認知症に伴う生活習慣病・身体合併症

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2019-11-15
分野: 臨床医学:内科  >  脳神経科学/神経内科学
ISBN: 9784498229167
電子書籍版: 2019-11-15 (1版1刷)
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商品紹介

高齢認知症患者で多くの併存症を持つことは当然であり、認知症の治療のみならず、認知症患者が持つ併存症の治療も含めた包括的な診療が求められつつある。本書では認知症患者の身体合併症・生活習慣病についてディベート形式で平易に解説した。

目次

  • 第1章 服薬管理の問題
     高齢者の服薬管理の問題
     独居患者の服薬管理をどう進めるか
     認知症患者にみられる拒薬とその対策

    第2章 認知症由来の身体症状の治療
     A 固執症状
     B 反復行動
     C てんかん・けいれん発作

    第3章 認知症に伴う生活習慣病,身体合併症の治療
     認知症に伴う生活習慣病の実態
      A 高血圧
      B 糖尿病
      C 脂質異常症
      D 肺炎・誤嚥性肺炎
      E 心不全
      F 歩行障害
      G 排尿障害(尿失禁・頻尿)

    第4章 認知症に伴う睡眠障害の治療
     ガイドラインからみた睡眠障害の薬物療法
     実臨床からみた睡眠障害における薬物療法の実際
     睡眠衛生指導を実施しにくい理由
     事例から考える薬物療法のコツと注意点
     レビー小体型認知症でみられる睡眠障害の薬物療法
     睡眠薬の併用療法は効果があるのか

    第5章 認知症に伴う骨粗鬆症・骨折の治療
     認知症患者における転倒の実態
     知っておくべき骨粗鬆症の知識
     骨粗鬆症治療薬をどう選択するか
     骨粗鬆症治療薬の効果
     骨粗鬆症の治療目標
     骨折の外科的治療とその問題点
     高齢認知症患者の骨折に対する保存的治療の問題点

    第6章 認知症を伴う透析患者の治療と対応
     透析患者における認知症の実態とその問題点
     腎障害からみた抗認知症薬処方の手順と注意点
     腎障害からみた向精神薬処方の手順と注意点
     透析開始と継続の意思決定プロセスについて
     介護を進める上での注意点

    第7章 認知症に伴う食行動障害の治療
     認知症患者にみられる食行動障害をどう考えるか
     食行動障害への具体的な対策
     食行動障害に対する薬物療法の実際

    第8章 入院認知症患者の治療と対応
     認知症ケア加算からみた入院認知症患者の実態
     入院認知症患者にみられるBPSDへの対策
     事例から考える入院認知症患者の薬物療法
     知っておきたい身体拘束の知識

    第9章 在宅認知症患者の治療と対応
     認知症初期集中支援チームについて
     事例呈示
     認知症初期集中支援チームの問題点
     在宅認知症患者への援助,支援の注意点

    第10章 認知症診療における法律問題
     A 成年後見制度
     B 日常生活自立支援事業
     C 認知症と消費者被害
     D 認知症患者への虐待

    第11章 認知症診療に関連する医療制度
     A 自立支援医療制度
     B 精神障害者保健福祉手帳

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

第2章 認知症由来の身体症状の治療

P.25 掲載の参考文献
1) Reisberg B, Borenstein J, Salob SP, et al. Behavioral symptoms in Alzheimer's disease : phenomenology and treatment. J Clin Psychiatry. 1987 ; 48 : 9-15.
2) 日本神経学会監, てんかん診療ガイドライン作成委員会, 編. 第3章 成人てんかんの薬物療法. In : てんかん診療ガイドライン 2018. 東京 : 医学書院 ; 2018. p.25-38.
3) 日本神経学会監, 認知症疾患診療ガイドライン作成委員会, 編. CQ3C-2 認知症者のけいれんを含めたてんかんの対応はどのように行うか. In : 認知症疾患診療ガイドライン 2017. 東京 : 医学書院 ; 2017. p.94-6.
川畑信也. 事例から考える認知症のBPSDへの対応 非薬物療法・薬物療法の実際. 東京 : 中外医学社 ; 2018.

