リーズナブル 免疫生物学

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2019-03-20
分野: 基礎医学  >  免疫/血清
ISBN: 9784498106086
電子書籍版: 2019-03-20 (1版1刷)
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商品紹介

“現存する生物は、下等動物であれ、高等動物であれ、それぞれ解剖学的あるいは生理学的には完成品に近い”という著者の考えに基づき、単著でまとめられた免疫学の新たなテキストブック。著者がそう解釈する理由(reason)として多数の論文を引用し、免疫学の全容を初学者にもわかるよう平易に解説した。

目次

  • 表紙
  • 目次
  • まえがき
  • 基礎医学への道
  • 学問の世界はときに排他的
  • 素人の単純な疑問
  • マクロファージとの出会い
  • 実験結果から学ぶ
  • 一人で書く教科書
  • [1] 免疫生物学序論
  • 1-1 からだの基本的構造
  • 1-2 健康の維持
  • 1-3 自己と非自己
  • 1-4 どこで ?
  • 1-5 だれが ?
  • 1-6 どうした ?
  • 1-7 刑事事件にあって生体防御機構では知られていなかったこと
  • 1-8 自然免疫系細胞上のToll - like受容体
  • 1-9 肥満細胞
  • 1-10 なぜ好中球が一番先に炎症部位に行くのか ?
  • 1-11 リンパ球の感染症における役割
  • 1-12 免疫グロブリン ( 抗体 )
  • 1-13 限られた数の遺伝子から無数の抗体が産生される機構
  • [2] 免疫生物系の構成
  • 2-1 生物は何のために食べるのか ?
  • 2-2 微小循環
  • 2-3 血管とリンパ管
  • 2-4 血球細胞の種類と役割
  • 2-5 血球細胞が炎症部位へ浸潤する順序
  • 2-6 常在性マクロファージの役割
  • 2-7 多核白血球の役割
  • 2-8 浸潤性マクロファージの役割
  • 2-9 リンパ球の役割
  • 2-10 単球と肥満細胞の役割
  • 2-11 細胞の性質を調べる方法
  • 2-12 一次反応と二次反応
  • [3] B細胞免疫
  • 3-1 Edward Jenner
  • 3-2 二度なし免疫現象
  • 3-3 遺伝子の組換え
  • 3-4 抗原特異的抗体の産生機構
  • 3-5 抗体の種類
  • [4] T細胞免疫
  • 4-1 T細胞による自己 / 非自己の識別
  • 4-2 胸腺
  • 4-3 T細胞の正と負の選択
  • 4-4 T細胞受容体 ( TCR ) の構造
  • 4-5 Th1, Th2サイトカイン
  • 4-6 抗原提示細胞とT細胞
  • 4-7 胸腺からリンパ節へ
  • [5] 主要組織適合性抗原と移植免疫
  • 5-1 がんは治る
  • 5-2 主要組織適合性抗原の発見
  • 5-3 移植片拒絶
  • 5-4 ヌードマウスの発見
  • 5-5 T細胞が同種異系を識別し, 非自己を拒絶する
  • 5-6 キラーT細胞とヘルパーT細胞
  • 5-7 キラーT細胞ではなくヘルパーT細胞が移植片拒絶に必須
  • 5-8 移植片上の被認識分子
  • 5-9 MHCの拘束性
  • 5-10 MHCクラス1やクラス2上の抗原の性状
  • 5-11 下等動物も自己 / 非自己を識別し傷害
  • 5-12 骨髄移植
  • 5-13 胎児
  • 5-14 母親と代理母
  • 5-15 胎児混入細胞に対する寛容と拒絶
  • 5-16 胎盤の構造
  • 5-17 妊娠での不思議
  • [6] 自然免疫
  • 6-1 自然免疫担当細胞
  • 6-2 監視システム
  • 6-3 炎症と免疫に関与する細胞
  • 6-4 炎症・免疫と刑事事件
  • 6-5 血管の透過性の亢進
  • 6-6 白血球の遊走
  • 6-7 病原微生物
  • 6-8 液性免疫と細胞性免疫
  • 6-9 新しいリンパ球とその機能の発見
  • 6-10 リンパ球が炎症・免疫での主役に
  • 6-11 リンパ球による抗原の特異的認識
  • 6-12 マクロファージは非特異的貪食細胞
  • 6-13 自然免疫細胞による炎症・免疫反応
  • 6-14 ウイルス感染に対する生体防御
