子どもの虐待とネグレクト 19巻3号

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2017-12-24
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784753340514
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商品紹介

本号では,増沢高編集委員の担当のもと,「支援を必要とする10代の子ども達」を特集させていただきました。特集論文記事の多くが,支援不在のままに、あるいは不十分な支援の結果として,健康的で自立的な生活とは程遠いところで漂泊する若者の姿と,こうした子どもたちに支援の手を届かせようと,強い無力感を抱きつつ苦闘する支援者の姿を浮かび上がらせてくれています。幼少期や子ども期の不十分な支援,あるいは支援の不在が,こうした10代の子どもたちの姿に繋がっているのだと,改めて痛感します。(編集後記より)

目次

  • 巻頭言
    在宅措置制度を構想できるか──「新しい社会的養育ビジョン」によせて──

    特集 支援を必要とする10代の子ども達
    特集にあたって
    ──幼少期からの虐待及びネグレクトへの不十分な支援と10 代の問題──
    逆境体験と10代の子ども達
    10代の要保護・要支援の子どもにおける性の問題
    10代の特定妊婦支援と課題
    漂流する10代の子ども達
    社会的養護のもとで巣立った子どもたちの自立と支援
    要保護・要支援児童の義務教育終了後の支援における課題
    ──シェルターと自立援助ホームの実践,法制度を踏まえて──

    ■〈連載〉各地の取り組みから学ぶ
    絵のチカラで子どもの応援を広げる「ぷるすあるは」の取り組み

    ■〈連載〉子ども虐待の「今」
    虐待の影響を受けた子どもとDVの影響を受けた子どもへの支援
    ──ある母子生活支援施設の取り組みから──

    ■〈連載〉映画にみる子ども虐待
    『わたしは,ダニエル・ブレイク』を通して“子どもの最善の利益”を考える

    ■事例研究
    ネグレクト事例への医療ソーシャルワーカーの支援の在り方についての一考察

    ■活動報告
    ER型(北米型)救急医療体制を有する大学附属病院における院内児童虐待防止委員会の活動報告
    サインズ・オブ・セーフティ・アプローチ──千葉県におけるトラジェクトリ実践の試み──

    ■ブックレビュー
    安藤藍著『里親であることの葛藤と対処』
    K・バックマン,他著/上鹿渡和宏,他監訳『フォスタリングチェンジ』
    奥山眞紀子,三村將編『情動とトラウマ』 
    青木豊,松本英夫編著『乳幼児精神保健の基礎と実践』

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