SNSカウンセリング入門
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目次
- 序章 SNS相談を取り巻く状況
アカデミック・アドバイザーのコラム:LINE相談と変化のステージ
1 なぜSNS相談なのか?
1.若者のコミュニケーション形態の変化と悩み相談の現状
2.専門家の消極的な対応
3.SNS相談に向けられがちな批判や疑い
(1)文字とスタンプだけでは悩み相談はできないのでは?
(2)個人情報保護や秘密保持に問題があるのではないか?
(3)スタンプ連射のような相談にならないメッセージが押し寄せるのでは?
(4)相談が文字で残ることは負担ではないか?
(5)コミュニケーションの歪みがますますひどくなるのでは?
4.SNS相談のメリットとデメリット
(1)LINE相談のメリット
(2)LINE相談のデメリット
5.海外におけるSNS相談の動向
(1)アメリカにおけるSNS相談
(2)情報通信技術を利用した心理援助の効果の研究
6.LINE相談の実践経験から
(1)中高生のLINE相談へのニーズは非常に高い
(2)LINEでの相談は有効である
(3)LINEに適合したカウンセリングの技術が必要である
相談員のコラム1:相談初日に飛び込んできた子どもたちからの問い
2 LINE相談に寄せられる中高生の悩み:統計データから
1.相談の概要
2.相談活動の主な統計データ
(1)アクセス数
(2)対応数
(3)電話相談とLINE相談の相談件数の比較
(4)平均相談回数
(5)相談時間と吹き出し数
3.さらに詳しい統計データの考察
(1)男女比
(2)学年比
(3)相談時間内アクセス件数と対応件数の推移
(4)アクセス回数の分布(全体)
(5)相談回数の分布
(6)相談時間
(7)相談内容
4.まとめ
相談員のコラム2:LINE相談の経験から学んだこと
3 SNS相談にマッチした相談技術
1.SNS相談員に求められる前提条件
(1)SNS相談の社会的意義や可能性を理解し,コミットしていること
(2)SNSの特性を活かした新しい相談技術を発展させる意欲があること
(3)文章を理解する力と文章で表現する力があること
(4)その他の条件
2.SNS相談における相談員の基本姿勢
(1)対面の相談における基本姿勢:受動的傾聴
(2)SNS相談員に求められる基本姿勢:積極的関与
3.具体的な応答の技術
(1)共感的で支持的なメッセージをはっきり言葉で伝える
(2)感情の反射よりも,対話をリードする質問が有用
(3)情報提供・心理教育を積極的に行なう
(4)相談者の動機づけを高める
4.LINEの特性に対応したその他の応答上の工夫
(1)相談者のテンポと文章量に波長を合わせる
(2)応答の行き違いやタイムラグに対応する
(3)絵文字・スタンプの利用
5.まとめ
相談員のコラム3:重たい相談への対応の工夫
4 SNS相談の相談体制と実施手順
1.SNS相談の相談体制
(1)人的体制
(2)SNS相談のセッティングとIT環境
2.LINE相談の実施手順
(1)相談に先立つインフォームド・コンセント
(2)相談の始め方
(3)相談の流れ
(4)相談の終わり方
(5)緊急事態への対応
相談員のコラム4:SNSを相談ツールに
5 LINE相談の事例研究
1.事例の提示にあたって
2.架空事例(1):人間関係で悩む中学3年生女子
3.架空事例(2):家族関係で悩む高校2年生男子
4.架空事例(3):死にたいと訴える高校1年生女子
5.まとめ
相談員のコラム5:扉をたたく勇気に応えたい
6 まとめ:SNS相談の課題
1.今後に向けての展望
2.SNS相談の難しさ
3.今後の課題
(1)SNS相談に適した効果的な相談技術のさらなる研究
(2)SNS相談,電話相談,対面相談を円滑につなぐ相談体制のあり方の検討
(3)予防的・啓発的情報の発信についての研究
(4)オンライン教材を活用した相談についての研究
(5)コンピューターによる相談員のアシストに関する技術開発
相談員のコラム6:LINE相談室の中