「脳コワさん」支援ガイド

出版社: 医学書院
著者:
発行日: 2020-05-15
分野: 看護学  >  看護学一般
ISBN: 9784260042345
シリーズ: ケアをひらく
書籍・雑誌
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2,200 円(税込)

商品紹介

会話がうまくできない、雑踏が歩けない、突然キレる、すぐに疲れる……。病名や受傷経緯は違っていても、結局みんな「脳の情報処理」で苦しんでいる。高次脳機能障害の人も、発達障害の人も、認知症の人も、うつの人も、脳が「楽」になれば見えている世界が変わる。それが最高の治療であり、ケアであり、リハビリだ。疾患ごとの〈違い〉に着目する医学+〈同じ〉困りごとに着目する当事者学=「楽になる」を支える超実践的ガイド!

目次

  • プロローグ
     1 脳コワさんってなんだろう
     2 脳コワさん支援の難しさ

    第1章 病名は違えど困りごとは同じ
     1 「脳コワさん」なんて、まとめちゃっていいの?
     2 相手の話が聞き取れないのはなぜか
     3 自分の意思を伝えられないのはなぜか
     4 言葉のキャッチボールができないのはなぜか
     5 原因は何であれ対処法は同じ

    第2章 「楽」になるまでの8つのステージ
     1 僕のプロセスを振り返ってみる
     2 早期復帰を支えた5つのアドバンテージ
     3 病前の日常が最良のリハビリ課題だ
     4 「二次障害としてのうつ」という最悪シナリオ

    第3章 「4つの壁」に援助職ができること
     1 聞き取りの壁「苦しい」の声を受け止めてもらえない
     2 受容の壁「何が不自由か」が分からない
     3 言語化の壁「言葉にする」の途方もない困難
     4 自己開示の壁社会に出ると「助けて」が言えなくなる

    第4章 脳コワさんの生きる世界
     1 破局反応(パニック)
     2 情報処理速度の低下
     3 感情をコントロールできない
     4 ひとつのことに固執する
     5 易疲労
     6 非現実感
     7 脳コワ症状をどう考えたらよいか

    第5章 全援助職に望む支援姿勢
     1 社会的困窮リスクを理解する
     2 当事者を破局に追い込まない
     3 援助職のみなさんへ
     4 キャリア形成後の就労支援
     5 キャリア形成前の就労支援
     6 高齢者への支援
     7 あらゆる「あなた」が援助者に

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