第3章 認知症に伴う生活習慣病, 身体合併症の治療

P.83 掲載の参考文献
1) 日本神経学会, 監, 認知症疾患診療ガイドライン作成委員会, 編. 第3章 治療 C 合併症への対応. In : 認知症疾患診療ガイドライン 2017. 東京 : 医学書院 ; 2017. p.92-117.
2) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会, 編. 第9章 認知症と高血圧. In : 高血圧治療ガイドライン 2019. 東京 : ライフサイエンス出版 ; 2019. p.152-5.
7) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会, 編. 第8章 高齢者高血圧. In : 高血圧治療ガイドライン 2019. 東京 : ライフサイエンス出版 ; 2019. p.139-51.
12) 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会, 編. 第6章 臓器障害を合併する高血圧. In : 高血圧治療ガイドライン 2019. 東京 : ライフサイエンス出版 ; 2019. p.94-100.
13) 日本脳卒中学会脳卒中ガイドライン委員会. 12 血管性認知症, 血管性認知障害. In : 脳卒中治療ガイドライン 2015. 東京 : 協和企画 ; 2015. p.265-7.
14) 日本糖尿病学会, 編著. In : 糖尿病治療ガイド 2018-2019. 東京 : 文光堂 ; 2018.
15) 日本糖尿病学会・日本老年医学会, 編著. In : 高齢者糖尿病治療ガイド 2018. 東京 : 文光堂 ; 2018.
16) 石川崇広, 横手幸太郎. 高齢者と糖尿病. In : 岩岡秀明, 栗林伸一, 編著. ここが知りたい! 糖尿病診療ハンドブック Ver.4. 東京 : 中外医学社 ; 2019. p.209-16.
21) 日本老年医学会・日本糖尿病学会, 編著. V 血糖コントロールと認知症. In : 高齢者糖尿病診療ガイドライン 2017. 東京 : 南江堂 ; 2017. p.33-6.
24) 日本老年医学会・日本糖尿病学会, 編著. VIII 高齢者糖尿病の食事療法. 血糖コントロールと認知症. In : 高齢者糖尿病診療ガイドライン 2017. 東京 : 南江堂, 2017. p.49-56.
25) 岩岡秀明. 高齢者糖尿病の薬物療法. In : 岩田健太郎監. 高齢者のための糖尿病診療. 東京 : 丸善出版 ; 2019. p75-85.
27) 日本動脈硬化学会, 編. 9 脂質異常症の治療. In : 動脈硬化性疾患予防のための脂質異常症診療ガイド 2018年版. 日本動脈硬化学会, 2018. p.40-71.
29) 日本呼吸器学会医療・介護関連肺炎 (NHCAP) 診療ガイドライン作成委員会, 編. 医療・介護関連肺炎診療ガイドライン. 日本呼吸器学会. 2012.
30) 日本呼吸器学会呼吸器感染症に関するガイドライン作成委員会. 成人市中肺炎診療ガイドライン. 日本呼吸器学会, 2007.
31) 日本呼吸器学会呼吸器感染症に関するガイドライン作成委員会. 成人院内肺炎診療ガイドライン. 日本呼吸器学会. 2008.
33) 日本耳鼻咽喉科学会, 編. 嚥下障害 診療ガイドライン 2018年版. 耳鼻咽喉科学会. 2018.
34) Chouinard J. Dysphagia in Alzheimer disease : a review. J Nutr Health Aging. 2000 ; 4 : 214-7.
37) 日本心不全学会ガイドライン委員会, 編. 高齢心不全患者の治療に関するステートメント. 2016年10月7日発行.
38) McKeith IG, Boeve BF, Dickson DW, et al. Diagnosis and management of dementia with Lewy bodies. Fourth consensus report of the DLB consortium. Neurology. 2017 ; 89 : 1-13.
41) 日本神経学会, 監, 認知症疾患診療ガイドライン作成委員会, 編. CQ3C-11 排尿障害の対応はどのように行うか. In : 認知症疾患診療ガイドライン 2017. 東京 : 医学書院 ; 2017. p.112-3.
松尾朋博. 明日から使える排尿障害診療ガイド. 日本医事新報社. 2019.

