〈施設養護か里親制度か〉の対立軸を超えて

出版社: 明石書店
著者:
発行日: 2018-05-20
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784750346878
書籍・雑誌
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2,640 円(税込)

商品紹介

新しい社会的養育ビジョンとは何か。施設か里親制度かという二者択一的な議論をするのではなく、包括的な社会的養護のあり方を検討するための問題提起。子どもの最善の利益を保障するために実践者、研究者がしっかりと手を組み、現場から発信する。

目次

  • はじめに―いま、なぜ「新しい社会的養育ビジョン」なのか

    I部 社会的養護の事実・現実から出発を
     1 「新しい社会的養育ビジョン」をどう読むか
        ―提案の背景と考え方をめぐって 
     2 社会的養護の現実を踏まえた改革の課題
        ―児童養護問題の視点から 
     3 諸外国における里親制度の実態から考える
        ―社会的自立はどう保障されているか
     4 グループホーム実践から社会的養護の展望を探る
        ―児童養護で積み重ねてきた実践をつなぐ 
     5 戦後日本の児童養護施設の歩みと到達点
        ―児童福祉法制定から現在まで 
     6 戦後日本における里親制度のはじまり
        ―その発展と挫折 

    コラム 「新しい社会的養育ビジョン」を受けて
         ―児童養護施設を卒園した卒園生の声から

    II部 これからの社会的養護の発展のために
     7 いま発展させるべき子どもの権利とは何か
        ―「ビジョン」はいかなる権利保障をめざすのか
     8 児童相談所・一時保護改革で問われていることは何か
        ―子どもの現実と権利保障の視点から問う
     9 要支援家庭のための政策と実践を求めて
        ―地域を基盤にした支援策とは何か 
     10 児童養護施設における自立支援
        ―自立支援強化事業をはじめとする東京都の取り組みを中心に
     11 日本の児童養護が培ってきたものを土台とした方向性を提起する
        ―社会的養護のあり方検討の前提は妥当なのか

    まとめにかえて

    付録 児童養護施設等の大学等進学のための奨学金

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