ポリエチレングリコール製剤による慢性便秘症治療のストラテジー

出版社: 先端医学社
著者:
発行日: 2020-04-10
分野: 臨床医学:内科  >  胃/腸
ISBN: 9784865504552
電子書籍版: 2020-04-10 (第1版第1刷)
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商品紹介

本書は慢性便秘症の定義や分類、発症機序にはじまり、診断の方法から治療についてエキスパートから詳細に解説されているまた治療においては数多くのエビデンスを有し、海外で便秘症治療の第一選択薬として用いられている、ポリエチレングリコール(PEG)製剤にフォーカスを当て、現在の慢性便秘症治のあり方からPEG製剤の有効性や安全性、さらには具体的な用い方について必要な情報を集約した。

目次

  • PART 1 慢性便秘症の定義と病態
     1.わが国における慢性便秘症の現状  
     2.慢性便秘症の定義と分類

    PART 2 慢性便秘症治療の原因と病態生理
     1.慢性便秘症の原因と病態
     2.消化管運動と自律神経 
     3.腸内細菌叢と便秘症との関連

    PART 3 慢性便秘症の診断と治療の考え方
     1.慢性便秘症の診断手順と検査
     2.慢性便秘症の臨床症状と鑑別診断
     3.慢性便秘症治療の考え方と治療アルゴリズム

    PART 4 ポリエチレングリコール製剤の特徴と慢性便秘症治療における役割
     1.ポリエチレングリコール製剤の薬理学的特徴と臨床薬理
     2.各国における慢性便秘症の判断基準とガイドライン
     3.小児における慢性便秘症のガイドラインとポリエチレングリコール製剤の位置づけ
     4.ポリエチレングリコール製剤の副作用と安全性
     5.ポリエチレングリコール製剤のQOLへの影響と服薬アドヒアランス
     6.慢性便秘症における患者教育と排便習慣

    PART 5 ポリエチレングリコール製剤による慢性便秘症治療の実際
     1.小児における慢性便秘症の診断と治療
     2.成人における慢性便秘症の診断と治療
     3.高齢者における便秘症の特徴と治療
     4.女性における慢性便秘症とその治療
     5.精神科における慢性便秘症とポリエチレングリコール製剤によるアプローチ
     6.脳神経内科における便秘症とポリエチレングリコール製剤によるアプローチ
     7.緩和医療における慢性便秘症とポリエチレングリコール製剤によるアプローチ
     8.透析患者の慢性便秘症とポリエチレングリコール製剤によるアプローチ
     9.クリニックにおける慢性便秘症とポリエチレングリコール製剤によるアプローチ
     10.小児科の慢性便秘症における連携医療

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

Part 1 慢性便秘症の定義と病態

P.17 掲載の参考文献
P.23 掲載の参考文献

Part 2 慢性便秘症の原因と病態生理

P.29 掲載の参考文献
1) 第1章 2. 慢性便秘 (症) の分類. 慢性便秘症診療ガイドライン 2017, 日本消化器病学会関連研究会, 慢性便秘の診断・治療研究会編, 南江堂, 東京, 2017, pp3-5
P.33 掲載の参考文献
10) Nerves and Nerve Injuries Vol 1 : History, Embryology, Anatomy, Imaging, and Diagnostics, ed by Tubbs RS, Rizk E. Shoja MM et al, Academic Press, Cambridge, 2015
13) Caulfield MP, Birdsall NJ : International Union of Pharmacology. XVII. classification of muscarinic acetylcholine receptors. Pharmacol Rev 50 : 279-290, 1998
14) Stephens GJ, Mochida S : Gprotein βγ subunits mediate presynaptic inhibition of transmitter release from rat superior cervical ganglion neurones in culture. J Physiol 563 : 765-776, 2005
17) Grasa L, Rebollar E, Arruebo MP et al : The role of Ca2+ in the contractility of rabbit small intestine in vitro. J Physiol Pharmacol 55 : 639-650, 2004
19) Hansen MB : Neurohumoral control of gastrointestinal motility. Physiol Res 52 : 1-30, 2003
20) Camborova P, Hubka P, Sulkova I et al : The pacemaker activity of interstitial cells of Cajal and gastric electrical activity. Physiol Res 52 : 275-284, 2003
P.37 掲載の参考文献
1) 内藤裕二, 高木智久, 井上亮 : 慢性便秘症と腸内細菌学. 日本消化器病学会雑誌 115 : 940-949, 2018
2) 高木智久, 井上亮, 柏木里織ほか : 日本人健常成人における便性状からみた腸内細菌叢. 機能性食品と薬理栄養 12 : 54-59, 2018
6) 慢性便秘症診療ガイドライン 2017. 日本消化器病学会関連研究会, 慢性便秘の診断・治療研究会編, 南江堂, 東京, 2017
11) Kashiwagi S, Naito Y, Inoue R et al : Mucosa-associated microbiota in the gastrointestinal tract of healthy Japanese subjects. Digestion 5 : 1-14, 2019