第4章 認知症に伴う睡眠障害の治療

P.100 掲載の参考文献
2) 日本神経学会, 監, 認知症疾患診療ガイドライン作成委員会, 編. CQ3B-6 (レム期睡眠行動異常症を除く) 睡眠障害に有効な非薬物療法・薬物療法は何か. In : 認知症疾患 診療ガイドライン 2017. 東京 : 医学書院 ; 2017. p.86-8.
3) 認知症に対するかかりつけ医の向精神薬使用の適正化に関する調査研究班作成. かかりつけ医のためのBPSDに対応する向精神薬使用ガイドライン (第2版). 厚生労働省. 2015.
4) McKeith IG, Boeve BF, Dickson DW, et al. Diagnosis and management of dementia with Lewy bodies. Fourth consensus report of the DLB consortium. Neurology. 2017 ; 89 : 1-13.
5) 日本神経治療学会治療方針作成委員会, 編. 標準的神経治療 : 不眠・過眠と概日リズム障害. 神経治療. 2016 ; 33 : 575-609.
6) 厚生労働科学研究・障害者対策総合研究事業「睡眠薬の適正使用及び減量・中止のための診療ガイドラインに関する研究班」および日本睡眠学会・睡眠薬使用ガイドライン作成ワーキンググループ, 編. 睡眠薬の適正な使用と休薬のために診療ガイドライン-出口を見据えた不眠医療マニュアル. 2013年10月22日改訂.
内山真, 編. 睡眠障害の診断・治療ガイドライン (第2版). 東京 : じほう, 2012.

第5章 認知症に伴う骨粗鬆症・骨折の治療

P.121 掲載の参考文献
1) 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会 (日本骨粗鬆症 日本骨代謝学会 骨粗鬆症財団), 編. 第IV章 骨粗鬆症の予防. In : 骨粗鬆症の予防と治療 ガイドライン 2015年版. 東京 : ライフサイエンス出版 ; 2015. p.43-51,
14) 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会 (日本骨粗鬆症 日本骨代謝学会 骨粗鬆症財団), 編. 第V章 骨粗鬆症の治療. In : 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015年版, 東京 : ライフサイエンス出版 ; 2015. p.53-123.

第6章 認知症を伴う透析患者の治療と対応

P.131 掲載の参考文献
1) 中井滋, 井関邦敏, 伊丹儀友, 他. わが国の慢性透析療法の現況 (2010年12月31日現在). 透析会誌, 2012 ; 45 : 1-47.
3) 石上裕剛, 梅津優子, 小林徳朗, 他. 血液透析患者におけるアリセプト(R) (ドネペジル塩酸塩) 単回経口投与時の薬物動態. 腎と透析. 2011 ; 71 : 144-51.
5) 合田朋仁, 高橋俊雅, 後藤博道, 他. アルツハイマー病を合併した血液透析患者における塩酸ドネペジル (アリセプト(R)) の薬物動態-経時的に血中濃度を測定できた1症例を含む4症例の検討-. 腎と透析. 2007 ; 63 : 923-6.
6) 日本透析医学会血液透析療法ガイドライン作成ワーキンググループ 透析非導入と継続中止を検討するサブグループ. 維持血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言. 透析会誌. 2014 ; 47 : 269-85.
日本腎臓学会, 編. CKD診療ガイド 2012. 東京 : 東京医学社, 2012.

第7章 認知症に伴う食行動障害の治療

P.144 掲載の参考文献

第8章 入院認知症患者の治療と対応

P.161 掲載の参考文献
1) 平成27年度老人保健事業推進費等補助金 (老人保健健康増進等事業). 身体拘束ゼロの実践に伴う課題に関する調査研究事業. 公益社団法人全日本病院協会, 2016.
松本晃明, 編著. せん妄予防のコツ 静岡がんセンターの実践. 東京 : 星和書店, 2017.

第9章 在宅認知症患者の治療と対応

P.173 掲載の参考文献
川畑信也. 臨床のための医学からみた認知症診療 医療からみる認知症診療. 東京 : 中外医学社 ; 2019.

第10章 認知症診療における法律問題

P.201 掲載の参考文献
1) 最高裁判所事務総局家庭局. 成年後見制度における診断書作成の手引 本人情報シート作成手引き.
2) 最高裁判所事務総局家庭局. 成年後見関係事件の概況-平成30年1月~12月-.
3) 平田厚, 厚東知成, 神山慎一. 28 認知症と福祉契約. In : 介護・医療現場が知っておくべき認知症高齢者への対応と法律問題. 東京 : 新日本法規 ; 2019. p.164-8.

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