医の「こころ」を磨く 点から線へ、線から面へ

出版社: 南山堂
著者:
発行日: 2020-03-05
分野: 医学一般  >  医学教育
ISBN: 9784525002510
書籍・雑誌
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2,200 円(税込)

商品紹介

本書では,医師である著者が,臨床医としてだけでなく,医学教育や医薬品開発,CRCの育成など,長年,医療とかかわり,多岐にわたる経験を積んで身に付けた“ものの見方,考え方,価値観”を,さまざまな視点から描いている.医師,薬剤師,CRCなど,医療に携わる人としての思考と感性のセンスを磨くことができる一冊.

目次

  • 1章 治療の本質について考える
     1 治療の本質について考える
       ~「疾患」を診るのか,「病人」を診るのか~
     2 治療医学では,理性と感性をバランスよく働かせることが重要!
       ~現代医学で原因を見つけられない耐えがたい慢性疼痛を有する患者の
        治療を通じて学んだこと~
     3 患者にとって「温かい質の高い医療」を実現するための「チーム医療」の育成を!
       ~縦の糸に,横の糸をわたして,布を織りなすように!~
     4 医療の基本構造から見た理性と感性の役割は?
       ~医療の論理と倫理の誕生~
     5 「よきチームワーク」のイメージとは?
       ~協和音によりハーモニーが生まれると美しい「音楽」になる!
        同じ方向を向くベクトルからなる合成ベクトルは,より大きなベクトルとなる!~

    2章 薬物治療について考える
     1 治療における薬物の役割とは?
       ~あらゆる治療法は,生体の有する「自然治癒力」を前提として成り立っている!~
     2 合理的薬物治療を求めて
       ~育薬における「臨床薬物動態学」をめぐる思い出から~
     3 合理的薬物治療を求めて
       ~創薬における「臨床薬効評価」をめぐる思い出から~
     4 「育薬」という言葉の誕生
       ~創薬と育薬,創薬育薬ボランティア~
     5 薬物Aの改善率が60%とはどういう意味?
       ~患者も医療者も陥りやすい罠~

    3章 インフォームドコンセントと医療教育のあり方について考える
     1 医薬品の治験におけるインフォームドコンセントについて考える
       ~臨床試験の中核となるコンセプトが,患者には最もわかりにくい!
        医療者にとっても説明が難しい!~
     2 医療におけるインフォームドコンセントのあり方
       ~医療教育の実習の中に「治験のインフォームドコンセント」を
        組み込む試みが誕生した物語~
     3 これからの薬物治療学に関する教育のあり方を考える
       ~学生参画体験型学習としての薬害事件を題材にした教育の試み~
     4 参加体験型学習の重要性と大分における経験から
       ~学生主体の内輪の勉強会「あとほーむアーベント」から,
        社会に開かれた対話の場「あとほーむカフェ」へ!~
     5 「型」は重要だが,「型どおり」だけではうまくいかない!
       ~「マニュアルどおり」の対応が嫌われる理わ由け~

    4章 被験者の視点から見た臨床試験と創薬育薬ボランティアへの感謝の気持ちの表明
     1 被験者の視点から見た世界初の華岡青洲による全身麻酔: HistoryからHertoryへ
       ~医は仁ならざるの術,努めて仁をなさんと欲す(大江雲澤)~
     2 医薬品の臨床試験に被験者として参加する患者が受けることのできる恩恵をめぐって
     3 臨床試験に被験者として参加した患者に対する感謝の気持ちの表明のしかた
       ~「思いやり」ある行為に対しては,「思いやり」の気持ちを持って社会からお返しを!~

    5章 「 ストレス」と「ストレスマネジメント」について考える
     1 「ストレス」をめぐって
       ~程よいストレスは,心身の健康の維持に必要である!
       「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」は,ストレスにも当てはまる!~
     2 「ストレスマネジメント」をめぐって
       ~「体」「心」「行動」の面からのアプローチ~
     3 「ストレスマネジメント」をめぐって
       ~意味を見いだせるとストレスは軽減する!個人的な体験から~
     4 混乱・不安・苦悩は「整理」という言葉で整理できる!
       ~空間・情報・時間・考え・気持ちへの向き合い方~

    6章 「こころ」のコントロールについて考える
     1 ものごとの認識のしかたを,「点」から「線」へ,「線」から「面」へ!
       ~理解を深め,より適切な対処法ができるようにするために!~
     2 中島みゆきの『時代』はなぜ名曲なのか?
       ~悩みや心配事があると,視野狭窄の状態になる!では,視野を広げるためには?~
     3 事実・感情・思考
       ~「事実」と「感情」を分けてとらえる努力は「感性」を磨き,
        「事実」と「考え」を分けてとらえる努力は「理性」を鍛えるのに役立つ!~
     4 他者の利益を図らずして,自ら栄えることはできない!
       心からの充実感・満足感を求めて
       ~他者の利益と自分の利益を共存させるバランス感覚~
     5 習慣は第二の天性なり:何事も初めは「小さな一歩」から!
       ~「生活習慣病」の「習慣」とは?そして「習慣」をいかに改善するか?~

    7章 考えるヒント
     1 「いのち」の「体積」と「重さ」というイメージ
       ~「いのち」には「長さ」だけでなく,
        「体積」・「大きさ」と「密度」・「重さ」がある!~
     2 虹は本当に七色に見えますか?“Yellow”と“黄色”は同じですか?
       ~コミュニケーションギャップとその克服のしかたについて考える~
     3 イチゴは果物ですか,野菜ですか?
       ~異文化間や人間同士のよりよきコミュニケーションに向けて~
     4 異文化を理解するために
       ~新しいコンセプトの理解には,文化的背景を知る必要がある!~
     5 現代の日本人の特性はどこから生じたのだろうか?
       ~生命の進化の視座から見ると…… ~

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