障がいの重い子どもと係わり合う教育 

出版社: 明石書店
著者:
発行日: 2018-09-30
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784750347356
書籍・雑誌
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4,180 円(税込)

商品紹介

盲、聾、知的障害、肢体不自由等の重なりや、重度の自閉症など、障害の重い子どもの状態をどのように捉え、どのように係わるのが良いのだろうか。147事例の中から特に現代的意義のあるものを「行動の理解」「状況作り」「子どもの理解」「コミュニケーション」のテーマに基づき厳選した、日本の重度・重複障害児の教育実践研究として最高水準の、また特別支援教育の現場教員にとっても極めて有用な事例研究集。

目次

  • 第I部 行動の理解に視点をおいた事例研究
    行動の理解に視点をおくということ
     1 移動や遊びにおける手の使い方につまずきの見られる一盲幼児の養育指導
     2 ある弱視・難聴児の「見る」ことの変容について
       ―光・光沢から色・形態への関心を引き出すための試みを中心として
     3 運動障害を伴う重度・重複障害児の探索行動に関する観察指導経過
       ―指向・接近・操作行動を中心として
     4 動きは活発だがまとまりにかける一児童とのかかわりにまとまりをつくる試み
     5 情緒障害対象の院内学級にいる子どもの課題学習にみる動きとそのまとまり
       ―特に外界刺激の受容の高次化を中心に
     6 力ずくの対処を受けて閉じこもった人が外への動きに踏み出すまで
       ―力ずくの対処によっては生命活動の著しい縮小をきたすばかりであった人に対して
        生命活動の自己調整促進をたすけることを目ざした一実践研究の過程
     7 ある弱視ろう児の「視る力」を促す係わりについて
     8 ある特定の対象へのかかわりがみられた重度・重複障害幼児の観察指導経過
       ─課題学習を通してみた移動行動
     9 一重度・重複障害児の接近行動の発現と展開の経過
     10 視覚障害・運動機能障害・知的障害のある重複障害幼児の視覚活用を促す支援

    第II部 状況作りに視点をおいた事例研究
    状況作りに視点をおくということ
     11 積極的な営為としての「待つ」こと
     12 私とは勉強しないことに決めた先天的全盲児K君とのかかわりを通して
        遊びと学習について考える
     13 活動の組み立てと見通し
     14 施設で暮らす重度・重複障害幼児が生き生きと暮らすための援助
        ―施設に入所して2年が経過した女児の事例を通して
     15 わかる世界、わからない世界―ともやくんのひらがなを巡って
     16 Rett症候群を疑われている女児との対応における「状況作り」
     17 買い物における支払いの見通し
        ―その理解をたすけた教材の活用および具体的操作と具体性からの解放の経緯について
     18 重症心身障害児施設を訪問して係わりをもった事例―「指導の場」からの一考察
     19 「分かりあう」過程としての学習

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