糖鎖生物学

出版社: 名古屋大学出版会
著者:
発行日: 2020-02-28
分野: 基礎・関連科学  >  生物/分子生物
ISBN: 9784815809812
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
発送目安:4~8営業日

5,940 円(税込)

商品紹介

生体内で多様な情報を担う糖鎖は、DNA鎖、ポリペプチド鎖に続く「第3の生命鎖」として注目を集めている。受精・神経・免疫・癌・感染などの生命現象における糖鎖の役割を中心に、基礎から最先端のトピックまで解説した本書は、理学・農学・医薬系などの大学院生・研究者必読。

目次

  • 第I部 糖鎖生物学概論
     I-1 生物と糖鎖
        1.1 生体分子としての糖質
        1.2 糖鎖の存在分布:糖鎖は細胞の全領域に存在する
     I-2 糖鎖の構造
        2.1 糖質とは
        2.2 単糖
        2.3 グリコシドと糖鎖
        2.4 オリゴ糖、多糖、複合糖質
     I-3 糖鎖の生合成と分解
        3.1 糖転移酵素
        3.2 グリコシダーゼ
        3.3 N型糖鎖の生合成
        3.4 O型糖鎖の生合成
        3.5 糖脂質の生合成
     I-4 糖鎖の機能
        4.1 糖鎖の役割
        4.2 物性を変化させる役割
        4.3 認識分子としての役割
     I-5 糖鎖の多様性と不均一性
        5.1 糖鎖構造の多様性
        5.2 糖鎖構造の不均一性
        5.3 糖鎖利用の生物学的メリット
      コラム1 糖鎖の構造と発現解析
      コラム2 糖鎖の有機合成
      コラム3 糖鎖ライブラリーの構築と利用

    第II部 糖鎖情報の形成
     II-1 糖代謝情報
        1.1 はじめに
        1.2 糖ヌクレオチド代謝
        1.3 O-GlcNAc修飾
     II-2 タンパク質の品質管理とN型糖鎖
        2.1 はじめに
        2.2 小胞体における新生糖タンパク質のフォールディング
        2.3 小胞体-ゴルジ装置間における糖タンパク質の選別輸送
        2.4 小胞体およびサイトゾルにおける変性糖タンパク質の分解
        2.5 品質管理機構の破綻に伴う病気
        2.6 おわりに:今後の課題
     II-3 マイクロドメイン形成
        3.1 はじめに
        3.2 マイクロドメインの糖鎖生物学的重要性
        3.3 新しい細胞膜モデル
      コラム4 微量糖脂質の構造解析
      コラム5 糖鎖の動的構造解析
      コラム6 糖脂質の膜上動態分析

    第III部 糖鎖情報の解読
     III-1 受精と糖鎖
        1.1 はじめに
        1.2 受精過程の普遍性
        1.3 精子運動と糖鎖
        1.4 精子先体反応と糖鎖
        1.5 精子-卵外被接着と糖鎖
        1.6 先体反応後の精子と卵の融合
        1.7 卵表層反応と糖鎖
        1.8 おわりに
      コラム7 花から見つかった生理活性糖鎖アモール
     III-2 発生と糖鎖
        2.1 はじめに
        2.2 Notchシグナル伝達と糖鎖による調節
        2.3 発生現象を制御する糖鎖修飾
      コラム8 糖鎖修飾によりホルモンが一人二役を授かる仕組み
     III-3 神経と糖鎖(I)—— 神経発生と再生
        3.1 はじめに:神経とネットワーク形成
        3.2 神経発生、パターン形成と糖鎖
        3.3 軸索ガイダンスおよびシナプス形成と糖鎖
        3.4 神経可塑性と糖鎖
     III-4 神経と糖鎖(II)—— 神経機能
        4.1 はじめに:神経機能における糖鎖の役割
        4.2 ガングリオシドの役割
        4.3 加齢や神経変性とガングリオシド
        4.4 ガングリオシド欠損マウスが示す糖鎖機能
        4.5 細胞膜マイクロドメインとガングリオシド
        4.6 おわりに
      コラム9 統合失調症とポリシアル酸
     III-5 免疫と糖鎖(I)—— 免疫調節
        5.1 はじめに
        5.2 NKT細胞による免疫調節
        5.3 シグレックによる免疫調節
        5.4 TCR上の糖鎖
        5.5 IgG上の糖鎖
        56. おわりに
     III-6 免疫と糖鎖(II)—— 自然免疫の制御
        6.1 はじめに:自然免疫とは
        6.2 自然免疫の概観
        6.3 自然免疫における自己と非自己の識別
        6.4 自然免疫における動物レクチンの役割
        6.5 MBP/MBLの構造と自然免疫における役割
        6.6 おわりに:糖鎖を介する自然免疫と炎症性疾患
     III-7 免疫と糖鎖(III)—— 獲得免疫
        7.1 はじめに
        7.2 獲得免疫とは
        7.3 抗体
        7.4 IgG糖鎖のエフェクター機能への影響
        7.5 糖鎖抗原
        7.6 糖鎖抗原による疾患
        7.7 おわりに
      コラム10 シグレックと免疫制御
     III-8 癌と糖鎖
        8.1 はじめに
        8.2 細胞の癌化と糖鎖変化
        8.3 癌の悪性度の進行と糖鎖変化
        8.4 癌関連性糖鎖の臨床応用
      コラム11 プロテオグリカンと病気
     III-9 感染と糖鎖
        9.1 はじめに
        9.2 細菌の生存と病原性における糖代謝酵素の役割
        9.3 ノロウイルス感染における糖代謝酵素の役割
        9.4 細菌のシアリダーゼ
        9.5 ウイルスのシアリダーゼ
        9.6 トランス-シアリダーゼ
        9.7 抗インフルエンザ薬のシアリダーゼ阻害剤
      コラム12 糖鎖と植物ペプチドホルモン
      コラム13 植物多糖に隠された化学情報

おすすめ商品

最近チェックした商品履歴

Loading...