行動変容を促すヘルス・コミュニケーション

出版社: 北大路書房
著者:
発行日: 2018-08-20
分野: 衛生・公衆衛生  >  予防/健康管理
ISBN: 9784762830341
書籍・雑誌
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3,960 円(税込)

商品紹介

健康行動を促すための情報提供を行う機会は種々あるが,実際に行動を変容させることは難しい。健康づくりや生活習慣病の予防のための行動実践に関し,どのように情報を提供すれば,知識が増え,態度が変わり,実践への意図を強化し,その結果,行動を増やせるか,さらに継続を促せるかについて様々な観点でまとめる。

目次

  • 1章 導入:効果的な教育テキストを作成するためのステップ 
      1.1  健康教育やヘルスプロモーションのための資料は
          根拠に基づき作成されているのか?
      1.2  本書の目的
      1.3  本書を読むにあたって
      1.4  デザイン過程と本書の構造

    2章 テキストを読みやすく設計する
      2.1  用紙のサイズと向きの選択
      2.2  テキストの間隔
      2.3  文字サイズと書体の選択
      2.4  サイズの問題
      2.5  結 論

    3章 理解しやすい資料を作る   
      3.1 「 理解」の基礎をなす認知的メカニズム
      3.2  理解しやすい資料を組み立てる
      3.3  グラフィックを理解する
      3.4  検証することがきわめて重要
      3.5  結 論

    4章 使いやすい資料を作る    
      4.1  ユーザビリティ(使いやすさ)
      4.2  注意の過程:トップダウンとボトムアップ
      4.3  ユーザビリティを高めるデザイン
      4.4  ユーザビリティの基準の適用方法:例
      4.5  ユーザビリティの検証方法
      4.6  結 論

    5章 グラフィックを効果的に使用する
      5.1  なぜグラフィックを用いるのか?
      5.2  ステージ1:グラフィックを使う目的は何か?
      5.3  ステージ2:グラフィック・スタイルを選ぶ
      5.4  ステージ3:グラフィックとテキストを統合する
      5.5  終わりに:グラフィックが妨げになっていないかを確認する

    6章 ヘルスプロモーション資料のために根拠に基づく内容を開発する
      6.1  根拠に基づく内容を明らかにする:
          コンドーム使用のヘルスプロモーション
      6.2  メッセージ内容の選定およびデザインのための有用モデル
      6.3  認知ターゲットにメッセージをマッチングさせる
      6.4  根拠に基づくコンドーム使用促進リーフレットの有効性を改善する
      6.5  結 論

    7章 変容メカニズムを行動変容技法にマッピングする:
       文書を用いて行動変容を促す体系的アプローチ
      7.1  計画づくり,誘発調査,および変容メカニズムを行動変容技法にマッピングする
      7.2  介入計画の試み
      7.3  単一の理論を用いた介入デザインを超えて
      7.4  先行要因,決定因,および変容メカニズムから行動変容技法へ
      7.5  行動変容技法リストの開発と使用
      7.6  計画の評価
      7.7  結 論

    8章 人々を脅してやらせる? 再考!   
      8.1  ヘルスプロモーション実践におけるフィア・アピール使用の現状
      8.2  フィア・アピールの人気は高い
      8.3  評価研究から導き出された根拠の質
      8.4  恐怖心を煽ることは行動変容につながるのか? 懸念される根拠
      8.5  恐怖心を煽るメッセージを受け入れさせるために何ができるのか?
          支持する結果
      8.6  フィア・アピールを理解する
      8.7  根拠に基づくフィア・アピールをデザインする
      8.8  意図と行動のギャップの橋渡しをする
      8.9  結 論

    9章 メッセージ・フレーミング   
      9.1  メッセージのフレーミングとプロスペクト理論
      9.2  健康関連行動の「危険性」の理解
      9.3 「 リスク認知」の概念を再評価する
      9.4  高いセルフエフィカシーの問題
      9.5  読み手,メッセージ,フレーミングの間の「フィット」を作る
      9.6  メッセージをどのようにフレームド化するのか:結論と提案

    10章 ヘルスプロモーション・メッセージのコンピュータ・テイラリング 
      10.1  個別にテイラー化されたメッセージの長所
      10.2  計画されたヘルスプロモーションの概要モデル
      10.3  一般的,ターゲット化,およびテイラー化されたヘルスプロモーション
      10.4  コンピュータ・テイラリングはどのように行えばよいのか?
      10.5  コンピュータ・テイラリングは有効なのか?
      10.6  なぜコンピュータ・テイラー化介入は効果的なのか?
      10.7  コンピュータ・テイラー化介入の将来
      10.8  結 論

    11章 結論と推奨   
      11.1  ひと口サイズの要約
      11.2  2 章の要約:テキストを読みやすく設計する
      11.3  3 章の要約:理解しやすい資料を作る
      11.4  4 章の要約:使いやすい資料を作る
      11.5  5 章の要約:グラフィックを効果的に使用する
      11.6  6 章の要約:ヘルスプロモーション資料のために
                 根拠に基づく内容を開発する
      11.7  7 章の要約:変容メカニズムを行動変容技法にマッピングする―
                 文書を用いて行動変容を促す体系的アプローチ
      11.8  8 章の要約:人々を脅してやらせる? 再考!
      11.9  9 章の要約:メッセージ・フレーミング
      11.10 10 章の要約:ヘルスプロモーション・メッセージの
                コンピュータ・テイラリング
      11.11 結 論

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