住み続けたい人が追い出されるってどういうこと? 借上復興住宅入居者の声を聞き、自治体の主張を整理。研究者、医師、弁護士との対話から、居住福祉、医療、健康、法律について考えます。1995年の阪神・淡路大震災後、被災自治体が直接建設し所有する住宅に加えて、URなど民間オーナーの住宅を借り上げ、被災者に復興住宅として提供した「借上復興住宅」。20年以上たった今、自治体はその入居者に退去を求めて提訴、入居時に期限があることを知らされていなかった入居者たちは困っています。『22歳が見た、聞いた、考えた「被災者ニーズ」と「居住の権利」』(2017)の著者が、さらに深く借上復興住宅問題に迫ります。