喘息治療薬の考え方、使い方 ver.2

出版社: 中外医学社
著者:
発行日: 2020-03-30
分野: 臨床医学:内科  >  呼吸器一般
ISBN: 9784498130050
電子書籍版: 2020-03-30 (2版1刷)
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商品紹介

一筋縄ではいかない喘息治療の極意をこの上なくわかりやすく,しかも実践的に解説した好評書の改訂増補版.Ver.2では『喘息予防・管理ガイドライン2018』(JGL2018)に完全対応.新規配合薬,抗コリン薬,分子標的薬,特異的免疫療法薬などの薬剤情報を追加し,全体にわたってブラッシュアップした.喘息治療薬を使いこなすために必要な知識を凝縮した珠玉の一冊.

目次

  • 第1部 喘息を深く知ろう
    第1章 喘息に関するミニ歴史
     1.喘息治療のやりがい
     2.なかなか進まなかった吸入ステロイドの普及
     3.長らく主流だった気管支拡張薬による治療と喘息死の関連
     4.喘息は増えているか?
     5.喘息はなぜ増えている?
     6.発症因子としてアレルゲンや細菌・ウイルス感染症が推定される
     7.喘息死について

    第2章 喘息の病態とは
     1.喘息病態の理解の移り変わり:機能的疾患から炎症性疾患へ
     2.アレルギー性気道炎症の意義
     3.気道炎症を起こす病態? Th2サイトカインの役割
     4.気道リモデリングとは? その重要性は?
     5.気道リモデリングのメカニズムは?
     6.喘息における気道上皮と間葉系細胞の相互関係
     7.気道平滑筋細胞と肥満細胞のクロストークが重要
     8.喘息の末梢気道病変とその意義
     9.自然免疫と自然リンパ球の役割

    第3章 診断について
     1.喘息の正しい治療は,まず正しい診断から
     2.今回のケースでなぜ前医により喘息と診断されたのか?
     3.「おかしいな」と思ったら躊躇せずに「初心」に戻る


    第2部 喘息の薬に強くなる
    第1章 吸入ステロイド薬
     1.喘息治療に革命をもたらした吸入ステロイドの有効性
     2.吸入ステロイドの有効なしくみ
     3.吸入ステロイドの具体的な使用法:いつから使うべきか?
     4.吸入ステロイドの具体的な使用法:どう使い分けるべきか?
     5.吸入ステロイドの副作用は?
     6.吸入ステロイドは気道リモデリングに有効か?

    第2章 長時間作用性β2刺激薬(LABA)
     1.LABAの治療における位置づけ
     2.LABAの実際的な使用法:配合薬アドエアの登場
     3.配合剤シムビコートの登場
     4.現状の4つの配合剤と今後の選び方

    第3章 ロイコトリエン受容体拮抗薬
     1.最新ガイドラインで明確になった喘息治療での位置づけ
     2.LTRAはどういうとき使うべきか?
     3.喘息治療でのLTRAへのこだわり
     4.LTRAの玄人的な使い方
     5.LTRAのもつさまざまな可能性
     6.LTRAは先を見越した治療!?

    第4章 抗コリン薬(スピリーバを中心に)
     1.抗コリン薬の種類と特徴を知ろう
     2.ACOにおける抗コリン薬
     3.抗コリン薬スピリーバの喘息での使い方

    第5章 テオフィリン薬をいかに使うか?
     1.テオフィリンの喘息治療薬としての歩み
     2.テオフィリンの不思議:なぜ効くのか?
     3.テオフィリン凋落の歴史
     4.気管支拡張薬から抗炎症薬へ
     5.現在におけるテオフィリンの位置づけ

    第6章 その他の喘息の薬
     1.個性あふれるその他の喘息の薬たち
     2.いわゆる抗アレルギー薬はどう使い分ければいいか
     3.いろいろな局面で思い出したいクロモグリク酸ナトリウム
     4.地味だが深いもち味のトシル酸スプラタスト(アイピーディ)
     5.文字通りのその他の抗アレルギー薬
     6.漢方薬はどんなとき使う?

    第7章 抗体製剤
     1.わが国初の生物製剤オマリズマブ(ゾレア)
     2.ゾレアの臨床的な有効性
     3.副作用は?
     4.ゾレアの使用の実際は?
     5.ゾレア使用法のさまざまな疑問
     6.抗IL-5抗体メポリズマブ「ヌーカラ」の登場
     7.ヌーカラを考慮すべき症例とは?
     8.抗IL-5受容体α抗体ベンラリズマブ「ファセンラ」の登場
     9.ファセンラの特徴
     10.抗IL-4/13受容体抗体デュピルマブ「デュピクセント」
     11.デュピルマブの有効性
     12.デュピルマブの特徴
     13.4つのバイオ製剤の使い分けは?

    第8章 特異的免疫療法
     1.免疫療法は国際的に認知されている特異的な根治療法
     2.免疫療法にはどんなものがあるか
     3.特異的免疫療法の実際
     4.免疫療法はなぜ効くのか?
     5.注目される舌下免疫療法
     6.他の療法との併用効果は??
     7.免疫療法の近未来像


    第3部 喘息治療のプロになる
    第1章 発作への対処:まずはエッセンスを理解しよう
     1.発作に対する治療エッセンス
     2.急性発作の考え方:重症発作の場合

    第2章 慢性期治療を開始!
     1.まずは基本を押さえよう
     2.吸入ステロイドの導入は果断に
     3.大事なのはアフターケア
     4.ステップアップのしかた
     5.喘息のコントロールをどう評価するのか?
     6.コントロール不良と判定された場合は?
     7.ステップダウンは必要か?

    第3章 実際的な問題
     1.難治性喘息
     2.高齢者喘息への対応
     3.ACO(asthma-COPD overlap)
     4.妊娠と喘息
     5.咳喘息の問題

    第4章 喘息のプロになるための章
     1.慢性期管理の実際的な問題で悩んだ時は
     2.病態の理解に関するモヤモヤ
     3.未来の治療のためのモヤモヤ:抗喘息薬の開発をどう進めるべきか?

    第5章 最後に喘息治療のコツを

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