こんな対応はNG! 非専門医のためのリウマチ・膠原病診療

出版社: 金芳堂
著者:
発行日: 2020-04-30
分野: 臨床医学:内科  >  膠原病/リウマチ
ISBN: 9784765318273
電子書籍版: 2020-04-30 (第1版第1刷)
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商品紹介

非専門医を対象に、診療時の適切な対応や専門医への紹介のタイミングなどについて、NG事例をもとに必要ポイントを解説した一冊。古い知識や経験則に基づいて行われる不適切な診療の結果として、患者が不利益を被った状態で専門医に紹介されてくるケースが頻繁にあります。こうした現状を打開するための正しい対応例を伝授します!

目次

  • その1 リウマチ膠原病に対する考え方と初期対応のNG
    NG1 関節リウマチは関節破壊を進行させては×!
    NG2 関節リウマチは痛みを抑えるだけでは×!
    NG3 関節が痛い=関節リウマチによる関節炎と決めては×!
    NG4 副腎皮質ステロイドは全ての膠原病の治療薬と考えるのは×!
    NG5 リウマチ膠原病を疑ったら「とりあえずステロイド」は×!
    NG6 感染症と悪性腫瘍の精査を行う前に強力な免疫抑制療法を施行しては×!
    NG7 B型肝炎ウイルス感染を確認せずに免疫抑制療法は×!
    NG8 潜在性結核の有無を確認せずに免疫抑制療法は×!
    NG9 専門外だからという理由で診療拒否は×!
    NG10 免疫抑制薬投与中に悪性腫瘍が見つかった場合は専門医に報告しないのは×!

    その2 血液検査、画像検査の解釈のNG
    NG11 関節リウマチを血液検査だけで診断しては×!
    NG12 レントゲンで異常がなくても関節リウマチを否定しては×!
    NG13 炎症反応が正常だから関節炎がないと言っては×!
    NG14 膠原病の診断は抗核抗体や自己抗体が全てと考えては×!
    NG15 自己抗体の抗体価が高い=必ず活動性が高いと考えるのは×!

    その3 関節リウマチ診療のNG
    NG16 関節が痛い=炎症が残っていると決めつけては×!
    NG17 禁忌事項を確認せずにメトトレキサート投与は×!
    NG18 専門医と相談せずに生物学的製剤治療は×!
    NG19 関節リウマチに対して副腎皮質ステロイドを漫然と長期間使用するのは×!
    NG20 関節リウマチに対してレントゲンのフォローを行わないのは×!
    NG21 本人の希望を無視して治療を行うのは×!
    NG22 リウマチ性多発筋痛症の診断を安易に行っては×!
    NG23 高齢者の関節リウマチは若年者と同様に考えては×!

    その4 副腎皮質ステロイド治療のNG
    NG24 骨粗鬆症対策を行わないのは×!
    NG25 血糖値は「食前」だけで評価しては×!
    NG26 低用量を目指して減量しなければ×!
    NG27 一律にプレドニゾロン換算5mg/日ずつ減量するのは×!

この書籍の参考文献

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本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

その1 リウマチ膠原病に対する考え方と初期対応のNG

P.10 掲載の参考文献
P.17 掲載の参考文献
1) 横田和浩. 炎症と破骨細胞. 日本臨床免疫学会会誌 2017 ; 40 : 367-376
2) Smolen JS, et al. EULAR recommendations for the management of rheumatoid arthritis with synthetic and biological disease-modifying antirheumatic drugs : 2016 update, Ann Rheum Dis 2017 ; 76 : 960-977
P.23 掲載の参考文献
1) 日本リウマチ学会. 新基準使用時のRA鑑別疾患難易度別リスト https://www.ryumachi-jp.com/info/161114_table1.pdf
P.29 掲載の参考文献
1) 川口鎮司. 全身性強皮症. In : 日本リウマチ財団教育研修委員会, 日本リウマチ学会生涯教育委員会, 編. リウマチ病学テキスト改訂第2版 : 診断と治療社 ; 2016. 211-217
2) 川上純. Sjogren症候群. In : 日本リウマチ財団教育研修委員会, 日本リウマチ学会生涯教育委員会, 編. リウマチ病学テキスト改訂第2版 : 診断と治療社 ; 2016. 202-210
P.36 掲載の参考文献
1) 田中栄. 関節炎へのアプローチ. In : 日本リウマチ財団教育研修委員会, 日本リウマチ学会生涯教育委員会, 編. リウマチ病学テキスト改訂第2版 : 診断と治療社 ; 2016. 41
P.42 掲載の参考文献
1) 日本呼吸器学会 生物学的製剤と呼吸器疾患・診療の手引き作成委員会. 生物学的製剤と呼吸器疾患診療の手引き : 2014. 59-69
P.48 掲載の参考文献
1) 和田琢, 三村俊英. 免疫抑制療法により発症するB型肝炎対策. In : 日本臨休社, 編. 日本臨牀増刊号 血管炎 (第2版) 基礎と臨床のクロストーク : 日本臨牀社 ; 2018. 622-626
2) 日本肝臓学会編. B型肝炎治療ガイドライン (第3.1版) 2019年3月 https://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_b
4) 持田智. B型肝炎の再活性化-化学療法から抗リウマチ薬まで-, Medical Practice 2017 ; 34 : 755-759
P.55 掲載の参考文献
1) Patkar NM, et al. Association of infections and tuberculosis with antitumor necrosis factorα therapy, Curr Opin Rhuematol 2008 ; 20 : 320-326
2) 日本結核病学会予防委員会・治療委員会編. 潜在性結核感染症治療指針, 結核 2013 ; 88 : 497-512
P.64 掲載の参考文献
1) 日本リウマチ学会MTX診療ガイドライン策定小委員会. 関節リウマチ治療におけるメトトレキサート (MTX) 診療ガイドライン 2016年改訂版 : 羊土社 ; 2016

