周産期心筋症診療の手引き

商品紹介

本書は,心疾患を指摘されていなかった妊産婦が突然心不全を発症する「周産期心筋症」をなるべく早期に診断・治療するため,日本産科婦人科学会、日本新心不全学会の評価,賛同のもと作成された.産期心筋症は本邦では稀な疾患だが,妊産婦の高齢化などの要因により,今後増加していく可能性がある.産婦の心不全症状の初診医の3/4を占める産科医・総合医にもその疾患概念を広く周知し,診療の質を向上させる一歩となる一冊.

目次

  • 第I章 序文

    第II章 診断基準

    第III章 疫学
     1.発症率
     2.日本における疫学
     3.発症率に関する先行研究の問題点

    第IV章 リスク因子
     SECTION 1 妊娠高血圧症候群
      1.定義と臨床分類について
      2.病態
      3.妊娠高血圧症候群と周産期心筋症
      4.周産期心筋症とsFlt-1
     SECTION 2 多胎
      1.疫学的要素
      2.生理的変化
      3.妊娠高血圧症候群
      4.切迫早産
      5.帝王切開分娩
     SECTION 3 切迫早産治療
     SECTION 4 高年妊娠
      1.出産年齢と周産期心筋症発症の関係
      2.出産年齢と周産期心筋症経過・予後との関係
      3.出産年齢の高齢化との関係

    第V章 病因
     SECTION 1 血管機能障害
      1.用語解説
      2.正常妊娠における血管内皮機能変化
      3.正常妊娠における血管機能の変化
      4.妊娠高血圧症候群における血管機能指標の変化
      5.妊娠高血圧腎症の女性における産後微小血管障害の病態とは
     SECTION 2 遺伝性心筋症
     SECTION 3 血管障害因子とそのほか
      1.血管障害因子説
      2.ウイルス性心筋炎説
      3.妊娠に対する異常な免疫反応説
      4.妊娠による心負荷への反応説

    第VI章 生理・画像検査
     SECTION 1 心エコー検査
      1.正常な妊娠中の心エコーの変化
      2.心エコーの適応
      3.心エコーによる左室収縮能評価
      4.予後と心エコー
      5.合併症と心エコー
     SECTION 2 心電図
      1.周産期心筋症における心電図所見
      2.心電図所見と周産期心筋症患者の予後
     SECTION 3 MRI
      1.周産期心筋症の診断
      2.心臓MR
      3.周産期におけるMRI検査の安全性について
      4.周産期心筋症患者におけるCMRの役割

    第VII章 病理組織学的診断

    第VIII章 妊産婦における症状・身体所見の診方と検査の進め方
     1.妊娠・産後経過における症状・身体所見
     2.検査の進め方

    第IX章 鑑別診断
     1.妊娠関連急性心筋梗塞
     2.肺血栓塞栓症
     3.心筋炎
     4.後天的な要因による心筋症

    第X章 遺伝学的検査
     1.拡張型心筋症関連遺伝子の関与
     2.妊娠高血圧症候群関連遺伝子の関与

    第Ⅺ章 治療
     SECTION 1 心不全治療
      1.周産期心筋症における心不全治療
      2.周産期心筋症を疑った場合に施行する検査
      3.初期治療
      4.薬物療法
      5.非薬物的治療
      6.その他の注意事項
     SECTION 2 疾患特異的治療

    第Ⅻ章 予後
     SECTION 1 心機能予後
      1.死亡率
      2.心機能回復の頻度
      3.心機能回復の予測因子
      4.妊娠高血圧と予後の関係
      5.拡張型心筋症とのオーバーラップと予後について
     SECTION 2 次回妊娠予後
      1.母体予後
      2.胎児予後
      3.次回妊娠に関するカウンセリング
      4.避妊方法

    付記1 ハイリスク妊娠における早期診断法
    付記2 周産期心筋症 症例集

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