自律神経が白血球(免疫系)を支配するという福田―安保理論をさらに進化させ、自律神経が人体すべてをコントロールし、血流・体温・代謝が崩れると病気になるという自律神経病理論を構築した日本自律神経病研究会。本書はその研究会所属の医師、歯科医師、鍼灸師が貴重な難病治療の成果とともに、「心のあり方で病気が治る」という「心・身」両面からの根本的な治療の姿を紹介しています。自然療法だけでスキルス性胃がんを克服した体験談など、アトピー、がん、脱毛症、うつ病などの幅広い治療実例がわかるだけでなく、研究会を長年指導した安保徹先生への追悼文も収載し、その偉業を振り返る内容にもなっています。