病名がなくてもできること　診断名のない3つのフェーズ

出版社： 中外医学社
著者：
発行日： 2019-04-30
分野： 臨床医学：一般  >  診断学一般
ISBN： 9784498010208
電子書籍版： 2019-04-30 （1版1刷）
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商品紹介

臨床において「まだ何もわかっていない」時点でどう考えていくのか．診断名がない局面を『最初の最初』『あとがない』『不明・不定』の3つのフェーズに分け，著者が実際に行なっている思考の一端についての脳内共有を目指す．読者は本書の内容を不快と感じるか，はたまた興奮を覚えるか，予想はまったくつかない．しかし，未知の刺激により明日からの臨床に対する思考が変わること間違いなしの革新的書籍である．

目次

  • Chapter 1　初診という世界〜最初の最初〜
    　Section 0　はじめに
    　Section 1 「胸が……」
    　Section 2 「お腹が……」
    　Section 3 「かぜをひきました……」
    　Section 4 「体重が減りました……」
    　Section 5 「のどがかわきました……」
    　Section 6 「食べられません……」
    　Section 7 「ふらふらします……」
    　Section 8 「かぜが治りません……」
    　Section 9 「眠れません……」
    　Section 10 「足がむくみます……」
    　Section 11　flank pain（片側の側腹部痛）
    　Section 12　関節痛
    　Section 13　血小板減少
    　Section 14　リンパ節腫脹
    　Section 15　CK上昇
    　Section 16　症候群としての心不全

    Chapter 2　「あとがない」のに診断名がない
    　Section 0　総論
    　Section 1　ステロイドについて
    　Section 2　疾病ごとの解説に先立って
    　Section 3　血球貪食性リンパ組織球症/血球貪食症候群
    　Section 4　 EBV関連 T/NK細胞リンパ増殖症としての慢性活動性EBV感染症
    　Section 5　節外性 NK/T細胞リンパ腫，鼻型
    　Section 6　血管内リンパ腫
    　Section 7　マクロファージ活性化症候群
    　Section 8　血栓性血小板減少性紫斑病
    　Section 9　劇症型抗リン脂質抗体症候群
    　Section 10　内分泌クリーゼ
    　Section 11　原発不明がん
    　Section 12　TAFRO症候群

    Chapter 3　不明・不定をどうするか
    　Section 0　総論
    　Section 1　各論の前に　あらためて「不明・不定」とは
    　Section 2　各論に先立って
    　Section 3　不明熱　最近のトレンド2018〜19
    　Section 4　実践的不明熱診断法　徹底した無駄の排除
    　Section 5　不定愁訴治療の前に
    　Section 6 「本当の不定愁訴」の治療の反省とさらなる“仕分け”

この書籍の参考文献

参考文献のリンクは、リンク先の都合等により正しく表示されない場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

Chapter 2 「あとがない」のに診断名がない

P.122 掲載の参考文献
1) Mazlumzadeh M, Hunder GG, Easley KA, et al. Treatment of giant cell arteritis using induction therapy with high-dose glucocorticoids : a double-blind, placebocontrolled, randomized prospective clinical trial. Arthritis Rheum. 2006 ; 54 : 3310-8. PMID : 17009270
 
P.134 掲載の参考文献
1) Kimura H, Hoshino Y, Kanegane H, et al. Clinical and virologic characteristics of chronic active Epstein-Barr virus infection. Blood. 2001 ; 98 : 280-6. PMID : 11435294
 
2) Kimura H, Morishima T, Kanegane H, et al ; Japanese Association for Research on Epstein-Barr Virus and Related Diseases. Prognostic factors for chronic active Epstein-Barr virus infection. J Infect Dis. 2003 ; 187 : 527-33. PMID : 12599068
 
3) Kawamoto K, Miyoshi H, Suzuki T, et al. A distinct subtype of Epstein-Barr virus-positive T/NK-cell lymphoproliferative disorder : adult patients with chronic active Epstein-Barr virus infection-like features. Haematologica. 2018 ; 103 : 1018-28. PMID : 29242302
 
P.138 掲載の参考文献
1) Sawada A, Inoue M, Kawa K. How we treat chronic active Epstein-Barr virus infection. Int J Hematol. 2017 ; 105 : 406-18. PMID : 28210942
 
2) 澤田明久, 井上雅美. 慢性活動性 EBウイルス感染症の病態と治療. 日本造血細胞移植学会雑誌. 2014 ; 3 : 1-11.
Medical*Online
P.144 掲載の参考文献
1) Weaver LK, Behrens EM. Hyperinflammation, rather than hemophagocytosis, is the common link between macrophage activation syndrome and hemophagocytic lymphohistiocytosis. Curr Opin Rheumatol. 2014 ; 26 : 562-9. PMID : 25022357
 

Chapter 3 不明・不定をどうするか

P.169 掲載の参考文献
1) 加藤温, 監修. 國松淳和, 著. 内科で診る不定愁訴-診断マトリックスでよくわかる不定愁訴のミカタ. 中山書店 ; 2014.
 
2) 大曲貴夫, 狩野俊和, 忽那賢志, 國松淳和, 佐田竜一. Fever発熱について我々が語るべき幾つかの事柄. 金原出版 ; 2015.
 
3) 加藤温, 監修. 國松淳和, 著. 外来で診る不明熱-Dr. Kの発熱カレンダーでよくわかる不明熱のミカタ. 中山書店 ; 2017.
 
4) 國松淳和, 前田淳子, 渡邊梨里, 他. 外来における不明熱の原因疾患としての家族性地中海熱の重要性. 日本臨床免疫学会会誌. 2016 ; 39 : 130-9.
Medical*Online
P.175 掲載の参考文献
1) 加藤温, 監修. 國松淳和, 著. 内科で診る不定愁訴-診断マトリックスでよくわかる不定愁訴のミカタ. 中山書店 ; 2014.
 
2) 加藤温, 監修. 國松淳和, 著. 外来で診る不明熱-Dr. Kの発熱カレンダーでよくわかる不明熱のミカタ. 中山書店 ; 2017.
 
P.187 掲載の参考文献
1) 加藤温, 監修. 國松淳和, 著. 外来で診る不明熱-Dr. Kの発熱カレンダーでよくわかる不明熱のミカタ. 中山書店 ; 2017.
 
2) 國松淳和, 著. 「これって自己炎症性疾患? 」と思ったら-疑い, 捉え, 実践する. 金芳堂 ; 2018.
 
P.224 掲載の参考文献
1) 加藤温, 監修. 國松淳和, 著. 外来で診る不明熱-Dr. Kの発熱カレンダーでよくわかる不明熱のミカタ. 中山書店 ; 2017.
 
2) 濱田秀伯, 著. 精神症候学 第2版. 弘文堂 ; 2009.
 

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