摂食・嚥下障害の評価法と食事指導

出版社: 医歯薬出版
著者:
発行日: 2001-09-01
分野: 臨床医学:一般  >  栄養/食事/輸血
ISBN: 9784263441275
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商品紹介

高齢者の摂食・嚥下機能の低下・障害に対して,そのQOLを考慮した食事とはどうあるべきかを明らかにした.

目次

  • 摂食・嚥下障害の評価法と食事指導

    ― 目次 ―

    1章 摂食・嚥下障害者の評価法,調理・食事指導の現状と問題点
     1.はじめに
     2.本研究の目的
     3.現状と問題点
    2章 摂食・嚥下のメカニズム
     1.摂食・嚥下器官の構造
      1 口腔の構造
      2 鼻腔・咽頭・喉頭・食道の構造
      3 嚥下に関与する筋
     2.摂食・嚥下機能の生理
      1 おいしさを知る機構
      2 食べ物の取り込みと粉砕
      3 嚥下反射とその働き
      4 嚥下の神経機構
      5 嚥下に関連する運動(咀嚼・呼吸)
      6 加齢に伴う嚥下機能の変化
    3章 摂食・嚥下の機能障害とは
     1.成人期の摂食・嚥下障害(中途障害)とは
      1 原疾患と病態
      2 症状
      3 問題点
      4 介入のポイント
     2.高齢者の摂食・嚥下障害とは
      1 原疾患と病態
      2 症状と障害部位
      3 介入のポイント
    4章 摂食・嚥下障害をどう評価するか
     1.はじめに
      1 主訴・病歴
      2 身体所見
      3 機能評価
     2.反復唾液嚥下テスト(Repetitive Saliva Swallowing Test:RSST)
      1 嚥下機能スクリーニング法
      2 RSSTの方法
      3 RSSTの背景
      4 正常値
      5 RSSTとVF所見との関係
     3.嚥下造影(VF)
      1 VFの概要
      2 摂食・嚥下各期
      3 体の嚥下と固形物の嚥下
      4 VFの方法
      5 VF評価の要点
      6 VF評価の例
     4.超音波エコー(US)検査,フードテスト
      1 US検査の概要
      2 USの矢状断面の検査方法と評価法
      3 USの前額断面の検査方法と評価法
      4 フードテストの検査方法
      5 フードテストの結果と評価
     5.嚥下内視鏡検査,嚥下圧測定検査
      1 嚥下内視鏡検査
      2 嚥下圧測定検査
     6.評価内容とその活用
      1 各種評価の関係
      2 各種検査の選択・組み合わせと今後の展望
    5章 要介護高齢者の摂食能力と摂食状況・機能障害状況
     1.口腔内状態と摂食状況および食物内容・調理形態
      1 要介護高齢者の口腔内状態
      2 介護高齢者の摂食状況
      3 要介護高齢者の食物内容・調理形態の現状
     2.要介護高齢者の摂食・嚥下障害とその評価
      1 問診
      2 腔領域の評価
      3 口腔内状態の評価と機能不全との関連
      4 機能検査による評価
      5 食事環境の評価方法
      6 摂食姿勢の評価方法
     3.摂食能力が減退した高齢者への対応
      1 食事環境への対応
      2 食物内容・調理形態への対応
      3 口腔内への補助装置による対応
    6章 摂食・嚥下と温度ならびに味覚情報
     1.摂食・嚥下機能と口腔,咽喉頭領域の感覚
     2.摂食・嚥下機能と食品の温度
      1 温度感覚についての基礎的知識(解剖・生理・心理学)
      2 実験的研究
      3 具体的指針
      4 食品の持つ温度の役割
     3.摂食・嚥下機能と食品の味覚
      1 味覚についての基礎的知識(解剖・生理・心理学)
      2 実験的研究
      3 具体的指針
      4 食品の持つ味覚の役割
     4.どのような食品の温度と味覚が摂食・嚥下を円滑にするか
    7章 食物の物性は味わいにどう影響するのか
     1.はじめに
     2.食物の味わいと物性が飲み込み特性にどのように影響するのか
      1 食物の状態と物性のかかわり
      2 味わい(おいしさ)の評価
      3 おいしさが飲み込み特性にどのように影響するのか
     3.飲み込み特性に影響する食物の物性とは何か
      1 嚥下補助食品を用いた食物の飲み込み特性に影響する物性とは
      2 物性測定値に影響する測定条件とは
    8章 摂食・嚥下障害に対する栄養調理の対応
     1.嚥下食の考え方
     2.嚥下食の基本
      1 食事基準
      2 嚥下食の動的モデル
      3 嚥下造影用検査食
     3.嚥下食の調理法
      1 嚥下食の品質管理
      2 真空調理と嚥下食の保存
      3 HACCP対応レシピ
      4 在宅への食事サービス―在宅への食事サービスシステムづくりを
    9章 摂食・嚥下障害に対する評価と食事指導の実際
     1.導入期への対応
      1 考え方の基本
      2 チューブ例への対応開始
      3 チューブ例への食事開始
     2.入院患者に対する評価と調理,食事指導の実際(チームアプローチの実際)
      1 評価から訓練までの流れ
      2 摂食・嚥下訓練に用いる食物について
      3 栄養科のシステム
      4 チームアプローチの実践例
     3.在宅における摂食・嚥下障害への対応
      1 はじめに
      2 ベッドサイドの評価
      3 在宅チームとその役割
      4 実践例

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