか : 循環器病の診断と治療に関するガイドライン (2012年度合同研究班報告), 心房細動治療 (薬物) ガイドライン (2013年改訂版)
2) 児玉逸雄ほか : 循環器病の診断と治療に関するガイドライン (2008年度合同研究班報告), 不整脈薬物治療に関するガイドライン (2009年改訂版)
3) 小出康弘ほか : 短時間作用型β遮断薬は周術期に何をもたらすか? 日臨麻会誌, 31:282-91, 2011
4) Sasano J : In rabbits, landiolol, a new ultra-short-acting, β-blocker, exerts a more potent negative chronotropic effect and less effect on blood pressure than esmolol. Can J Anaesth, 48:985-89, 2001
5) Wallace AW, et al : Association of the pattern of use of perioperative β-blockade and postoperative mortality. Anesthesiology, 113:794-805, 2010
P.73 掲載の参考文献
1) 阿部雅紀 : 循環器系薬剤のトレンド 2 カルシウム拮抗薬. 日大医学雑誌, 73:12-3, 2014
2) 中尾慎一ほか : 予期せぬ全身麻酔中の致死的不整脈 (ブルガダ症候群, QT延長症候群, 冠動脈攣縮) -不整脈の原因と治療法を知ろう! 日本臨床麻酔学会誌, 34:1-10, 2014
3) 井上博ほか : 心房細動治療 (薬物) ガイドライン (2013年改訂版). 循環器病の診断と治療に関するガイドライン (2012年度合同研究班報告)
4) 児玉逸雄ほか : 不整脈薬物治療に関するガイドライン (2009年改訂版). 循環器病の診断と治療に関するガイドライン (2008年度合同研究班報告)
P.77 掲載の参考文献
1) 小野克重 : 抗不整脈薬の分子標的と今後の展望-古くて新しい抗不整脈薬. 心電図, 33:121-8, 2013
3) 日本麻酔科学会編 : VIII 循環作動薬 アトロピン硫酸塩水和物. 麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン, 第3版, 190-3, 2009
P.81 掲載の参考文献
2) 日本循環器学会, 日本TDM学会 : 日本循環器学会/日本TDM学会合同ガイドライン (2013-2014年度合同研究班報告. 2015年版 循環器薬の薬物血中濃度モニタリングに関するガイドライン
3) 日本麻酔科学会 : 局所麻酔薬中毒への対応プラクティカルガイド (2017年6月制定), 2017
P.86 掲載の参考文献
P.90 掲載の参考文献
P.94 掲載の参考文献
2) 尾崎司ほか : 凝固系の活性化機構と制御機構. 日本臨牀, 72:1206-11, 2014
3) 厚生労働省医薬・生活衛生局 : 血液製剤の使用指針, 2017
P.98 掲載の参考文献
1) エーザイ : ワーファリン インタビューフォーム, 2017
2) 日本循環器学会ほか : 循環器病の診断と治療に関するガイドライン (2008年度合同研究班報告). 循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法に関するガイドライン, 2009年改訂版, 2009
P.102 掲載の参考文献
1) De Caterina R, et al : New oral anticoagulants in atrial fibrillation and acute coronary syndromes : ESC Working Group on Thrombosis-Task Force on Anticoagulants in Heart Disease position paper. J Am Coll Cardiol, 59 : 1413-25, 2012
2) 日本循環器学会 : 心房細動治療 (薬物) ガイドライン (2013年改訂版), 2013
3) Levy JH, et al : Perioperative Management of the New Anticoagulants : Novel Drugs and Concepts. APSF Newsletter, 32:1-6, 2017
P.106 掲載の参考文献
1) 日本ペインクリニック学会・日本麻酔科学会・日本区域麻酔学会 : 抗血栓療法中の区域麻酔・神経ブロックガイドライン, 2016

II章 応用編 : どのように使うの ?

P.111 掲載の参考文献
P.115 掲載の参考文献
P.120 掲載の参考文献
P.124 掲載の参考文献
1) 川口昌彦ほか : 術中運動機能モニターを成功させるコツ. 日本臨床麻酔学会誌, 34:106-16, 2014
P.128 掲載の参考文献
P.132 掲載の参考文献
P.136 掲載の参考文献
P.139 掲載の参考文献
P.142 掲載の参考文献
P.146 掲載の参考文献
P.152 掲載の参考文献
P.156 掲載の参考文献
P.159 掲載の参考文献
P.162 掲載の参考文献
1) 古谷博和 : 筋強直性ジストロフィーの病態と治療への展望. 神経治療学, 21:511-9, 2004
3) 遠藤正宏ほか : 筋緊張性ジストロフィー症患者の胃全摘術の麻酔経験. 臨床麻酔, 22:1469-70, 1998
4) 茂木康一ほか : 遠位型筋ジストロフィ患者に対するスガマデクスの使用経験. 麻酔, 60:710-2, 2011
7) 齋藤那美恵ほか : 筋緊張性ジストロフィー患者におけるスガマデクスの使用経験. 臨床麻酔, 36:735-8, 2012
P.165 掲載の参考文献
P.172 掲載の参考文献
P.176 掲載の参考文献
P.180 掲載の参考文献
P.183 掲載の参考文献
P.187 掲載の参考文献
1) 日本ペインクリニック学会・日本麻酔科学会・日本区域麻酔学会合同抗血栓療法中の区域麻酔・神経ブロックガイドライン作成ワーキンググループ : 抗血栓療法中の区域麻酔・神経ブロックガイドライン (http://www.anesth.or.jp/guide/pdf/guideline_kouketsusen.pdf)
P.191 掲載の参考文献
1) 日本麻酔科学会 : II 鎮痛薬・拮抗薬, フェンタニルクエン酸塩. 医薬品ガイドライン, 第3版4訂, 63-65, 2017
P.196 掲載の参考文献
P.199 掲載の参考文献
3) 日本麻酔科学会 : II 鎮痛薬・拮抗薬, フェンタニルクエン酸塩. 医薬品ガイドライン, 第3版4訂, 41-85, 2017
4) 小幡典彦ほか : 術後硬膜外PCAの実際. 日本臨床麻酔学会誌, 30:879-91, 2010
P.203 掲載の参考文献
P.206 掲載の参考文献
P.211 掲載の参考文献
P.216 掲載の参考文献
P.220 掲載の参考文献
1) 日本産科婦人科学会, 日本産婦人科医会編・監 : 医薬品の妊娠中投与による胎児への影響について尋ねられたら? 産婦人科診療ガイドライン-産科編 2017, 日本産科婦人科学会, 2017
2) 松岡健太郎 : 産科医療における基礎知識. 伊藤真也ほか編, 薬物治療コンサルテーション 妊娠と授乳, 改訂2版, 南山堂, 2014
3) 植木隆介ほか : 周産期薬理学 : 麻酔薬の胎盤通過性を中心に. 奥富俊之ほか編, 周産期麻酔, 克誠堂出版, 2012

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