福祉専門職のための統合的・多面的アセスメント

出版社: ミネルヴァ書房
著者:
発行日: 2019-10-20
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784623086764
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商品紹介

ソーシャルワーク実践の中で、「基本中の基本」といわれるアセスメント。本書はこのアセスメントに焦点を絞り、「クライエントはアセスメントに主体的に関わる存在」という考えを基盤にした統合的・多面的アセスメントの展開過程・手法と、クライエントを「全人的」に捉えるとその過去・現在だけでなく「支援による生活の変化」という「未来」をも見通す事ができるようになる理論的根拠を、多数の事例を踏まえ解説したものである。事例には、職場の内外で見聞する事が多いと考えられる「誰にでも身に覚えがある」話や電話・面談時の会話の逐語録等を採用。最適な支援方法を、クライエントと一緒に見つけ出せるアセスメントの理論と実際がよくわかる一冊。

目次

  • 序 章 ソーシャルワークの中のアセスメント
        ――なぜ統合的・多面的であるべきなのか
     1 クライエントの行動の「意味」を見出す
       ――アセスメントの重要性を痛感したある出来事
     2 ソーシャルワーク実践のゴールが見えない――アセスメントに関心を持った理由
     3 知性と感性を駆使してクライエントと向き合う
       ――優れたソーシャルワーカーの共通点
     4 適切なアセスメントは実践力向上に必要不可欠――日本の実践現場で思うこと
     5 ソーシャルワークの共通基盤
       ――ジェネラリスト・エコロジカル・ストレングス視点に基づくアセスメント
     6 アセスメントをどのように捉えるのか――本書の視点
     7 理論と実践をつなぐ――本書の構成


     第I部 省察的ソーシャルワークとアセスメント

    第1章 アセスメントとは何か
        ――ソーシャルワークにおける役割・特徴と欠かせない視点
     1 アセスメントと実践
     2 不適切なアセスメントによって生じた問題
       ――ソーシャルワーカーが作った困難事例
     3 アセスメントなき援助は地図の無い旅――ソーシャルワークにおける役割
     4 情報の収集・分析・統合と報告書作成――アセスメントのプロセス
     5 統合的・多面的アセスメントのための情報枠組み
       ――統合的・多面的に問題状況を理解するために
     6 リスク・家族・環境に関するソーシャルワーカーの役割
     7 本章のまとめ

    第2章 ソーシャルワークの使命とアイデンティティ
        ――アセスメントに与える影響を考える
     1 ソーシャルワーカーの使命――誰のために何をするのか
     2 ソーシャルワークのアイデンティティをめぐる現実
     3 ソーシャルワークのアイデンティティに関する先行研究
     4 広範な領域で働くソーシャルワーカーの「共通項」
     5 本章のまとめ

    第3章 アセスメントと援助のプロセス
     1 ソーシャルワークの援助プロセス
     2 各援助プロセスとアセスメントとの関係性
     3 本章のまとめ

    第4章 相談援助面接――アセスメントと相談援助面接力との関係
     1 面接が果たす役割――必要不可欠な「相談援助面接力」
     2 援助的関係性が面接に与える影響
     3 援助関係に影響を及ぼす要因
     4 相談援助面接のプロセス――起承転結
     5 言語反応バリエーションと避けるべき15の応答パターン
     6 本章のまとめ

    第5章 アセスメントと省察力――専門職としての価値観・知識・スキルの統合
     1 実践の振り返り
     2 省察的実践とは何か――定義と語源から
     3 プロフェッショナルとして成長するために必要な要素――行為の中の省察・暗黙知
     4 循環型の経験・理論の相互作用と累積的な連結
     5 経験・エキスパート・省察的実践
     6 記録と省察的実践・自己覚知の関係性
     7 本章のまとめ

    第6章 アセスメントとスーパービジョン
     1 思考プロセスを言葉にする――「沈黙は金なり」?
     2 実践力向上に欠かせないスーパービジョン
     3 スーパービジョンの存在意義
     4 スーパービジョンのステップ
     5 スーパーバイザーに要求される力
     6 アセスメント情報の適切さの確認
     7 本章のまとめ


     第II部 統合的・多面的アセスメントで得られるクライエント情報   
        
    第7章 クライエントの意図をつかむ――なぜ援助を受けようと思ったのか
     1 クライエントの問題意識―アセスメント面接初期に理解すべきこと
     2 主訴を明確にしないクライエントの思い
       ――「わかっていてもできない」を受け止める
     3 クライエントが抱える問題の具体的特性――客観的情報の抽出による推測
     4 クライエントが持つ問題の捉え方の差異
       ――思考・感情・行動のすべてが一致しているとは限らない
     5 問題理解に必要な固有の情報
       ――医療・健康・精神衛生・認知力・経済状況・学力等
     6 本章のまとめ

    第8章 クライエント自身の特性を知る
        ――ライフサイクル・人間関係・環境・ストレングス・価値観
     1 クライエントの「歴史」を知る意義――「歴史」は現状の把握を助ける
     2 ライフサイクルにおける現在地――人生の中で「今」はどのような段階にいるのか
     3 クライエントを取り巻く人間関係――家族・友人を含む他者との関係性
     4 クライエントが持つ価値観と人生のゴール――最終目標の共有・設定
     5 本章のまとめ

    第9章 クライエントの問題対処力と資源を把握する
     1 クライエントの問題対処力の理解
     2 問題対処に関連する様々な資源
     3 問題対処とアセスメント面接――ソーシャルサポートの情報を支援につなぐ方法
     4 クライエントのニーズに必要な外部資源
     5 本章のまとめ

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