Part 3 慢性便秘症の診断と治療の考え方 - わが国のガイドラインを中心に -

P.43 掲載の参考文献
P.48 掲載の参考文献
P.53 掲載の参考文献
1) 厚生労働省 : 日本人の食事摂取基準 (2015年版) の概要 https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
2) 高齢者の安全な薬物療法ガイドライン 2015, 日本老年医学会, 日本医療研究開発機構研究費・高齢者の薬物治療の安全性に関する研究研究班, メジカルビュー社, 東京, 2015

Part 4 ポリエチレングリコール製剤の特徴と慢性便秘症治療における役割

P.59 掲載の参考文献
2) DiPalma JA, Brady CE 3rd, Stewart DL et al : Comparison of colon cleansing methods in preparation for colonoscopy. Gastroenterology 86 : 856-860, 1984
3) 上野文昭, 荒川正一, 岩村健一郎ほか : 特殊組成電解質液服用による大腸内視鏡前処置法. 日本消化器内視鏡学会雑誌 29 : 509-515, 1987
5) Andorsky RI, Goldner F : Colonic lavage solution (polyethylene glycol electrolyte lavage solution) as a treatment for chronic constipation : a double-blind placebo-controlled study. Am J Gastroenterol 85 : 261-265, 1990
P.62 掲載の参考文献
11) 慢性便秘症診療ガイドライン 2017, 日本消化器病学会関連研究会, 慢性便秘の診断・治療研究会編, 南江堂, 東京, 2017, p6
12) National Institute for Health and Care Excellence : Constipation in children and young people : diagnosis and management, 2010, pp17-22
14) 小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン, 日本小児栄養消化器肝臓学会, 日本小児消化管機能研究会編, 診断と治療社, 東京, 2013
P.67 掲載の参考文献
5) 小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン, 日本小児栄養消化器肝臓学会, 日本小児消化管機能研究会編, 診断と治療社, 東京, 2013 http://www.jspghan.org/constipation/index.html
7) Constipation in children and young People : diagnosis and management of idiopathic childhood constipation in primary and secondary care. http://www.nice.org.uk/guidance/cg99/evidence/fuil-guidance-245466253
P.72 掲載の参考文献
1) 慢性便秘症診療ガイドライン 2017, 日本消化器病学会関連研究会, 慢性便秘の診断・治療研究会編, 南江堂, 東京, 2017, p66
2) 小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン, 日本小児栄養消化器肝臓学会, 日本小児消化管機能研究会編, 診断と治療社, 東京, 2013, p58
3) モビコール(R) 配合内用剤, 医薬品インタビューフォーム
4) モビコール(R) のclinical study (小児) https://www.eapharma.co.jp/medicalexpert/product/movicol/clinicalchild/safety.html
5) 医薬用医薬品 : モビコール https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00067759
12) 小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン, 日本小児栄養消化器肝臓学会, 日本小児消化管機能研究会編, 診断と治療社, 東京, 2013, p57
P.76 掲載の参考文献
1) 厚生労働省 : 平成28年度国民生活基礎調査
2) 慢性便秘症診療ガイドライン 2017, 日本消化器病学会関連研究会, 慢性便秘の診断・治療研究会編, 南江堂, 東京, 2017
4) 坪井謙之介, 寺町ひとみ, 葛谷有美ほか : 服薬アドヒアランスに影響を及ぼす患者の意識調査. 医療薬学 38 : 522-533, 2012
P.79 掲載の参考文献

