国民の栄養白書 2018年度版

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商品紹介

団塊の世代が後期高齢者人口のピークを迎える2025年に向けて、国は病院や施設から在宅へと医療・介護政策の軸足を移しつつある。今後、在宅高齢者が急増することになるが、その多くは低栄養やサルコペニア、糖尿病など様々な疾患を合併しており、誤嚥性肺炎や脳卒中、心不全など急性イベントの高リスク者であるとともに、糖尿病性腎症の高リスク者でもある。こうした病態の重症化を防ぐためには、適切な食事指導を実践することが不可欠である。そのためには、開業医や訪問看護師、訪問歯科医、コンビニ、調剤薬局など、地域の資源を活用しながら、継続できる食事療法を提案していく管理栄養士のマネジメントスキルが不可欠となる。本書はこうした地域における栄養ケアのマネジメントの取り組みについて「地域栄養経営」と定義し、その具体的なあり方について提唱していく。

目次

  • 巻頭特別対談
    都市型介護予防モデルの開発とメディカルウォークの可能性
    足で創る、口が拓く、寝たきり知らずな街づくり

    第1部 地域高齢者の現状と課題
     第1章 暮らしの保健室の取り組みと高齢者の生活
     第2章 「よりあい食堂かよう」がつなぐ高齢者の互助生活
     第3章 コンビニ弁当とカップ麺からの脱却
         ―都営愛宕団地のおむすびプロジェクト―
     第4章 孤食にさせない特養の挑戦―愛生苑の地域食事会―

    第2部 地域包括ケアシステムと栄養の制度改革
     第1章 2018年度ダブル改定がめざすもの
         ―経腸栄養のリスク管理と経口摂取のアウトカム―
     第2章 ダブル改定がめざす高齢者の幸せな生活
     第3章 早期生活復帰をめざす回復期リハの栄養管理
     第4章 低栄養の重症化を防ぐ
         ―途切れのない栄養管理に乗り出そう―

    第3部 地域再編へ動き出した専門職たい
     第1章 地域における食支援の意義と課題
     第2章 地域包括ケアシステムと連動する地域栄養ケアシステムの構築
     第3章 栄養ケア・ステーションの今後とその可能性

    第4部 地域栄養経営の実践
     第1章 病院型栄養ケア・ステーションにおける地域の取り組みについて
     第2章 在宅高齢者の経口摂取のサポートツール
         1)総論―在宅高齢者の経口摂取サポートの現状―
         2)ユニバーサルデザインフード編
         3)嚥下調整食学会分類2013編
         4)スマイルケア食編
     第3章 在宅での低栄養の評価と栄養指導のポイント

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