恋と映画と遺伝子と
商品紹介
「臨牀と研究」の通称「赤ページ」に連載を始めて2年が経過した。この雑誌は何と大正13年11月創刊、戦時中も休刊はなく九十数年にわたって医学の情報を発信し続けていることになる。すごい雑誌だ。連載中はちょうど医学部長に就任した時期と重なり、多忙を極めたが、「臨牀と研究」の編集スタッフの激励を受けながらなんとか「完走」できたことはありがたいことだと感謝している。
目次
- 表紙
- はじめに
- 目次
- (1) 男の本能
- (2) 男の宿命
- (3) チャールズ・マンブール ( Charles Mambule ) のこと - 「ホテル・ルワンダ」
- (4) 解離性健忘
- (5) 25年目の弦楽四重奏 - パーキンソン病の治療
- (6) 父の背中
- (7) 天災は忘れたころにやってくる - 熊本震災
- (8) 「アルバート氏の人生」を通して考える性同一性障害
- (9) 「男と女」に教えられる男と女の違い
- (10) 「愛、アムール」にみる脳血管障害
- (11) 「ディア・ドクター」にみる贋医者考
- (12) 「アリスのままで」にみる遺伝子診断の重さ
- (13) 「ハドソン川の奇跡」 - 考える力
- (14) 「やわらかい手」を通して考える子供の難病
- (15) 「ベンジャミン・バトン - 数奇な人生」に学ぶ長寿について
- (16) 「グラン・トリノ」にみる男らしさの表現
- (17) 「アラバマ物語」にみるアメリカの心
- (18) 「アバター」 - 感染症と人類の進化
- (19) 「手紙」 - ヒトの攻撃性はどこから来るのか
- (20) 「舟を編む」を通して考える言葉の獲得と進化
- (21) 夫婦の絆、そして親子の絆 - 「3年目の納骨」
- (22) 「死ぬまでにしたい10のこと」にみる女心
- (23) 「フェイシズ」にみる顔の認識力
- (24) 「あなたになら言える秘密のこと」 - 遺伝性疾患
- (25) 「アポロ13」 - 当世大学事情
- (26) 「ありがとう、トニ・エルドマン」 - 父娘関係
- (27) 「さざなみ」 - 一夫一婦制
- (28) 「セッション」 - サディスト
- (29) 「海よりもまだ深く」 - 母親と息子の絆
- (30) 「湯を沸かすほどの熱い愛」 - 血のつながり
- 座談会 九州大学久保総長が聞く ! ! - 医学部運営の現状・課題と今後 -
- おわりに
- 著者紹介
- 奥付
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