これまでのイメージを一新する,5人の専門家によるがん緩和医療の最新ガイド。がんの治療は痛くて当たり前」,「緩和医療は,がんを治す治療をあきらめて受けるもの」,そう思われた時代がありました。ところが今では,がんと診断されたらすぐに緩和医療や支持医療を受けることが当然になってきています。早いうちから緩和医療を行うことで,抗がん剤の副作用を軽くし,がんによる様々な症状を和らげる。するととても楽になり,QOLが上がって,うつや不安が減り,そして寿命にさえも影響することがあるのです。本書では,手術,抗がん剤,放射線治療に続く“第4の治療”ともよばれる緩和医療について,第一線で活躍する5人の専門家が,わかりやすく詳しく説明します。日本人の2人に1人ががんになる時代。恐れずにがんと向き合うために,私たち全員が知っておきたい知識が満載です。