Part 5 ポリエチレングリコール製剤による慢性便秘症治療の実際

P.85 掲載の参考文献
1) 厚生労働省 : 平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000134208.html
2) 清水俊明 : 便秘. 小児科診療ガイドライン-最新の治療指針- <第4版>, 五十嵐隆編. 総合医学社, 東京, 2019, pp11-15
3) 小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン, 日本小児栄養消化器肝臓学会, 日本小児消化管機能研究会編, 診断と治療社, 東京, 2013, pp1-67
4) 清水俊明, 幾瀬圭 : 便秘症, 小児科臨床 71 : 767-772, 2018
P.94 掲載の参考文献
1) 第1章 定義・分類・診断基準. 慢性便秘症診療ガイドライン 2017, 日本消化器病学会関連研究会, 慢性便秘の診断・治療研究会編, 南江堂, 東京, 2017, pp1-7
2) 味村俊樹 : 定義・分類・診断基準. 臨牀消化器内科 33 : 367-375, 2018
3) 味村俊樹 : II-5 慢性便秘. 消化器疾患最新の治療 2019-2020, 小池和彦, 山本博徳, 瀬戸泰之編, 南江堂, 東京, 2019, pp86-91
4) 味村俊樹 : 便秘の病態・診断の基本. レジデント 11 : 6-17, 2017
5) 味村俊樹, 本間祐子, 堀江久永 : 慢性便秘症の機能検査. 消化器・肝臓内科 5 : 163-173, 2019
6) 味村俊樹 : 慢性便秘症の初期診療. 診断と治療 106 : 811-819, 2018
7) 味村俊樹 : 慢性便秘症治療薬の正しい使い方 新生児便秘症治療薬の適切な使用方法をマスターする. レジデントノート 21 : 715-723, 2019
13) 味村俊樹 : 高齢者の排便障害の特徴と治療. 臨床老年看護 25 : 2-13, 2018
14) Culbert P, Gillett H, Ferguson A : Highly effective new oral therapy for faecal impaction. Br J Gen Pract 48 : 1599-1600, 1998
16) 味村俊樹, 本間祐子, 堀江久永 : 慢性便秘症の外科治療. 日本消化器病学会雑誌 115 : 967-976, 2018
17) 味村俊樹 : 便排出障害 (直腸肛門機能障害). 診断と治療 101 : 285-290, 2013
18) 味村俊樹 : 機能性便排出障害型便秘症に対するバイオフィードバック療法の実際. 臨床医のための慢性便秘マネジメントの必須知識, 中島淳編, 医薬ジャーナル社, 大阪, 2015, pp176-182
19) 味村俊樹, 本間祐子, 堀江久永 : 排便障害に対する仙骨神経刺激療法とバイオフィードバックによるリハビリテーション. 外科 81 : 506-516, 2019
20) 味村俊樹 : 直腸瘤の診断と治療. 臨床外科 63 : 339-349, 2008
P.98 掲載の参考文献
P.102 掲載の参考文献
2) 北岡有喜 : 妊娠に伴うマイナートラブルへの対応 便秘-妊娠中の便秘の科学. ペリネイタルケア 19 : 988-992, 2000
3) Marti, Roche, Delをaval et al : Rectoceles : value of videodefecography in selection of treatment policy. Colorectal Dis 1 : 324-329, 1999
5) 厚生労働省 : 平成27年国民健康・栄養調査報告の結果 https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
6) 中野かおる, 高橋知子, 角田明良ほか : V章. 排泄障害に対するリハビリテーション 12. 食事指導. リハスタッフのための排泄リハビリテーション実践アプローチ, 鈴木重行, 井上倫恵編, メジカルビュー社, 東京, 2018, pp336-345
8) 藤井渉, 角田明良, 高橋知子 : 直腸瘤に対するtransanal anterior Delorme法の治療成績. 日本大腸肛門病学会雑誌 69 : 66-74, 2016
P.106 掲載の参考文献
1) Kim B, Susan M, Scott Bほか : ギャノング生理学 (原書 25版), 岡田泰伸監修, 丸善出版, 東京, 2017, pp306-310
2) 認知症テキストブック, 日本認知症学会編, 中外医学社, 東京, 2008, p39
P.111 掲載の参考文献
1) 榊原隆次 : 多系統萎縮症 vs パーキンソン病 自律神経症候から見た鑑別法 消化管障害 (解説). 自律神経 53 : 218-221, 2016