  • 6-15 マクロファージによる巨大陰性荷電分子やPSの認識
  • [7] マクロファージによる同種異系移植片拒絶
  • 7-1 同種異系細胞の拒絶
  • 7-2 同種異系移植片上のMHCクラス1分子を認識する受容体
  • 7-3 非自己MHCクラス1transgenicマウスの樹立
  • 7-4 MMR1, MMR2や両者のノックアウトマウスの樹立
  • [8] 獲得免疫
  • 8-1 獲得免疫の役割
  • 8-2 Edward Jennerの功績
  • 8-3 ワクチンの必要条件
  • 8-4 抗体の蛋白構造
  • 8-5 抗体遺伝子の構造
  • 8-6 B細胞による抗体の産生
  • [9] 腸管での免疫応答
  • 9-1 腸管の組織と機能
  • 9-2 腸内細菌
  • 9-3 腸の構造
  • [10] 母体と胎児
  • 10-1 胎児は同種異系
  • 10-2 血液型不適合による胎児の溶血性疾患
  • 10-3 血液型に対する自然抗体
  • 10-4 非自己白血球に対する寛容
  • 10-5 骨髄移植での寛容
  • [11] サイトカイン
  • 11-1 背景
  • 11-2 性状・機能
  • 11-3 種類
  • 11-4 基本的考え方
  • 11-5 火災報知機的サイトカイン
  • 11-6 以前に侵入した異物
  • 11-7 異物の侵入が初回である場合
  • 11-8 エフェクター細胞の活性化
  • 11-9 侵入現場のclean upと再侵入への備え
  • 11-10 サイトカインの意外な作用
  • 11-10-1. 毛周期とIFN - γ
  • 11-10-2. マウス毛包におけるメラニン色素形成と血流
  • 11-10-3. 創傷治癒におけるサイトカインの役割
  • 11-11 サイトカインレセプター
  • [12] ウイルス感染と免疫
  • 12-1 小さい病原体としてのウイルス
  • 12-2 ウイルスの単離
  • 12-3 ウイルスの可視化
  • 12-4 ウイルスの構造
  • 12-5 ウイルスの増殖
  • 12-6 ウイルスの細胞生物学的応用
  • 12-7 ウイルス感染
  • 12-8 ウイルスに対する生体防御
  • 12-9 ウイルスに対する細胞性免疫
  • 12-10 ワクチンと抗生物質の相違点
  • 12-11 ワクチンの種類
  • 12-12 ワクチンの副作用
  • 12-13 肝炎ウイルス
  • 12-14 ヒトをがんにするウイルス
  • 12-15 がん遺伝子 ( oncogene )
  • 12-16 ウイルスの応用
  • [13] プリオン
  • 13-1 狂牛病
  • 13-2 プリオン
  • [14] 過敏症
  • 14-1 過敏症という名称は正しいか ?
  • 14-2 アレルギーの分類
  • 14-2-1. 1型アレルギー
  • 14-2-2. 2型アレルギー
  • 14-2-3. 3型アレルギー
  • 14-2-4. 4型アレルギー
  • 14-3 アレルギー発症機構
  • 14-3-1. アレルゲンが初めて体内に侵入したとき
  • 14-3-2. アレルゲン特異的IgE抗体はいつできる ?
  • 14-3-3. 鼻粘膜下の所属リンパ節はどこか ?
  • 14-3-4. アレルゲン非特異的IgE抗体の産生はIL - 4依存性か ?
  • 14-3-5. 所属リンパ節細胞構成の経時的変化
  • 14-3-6. マクロファージとリンパ球がIL - 4とIgEを産生
  • 14-3-7. 大小2種類の細胞からなるリンパ節細胞
  • 14-3-8. 同じ抗原でIgEやIgGを産生する実験系の確立
  • 14-3-9. だれがIgEを作るかIgGを作るかを決めている ?
  • 14-3-10. マクロファージがIL - 4の産生量を決めている
  • 14-3-11. スギ花粉以外のアレルゲンに対する反応
  • 14-3-12. 非特異的IgE + B細胞のIgEは非特異的か ?
  • 14-3-13. 非特異的IgE + B細胞は, 花粉関連アレルゲン特異的IgE + B 細胞 ?
  • 14-3-14. 関連アレルゲン特異的IgE + B細胞の誘導と通年性花粉症
  • 14-3-15. アレルゲン特異的IgE + B 細胞とアレルゲンで特異的IgEを産生 ?
  • 14-4 アレルゲン特異的IgE抗体の産生機構
