検診で見つかるがんの8割は良性がんである

出版社: 晶文社
著者:
発行日: 2019-06-25
分野: 医学一般  >  医学一般
ISBN: 9784794970978
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商品紹介

検診で発見されるがんの約8割は自然に生長を止める「良性がん」である。「早期診断・早期治療」は必須の対策ではない。そんな衝撃的な事実によって、がん治療の常識が変わろうとしている。がんが「過剰診断」され、必要のない治療によって苦痛を受ける「がん患者」が多数生まれるなか、「病気のがん」と「病気とは言えないがん」をどう見極めるか。わたしたちはがんとどう向き合えばよいのか。世界で初めて前立腺検診を開始し、がん検診普及に長年尽力してきた著者による、過剰診断時代における「意図的監視」の効用とがん予防の最前線を伝える啓発書。

目次

  • はじめに かなりの早期がんは放っておいてよい

    1 前立腺がん検診─その開発と発展の歴史
    2 がんの成り立ち─発がんについて
    3 がんの進展─がんの自然史について
    4 がんの消滅と停滞─かなりのがんはある時期に生長を止める
    5 がん検診の過剰診断問題
       ─それでもがん検診にはがん死亡の30%を救命できる可能性がある
    6 意図的監視のすすめ─過剰診断問題にどう対応するか
    7 がんの趨勢と社会─がんは高度成長時代の病気だった
    8 がん予防の方法論─予防がん学について
    9 それぞれのがんの予防がん学─がんごとに予防法は異なる
    10 では現実にどの順番でがんを予防したらよいか
       ─三大リスクは「たばこ・酒・不衛生なセックス」

    あとがき 「良性がんは80%」の意味について/がんだけを狙った局所治療について

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