用語「発達障害」批判

出版社: 論創社
著者:
発行日: 2019-10-24
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784846018658
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商品紹介

「個性」は「障害」か?
 自閉症・LD・ADHD・知的障害。それぞれ困難も支援の形も異なるのに、これらすべてが「発達障害」──。
 さらにはユニークな人、風変わりな人など「平均的」でない人々をも巻き込み、障害と個性を一緒くたにこの用語が蔓延る異様と、曖昧模糊とした言葉のもたらす危うさを説く。

目次

  • I 発達障害という用語
     1 障害と症
     2 「発達障害」用語の曖昧さ
     3 障害をつけて呼ぶことはない
     4 個性を「発達障害」と捉える?
     5 教師には指導する責任がある
     6 自閉症・LD・ADHDには適切な対応が必要
     7 従来「発達障害」用語は「自閉症」を指していた
     8 教育の問題
     9 「発達障害」と言い切れない
     10 「発達障害」という用語の始まりと終わり

    II 用語「発達障害」の捉え方
     1 学者が考える用語「発達障害」
     2 日本以外ではどうか
     3 日本では
     4 DSM-IVの表記
     5 DSM-5の表記
     6 インクルーシブ教育
     7 診断の難しさ

    III 自閉症(Autism)
     1 自閉スペクトラム症
     2 レット障害
     3 小児期崩壊性障害
     4 特定不能の広汎性発達障害(非定形自閉症を含む)
     5 自閉性障害
     6 アスペルガー障害
     7 学者が捉える自閉症の様相
     8 DSM-5に表現された自閉症の様相
     9 自閉症の原因と様相

    IV ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder)
     1 ADHDの徴候
     2 ADHDの原因
     3 ADHDをどう見るか
     4 医師ホフマンの子ども
     5 医師クリットンが見つけた不注意タイプ
     6 神経過敏なADHD
     7 ADHDの薬物療法
     8 ADHDの行動療法
     9 愛情あるかかわり
     10 マイケル・フェルプスのこと

    V LD(Learning Disability)
     1 ヨーロッパの医者が発見した学業上の不調
     2 アメリカで生まれた用語
     3 LDは器質的・永続的(発達上の障害ではない)
     4 LDは総括的用語
     5 ディスレクシア(言語性LD)
     6 ディスレクシアの徴候
     7 Disability(能力を欠く)ではなくDifference(学び方の違い)
     8 ディスレクシアの人々
     9 ディスレクシアの発音指導
     10 自己概念で変化するLD状態
     11 ディスグラフィア(書き文字のLD)
     12 算数のLD(ディスカルキュリア)
     13 筆算の手順につまずく子
     14 時計の読みに苦労する子
     15 算数LDのさまざまなこと
     16 算数LDの研究
     17 ディスレクシア(言語性LD)のことを本にした母親
     18 少年マックが語るディスレクシア
     19 ディスレクシアであることを知らずに育つ
     20 日本語圏におけるLD状態(言語性+非言語性)の子

    VI 脳機能に働きかける
     1 LDの脳機能不全を治療する
     2 神経可塑性
     3 リスニング・プログラム
     4 重度なLDを治療する
     5 ローゼンツウェイグ博士の可塑性研究
     6 ルリヤ博士の脳地図
     7 兵士の脳の傷とルリヤ博士の研究
     8 重度なアロースミスさんのLD状態
     9 補償型の治療
     10 神経可塑性に働きかける
     11 アロースミスさんの学校

    VII 教育の問題と用語に関する考察
     1 アロースミス・スクールを卒業した人
     2 普通学級で問題児だったエジソンとアインシュタイン
     3 インクルーシブ教育の実践
     4 絶対的なものではなく作られた用語
     5 限局性学習症

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