  • 14-4-1. 1回目のアレルゲンの侵入
  • 14-4-2. IgMからIgEへのクラススイッチはいつ起こるのか ?
  • 14-4-3. 1回のアレルゲン投与で特異的IgE抗体が産生されるのか ?
  • 14-4-4. アレルギーは, 発症と言うよりアレルゲンを排除する生理的反応 ?
  • 14-4-5. 抗原特異的IgA, IgE, IgGやIgM抗体の産生機構
  • 14-4-6. ある英語の教科書に書かれているplasmablastsとは ?
  • 14-4-7. B細胞研究者による最近の実験結果の変化
  • 14-5 アレルギーの治療
  • 14-5-1. 1型アレルギーの治療
  • 14-5-2. 2型アレルギーの治療
  • 14-5-3. 3型アレルギーの治療
  • 14-5-4. 4型アレルギーの治療
  • [15] がん免疫の基礎と臨床
  • 15-1 がんは自己細胞由来
  • 15-2 悪性腫瘍の種類
  • 15-3 上皮系細胞, 間質系細胞と血液細胞
  • 15-4 バリア
  • 15-5 悪性腫瘍の発生機序
  • 15-6 フィラデルフィアクロモゾーム
  • 15-7 がん遺伝子
  • 15-8 がん抑制遺伝子
  • 15-9 腫瘍細胞の性状
  • 15-10 慢性白血病と急性白血病
  • 15-11 白血病の症状
  • 15-12 急性白血病の分類と治療法の世界的統一 ( FAB分類 )
  • 15-13 その他の白血病
  • 15-13-1. Adult T cell leukemia ( ATL )
  • 15-13-2. 骨髄腫
  • 15-14 悪性リンパ腫
  • 15-15 腫瘍の臨床的問題点
  • 15-15-1. 外科的治療
  • 15-15-2. 化学療法
  • 15-15-3. 放射線療法
  • 15-15-4. 免疫療法
  • 15-16 新しい治療法としての免疫療法
  • 15-17 がん征圧への道
  • 15-17-1. がん特異抗原とエフェクター細胞
  • 15-17-2. がん研究の方向
  • 15-17-3. 同種同系と同種異系
  • 15-17-4. 移植部に浸潤する2種類の細胞傷害性細胞
  • 15-17-5. AIM - 1とAIM - 2
  • 15-17-6. AIM - 2誘導による移植がん細胞の拒絶
  • 15-17-7. H - 2d特異的CTLの標的細胞特異性
  • 15-17-8. 上皮系細胞と非上皮系細胞に対する傷害機構は同じか ?
  • 15-17-9. 皮内に移植された腫瘍細胞の増殖と拒絶
  • 15-17-10. 皮内で増殖する腫瘍細胞の制御
  • 15-17-11. 皮内に移植されたB16細胞と皮膚の免疫組織学的解析
  • 15-17-12. 皮内で一旦増殖し拒絶される腫瘍細胞の制御
  • 15-17-13. 皮内に移植されたMeth A細胞と皮膚の免疫組織学的解析
  • 15-18 がん征圧への総括
  • [16] 自己免疫疾患
  • 16-1 背景
  • 16-2 機序
  • 16-2-1. 先行因子
  • 16-2-2. 自己免疫反応誘導期
  • a. 中枢性トレランスの破綻
  • b. 末梢性トレランスの破綻
  • c. ある種の日本人HLAとの相関
  • d. B細胞のpolyclonalな活性化
  • e. 分子相同性
  • 16-2-3. 慢性炎症期
  • 16-2-4. 臓器破壊期
  • 16-3 基本的考え方
  • 16-3-1. エフェクター細胞
  • 16-3-2. 何が異常 ?
  • 16-3-3. 何が自己 / 非自己を識別しているか ?
  • 16-4 実験的自己免疫性ブドウ膜網膜炎
  • 16-4-1. 背景
  • 16-4-2. 未処理およびEAUマウスからのmono - dispersed網膜細胞のPercoll密度勾配遠心法による分離
  • 16-4-3. EAUによる網膜破壊の機序 ( in vivo )
  • 16-4-4. EAUによる網膜破壊の機序 ( in vitro )
  • 16-4-5. 自己免疫疾患制御への総括
  • [17] 生活習慣病
  • 文献
  • あとがき
  • 索引
  • 奥付

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