THE 心臓リハビリテーション 症例で紐解く超実践ガイド

出版社: 金芳堂
著者:
発行日: 2020-03-31
分野: 臨床医学:外科  >  リハビリ医学
ISBN: 9784765318129
電子書籍版: 2020-03-31 (第1版第1刷)
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商品紹介

近年、「心不全パンデミック」という言葉に象徴されるように、超高齢社会において心不全をはじめとする心機能に障害を抱える患者が増加し続けている。
こうした傾向と呼応するように「心臓リハビリテーション(心リハ)」がカバーする範囲も広がり、その必要性も年々高まってきている。いまや心リハに関する知識は一部の関係者のみならず、すべての医療者にとって欠かせない時代に差し掛かっている。
本書は、こうした時代的背景のもとに、すべての医療者を対象として、心リハに関する様々な基礎知識や各種データ(CPXなどの検査結果やエビデンス)の活かし方など、日本を代表する専門医療機関における豊富な実例を交えて、わかりやすく、すぐに役立つ内容を網羅した“超実践ガイド”である。

目次

  • 序章:さあ、心臓リハビリテーションを始めよう
    -仲間・場所・物品の確保-

    ■心臓リハビリテーションを始める前に
    ◎1.リハビリテーション室の運営に必要なもの
    ◎2.リハビリテーション室の運営を継続させるには

    第1章:心臓リハビリテーション実施の基本原則AKK
    -A安全に・K効果的に・K継続的に-

    ■1.心臓リハビリテーション実施前に確認すべき臨床評価項目
    ◎1.病歴
    ◎2.理学所見
    ◎3.胸部X線所見
    ◎4.血液検査所見
    ◎5.心エコー所見

    ■2.運動処方に必要なCPXの基礎知識
    ◎1.心肺運動負荷試験(CPX)で測定している指標
    ◎2.最大酸素摂取量(peak VO2)
    ◎3.嫌気性代謝閾値(AT)

    ■3.運動処方の進め方
    ◎1.運動中のリスクを把握する―運動負荷試験―
    ◎2.嫌気性代謝閾値(AT)ってないとダメ?―ATがわかる場合と不明の場合の処方―
    ◎3.心房細動の場合はどうするか
    ◎4.運動中・運動後に見るべきこと

    第2章:心不全と運動療法
    ■1.これさえ知っておけば心不全は怖くない−CPX(心肺運動負荷試験)4つの指標
    ◎1.CPXで確認すべき4つの指標とは?
    ◎2.4つの指標での重症度を見分ける

    ■2:なぜ運動が良い治療法なのか?
    ◎運動の多面的効果(pleiotropic effect)
    ◎筋肉量は生命予後の重要なマーカー
    ◎運動習慣と余命
    ◎どのくらい動けば効果があるのか?

    第3章:運動とプラスα
    ■1.運動以外に大切なこと
    ◎1.薬物療法
    ◎2.食事療法

    ■2.みんなで患者さんをケアしよう
    ◎再発させないための介入

    ■3.どうやって運動を継続させるか?
    ◎1.運動療法のアドヒアランスの実態
    ◎2.運動療法継続の障壁と促進因子
    ◎3.アドヒアランス向上への取り組み例から見えること
    ◎4.運動の機会へのアクセスのしやすさ

    第4章 実例で学ぶ心臓リハビリテーション
    ■1.急性心不全(入院)
    ◎急性心不全の心臓リハビリテーションの目的
    ◎心臓リハビリテーション開始のタイミング

    ■2.慢性心不全(外来)
    ◎慢性心不全の心臓リハビリテーションの目的
    ◎心臓リハビリテーション開始のタイミング

    ■3.急性心筋梗塞
    ◎急性心筋梗塞の心臓リハビリテーションの目的
    ◎心臓リハビリテーション開始前のチェック事項
    ◎心臓リハビリテーション開始のタイミング

    ■4.胸部外科術後
    ◎胸部外科術後の心臓リハビリテーションの目的
    ◎心臓リハビリテーション開始のタイミング

    ■5.虚弱な高齢者心不全
    ◎虚弱な高齢者心不全の心臓リハビリテーションの目的
    ◎心臓リハビリテーション開始のタイミング

    終章 30年後の心臓リハビリテーション
    ■心臓リハビリテーションのこれから
    ◎1.“運動”の再評価
    ◎2.多職種協同

    ■付録:カラーグラフ一覧

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