社会的処方

出版社: 学芸出版社
著者:
発行日: 2020-02-10
分野: 医療技術  >  介護/福祉
ISBN: 9784761527310
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商品紹介

認知症・鬱病・運動不足による各種疾患…。医療をめぐるさまざまな問題の最上流には近年深まる「社会的孤立」がある。従来の医療の枠組みでは対処が難しい問題に対し、薬ではなく「地域での人のつながり」を処方する「社会的処方」。制度として導入したイギリスの事例と、日本各地で始まったしくみづくりの取り組みを紹介。

目次

  • はじめに
     はじまりは一人の婦人からだった

    1章 目に見えない「孤立」という病
     地域とのつながりが未来を照らす
     つながりがないことは寿命を縮める
     日本において本当に社会的孤立は存在するのか?
     イギリスにおける社会的孤立と「孤独担当大臣」
     イギリスの社会的処方
     イギリスの社会的処方の例 言葉ではなくアートで対話する「drawing life」
     社会的処方は人を「健康」にすることを目的にするのではない
     マイナスをプラスにするのではなくプラスをダブルプラスへ!

    2章 社会的処方のカナメ リンクワーカー
    「暮らしの保健室」ができるまで
     暮らしの保健室は「対話を通じて自らを取り戻す場所」
     リンクワーカーとはつながりを作る人
     例えばこんなリンクワーカー:ブロムリー・バイ・ボウセンター
     ABCD:どんな人でも地域を良くする力を持っている!
     リンクワーカーの育て方:BBBCの場合
     日本では「みんながリンクワーカー」にしようよ
     制度にするのか、文化にするのか
    「みんながリンクワーカー」になることで、あなたも楽になる
     私たちが考える「リンクワーカーらしさ」とそのスキル
     日本のリンクワーカー:コミュニティユースワーカー

    3章 社会的処方を市民の手で
     市民による意思決定支援 Lay navigatorとCo-Minkan
     公民館とCo-Minkan
     社会的処方研究所
     社会的処方研究所を大きく変えた「アカギさんの事例」
     孤独を愛する人は、つなげる必要はない?

    4章 まちに医療者が関わる 日本で広がる社会的処方①
     医師が屋台をひいて、コーヒーを配る
     医療で人は呼べないという原体験
    「医療者である○○さん」から「モバイル屋台の○○さんは医療者だった」に
     巻き込むことで、その人らしさを内包する
     巻き込まれることで、気づいたら健康になる街へ
     小規模多機能なモバイル屋台の役割
     食べることを通じて孤立を防ぐ 「みんなで食べる」が生きるを支える
     タバコはやめられるか?愛煙家座談会と愛煙家登山
     禁煙するつもりなし!
     愛煙家で集まろう
     愛煙家で山に登ろう
     愛煙家で主張しよう
     何が人を動かすのか

    5章 暮らしを彩る年の差フレンズ 日本で広がる社会的処方②
     高齢者と学生が一つ屋根の下で暮らす次世代下宿「京都ソリデール」
     まちに帰属する「書生生活」
     高齢者住宅のあらたな取り組み 「仕事付き高齢者住宅とは」
     全国に広がる「ごちゃまぜ」の社会

    6章 リンクワーカーからみた社会的処方のタネ
    「本」を媒介にして人がつながっていく こすぎナイトキャンパス
    「かってにやると、おもしろくなる」 連鎖するまちの文化
     身体を流れる音楽 福祉施設×劇場「アーティストとともに過ごす時間」
     アートの世界に広がる社会的包摂(social inclusion)
     アートの力で高校中退者を減らす
     劇場からもっとも遠い人たちに、アートを届ける
    「進化系スナック?」 対話式カレー屋の目指す未来
     こども食堂と丸亀市「ばば食堂あんもち部屋」
     ばば食堂に「帰る」子どもたち

    おわりに
    「はじまりの婦人」にもう一度会えたら

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