その2 血液検査, 画像検査の解釈のNG

P.74 掲載の参考文献
2) 横田和浩, 三村俊英. リウマチ因子 (RF) (リウマトイド因子). In : 高久史麿, 監. 臨床検査データブック 2019-2020 : 医学書院 ; 2019. 436
3) 和田琢, 三村俊英. 抗シトルリン化ペプチド抗体 (抗環状シトルリン化ペプチド抗体 (抗CCP抗体 (ACPA)). In : 高久史麿, 監. 臨床検査データブック 2019-2020 : 医学書院 ; 2019. 438-439
4) 横田和浩, 三村俊英. マトリックスメタロプロテイナーゼ-3 (MMP-3). In : 高久史麿, 監. 臨床検査データブック 2019-2020 : 医学書院 ; 2019. 438
5) 石井彰. 赤血球沈降速度 (ESR, 赤沈, 血沈). In : 高久史麿, 監. 臨床検査データブック 2019-2020 : 医学書院 ; 2019. 640-641
P.84 掲載の参考文献
1) 中原龍一. 関節外科 4月増刊号 : メジカルレビュー社 ; 2018. 106-119
3) 日本リウマチ学会関節リウマチ超音波標準化小委員会. リウマチ診療のための関節エコー評価ガイドライン 滑膜病変アトラス : 羊土社 ; 2014
P.90 掲載の参考文献
1) 石井彰. C反応性蛋白 (CRP). In : 高久史麿, 監. 臨床検査データブック 2019-2020 : 医学書院 ; 2019. 641-643
P.102 掲載の参考文献
1) 和田琢, 三村俊英. 抗核抗体 (ANA). In : 高久史麿, 監. 臨床検査データブック 2019-2020 : 医学書院 : 2019. 439-440
3) 高崎芳成. 自己免疫疾患の診断基準と治療指針 第9版 : 株式会社 医学生物学研究所 : 2018
5) 深谷修作. 混合性結合組織病/overlap症候群. In : 日本リウマチ財団教育研修委員会, 日本リウマチ学会生涯教育委員会, 編. リウマチ病学テキスト改訂第2版 : 診断と治療社 ; 2016. 228-232

その3 関節リウマチ診療のNG

P.127 掲載の参考文献
1) 日本リウマチ学会MTX診療ガイドライン策定小委員会. 関節リウマチ治療におけるメトトレキサート (MTX) 診療ガイドライン 2016年改訂版 : 羊土社 ; 2016
3) Alarcon GS, et al. MTX-lung toxicity in RA : A multicenter, case-control study 1995 National Scientific Meeting, Am College Rheumatol 1995;
4) 前川 真人. シアル化糖鎖抗原KL-6 (KL-6). In : 高久史磨, 編. 臨床検査データブック 2019-2020 : 医学書院 ; 2019. 689-690
5) 田中栄一. サラゾスルファピリジン・ブシラミン. In : 住田孝之, 編. 分子リウマチ治療 : 先端医学社 ; 6 (2) : 2013. 55-59
P.135 掲載の参考文献
1) 日本呼吸器学会 生物学的製剤と呼吸器疾患・診療の手引き作成委員会. 生物学的製剤と呼吸器疾患診療の手引き : 2014. 59-69
P.140 掲載の参考文献
1) Smolen JS, et al. EULAR recommendations for the management of rheumatoid arthritis with synthetic and biological disease-modifying antirheumatic drugs : 2016 update, Ann Rheum Dis 2017 ; 76 : 960-977
2) 日本リウマチ学会編. 関節リウマチ診療ガイドライン 2014 : メディカルレビュー社 ; 2014. 47
P.145 掲載の参考文献
P.150 掲載の参考文献
P.158 掲載の参考文献
P.166 掲載の参考文献
1) 酒井良子, 針谷正祥. リウマチ・膠原病疾患の感染症リスクに関する疫学データ. Geriatric Medicine 2016 ; 54 : 883-886
3) 日本リウマチ学会MTX診療ガイドライン策定小委員会. 関節リウマチ治療におけるメトトレキサート (MTX) 診療ガイドライン 2016年改訂版 : 羊土社 ; 2016
5) 青木昭子. 高齢関節リウマチ患者の病態と治療. 東京医科大学雑誌 2017 ; 75 : 187-194

その4 副腎皮質ステロイド治療のNG

P.177 掲載の参考文献
P.181 掲載の参考文献
1) 野見山崇, 柳瀬敏彦. ステロイドに伴う代謝異常 (高血圧, 脂質異常症, 糖尿病) の適切な管理方法とは? . In : 山岡邦宏, 五野貴久, 三森経世, 桑名正隆, 編. リウマチ膠原病診療ハイグレード リウマチ・膠原病の合併症や諸問題を解く : 文光堂 ; 2016
2) 石田俊彦. ステロイド糖尿病. Diabetes Frontier 2007 ; 18 ; 332-335
P.185 掲載の参考文献
P.189 掲載の参考文献
1) 亀田秀人. 膠原病・リウマチ性疾患におけるステロイドの使い方. 成人と生活習慣病 2018 ; 48 : 1187-1192

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