9) 神経・精神疾患による消化管障害ベッドサイドマニュアル, 榊原隆次, 福土審編著, 中外医学社, 東京, 2019
P.115 掲載の参考文献
1) 慢性便秘症診療ガイドライン 2017, 日本消化器病学会関連研究会, 慢性便秘の診断・治療研究会編, 南江堂, 東京, 2017
2) がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン 2017年版, 日本緩和医療学会ガイドライン統括委員会編, 金原出版, 東京, 2017
3) 平山功 : 緩和医療における便秘治療の重要性と実際の治療. Pharma Medica 35 : 39-43, 2017
9) 厚生労働省医薬・生活衛生局 : 医薬品医療機器等安全性情報 No. 328, 2015
13) 中島淳, 冬木晶子, 稲生優海ほか : 便秘治療薬の動向. Pharma Medica 35 : 31-34, 2017
P.121 掲載の参考文献
1) 中島淳 : 慢性便秘の病態. 診断と治療 101 : 211-216, 2013
3) 西原舞, 平田純生, 和泉智ほか : 透析患者の便秘症についての実態調査. 日本透析医学会雑誌 37 : 1887-1892, 2004
4) 福岡県腎臓病患者連絡協議会 : 便秘アンケート調査結果, ふくじんきょう 259 : 2-7, 2016
5) 西原舞, 平田純生, 山川智之 : 透析患者における便秘と虚血性腸炎. 大阪透析研究会会誌 23 : 55-59, 2005
6) 飯田倫理, 酒巻裕一, 山本卓ほか : 慢性の便秘症とメタボリック症候群から大腸イレウス・腹部コンパートメント症候群に陥った慢性腎不全の1例. 臨牀透析 31 : 471-474, 2015
7) 中村忠博, 松永典子, 樋口則英ほか : 酸化マグネシウム製剤の腎機能低下患者における血清マグネシウム値への影響. 日本腎臓病薬物療法学会誌 2 : 3-9, 2013
8) 平田純生, 和泉智, 古久保拓ほか : Sevelamer hydrochloride投与による便秘症予防のための下剤使用法の検討. 日本透析医学会雑誌 37 : 1967-1973, 2004
10) 吉田拓弥, 古久保拓, 田中千春ほか : 血液透析患者の便秘症に対するルビプロストンの臨床効果. 大阪透析研究会会誌 32 : 29-32, 2014
11) 元志宏, 野辺香奈子, 金井弘次ほか : ルビプロストン投与により大腸メラノーシスが改善した維持透析患者の1例. 日本透析医学会雑誌 50 : 163-166, 2017
P.127 掲載の参考文献
1) 岡崎啓介 : 放射線不透過マーカーを用いた大腸通過時間の測定-便秘の質的診断のために-. 日本大腸肛門病学会雑誌 63 : 339-345, 2010
2) 岡崎啓介 : 刺激性下剤の使い方の検討-大腸通過時間を指標として-. 日本大腸肛門病学会雑誌 64 : 408-413, 2011
3) 慢性便秘症診療ガイドライン 2017, 日本消化器病学会関連研究会, 慢性便秘の診断・治療研究会編, 南江堂, 東京, 2017
4) 岡崎啓介, 山田春樹, 森永紀 : 大黄・センナ含有医薬品のセンノシドA・B定量による刺激性下剤成分の評価. 兵庫県医師会医学雑誌 59 : 32-36, 2017
6) 味村俊樹 : 慢性便秘症の初期診療. 診断と治療 106 : 811-819, 2018
7) 大腸肛門機能障害研究会HP https://kinoushougai.wixsite.com/mysite/blank-4
8) 国立健康・栄養研HP. 「健康食品」の素材情報データベース https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/indiv.html
9) 岡崎啓介, 森永紀 : 刺激性下剤強度ランキング表2019の作成. 日本臨床肛門病学会雑誌 3 : 81-86, 2019
P.130 掲載の参考文献
1) 小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン, 日本小児栄養消化器肝臓学会, 日本小児消化管機能研究会編, 診断と治療社, 東京, 2013, p30
2) 小児慢性機能性便秘症診療ガイドライン, 日本小児栄養消化器肝臓学会, 日本小児消化管機能研究会編, 診断と治療社, 東京, 2013, p33
P.133 掲載の参考文献
1) 菊地有紀, 薬袋淳子, 島内節 : 在宅重度要介護高齢者の排泄介護における家族介護者の負担に関連する要因. 国際医療福祉大学紀要 15 : 13-23, 2010
2) 中島淳, 冬木晶子, 稲生優海ほか : 便秘治療薬の動向. Pharma Medica 35 : 31-34, 2017

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