子どもの虐待とネグレクト 18巻1号

出版社: 岩崎学術出版社
著者:
発行日: 2016-05-26
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784753340460
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商品紹介

致死率が高く,診断の難しい「虐待による乳幼児頭部外傷(AHT)」は,その中核的病態として「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」を含み,いろいろな点で特有な課題を有するが予防可能な虐待でもある。揺さぶりの危険性の啓発や,多機関連携によって,まずは予防すること,さらに的確に診断し被害児を適切に保護が求められる。本誌ではAHT/SBSについて,その概念と歴史,診断と多機関連携の実態および医療者が法廷で果たす役割について,AHT/SBS対応に苦慮している児童相談所の現状,AHT/SBSの発症機序,疫学,SBS予防プログラム実践状況についてを報告する。

目次

  • ■巻頭言
    予防接種を受けましょう―子どもにむきあう若い医師,介護関係者に願う―

    ■特集 虐待による乳幼児頭部外傷(AHT)
    特集にあたって
    AHT/SBSの概念と歴史
    AHT/SBSの診断と多機関連携の実態および医療者が法廷で果たす役割
    AHT/SBS対応に苦慮している児童相談所の現状について
    SBSの発生機序とその外力の程度
    日本における揺さぶりの実態とリスク要因,予防に関するエビデンス
    神奈川県内の医療機関および行政における乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)予防教育の
     取り組みに関する実施状況調査結果

    ■〈新連載〉映画にみる子ども虐待
    子どもの権利への道:アンジェイ・ワイダの『コルチャック先生』
    ■〈連載〉子ども虐待の「今」
    回復は,和解のプロセスから―統合失調症の母と暮らした私の子ども時代を,
     当事者の目線と,児童精神科医の視点から考える―
    ■〈連載〉各地の取り組みから学ぶ
    こどもたちが健やかに育ちますように―チャイルドサポート 保健から福祉・教育へ―

    ■研究報告
    児童養護施設中高生の時間的展望と生活充実感
    児童養護施設における自立支援計画の全国実態調査―日常生活支援への適用に向けて―
    ■総  説
    わが国での虐待対応データベース構築の必要性とその運用:海外文献レビュー
    ■資  料
    肢体不自由児施設に入所している被虐待児の追跡調査
    医療型障害児入所施設における虐待を受けた子どもへの職員の対応行動とバーンアウトの関連
     ―施設勤務年数と研修会前後の検討―

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