医療関係者のための脳機能研究入門

出版社: 北大路書房
著者:
発行日: 2020-09-20
分野: 臨床医学:内科  >  心身/臨床心理
ISBN: 9784762831218
書籍・雑誌
≪全国送料無料でお届け≫
取寄せ目安:8~14営業日

3,300 円(税込)

商品紹介

脳科学の実験において脳賦活化を扱う場合,それは症例の特徴的な症状を知り,脳内機序を明らかにするために行われるべきである。任意課題の施行時に活動する脳部位を同定し,得られた結果と臨床症候をどのように統合して解釈すればよいのか。実験の概略と計画のノウハウを初学者に向けて解説。症例報告の仕方についても整理。

目次

  • 第1章 研究のバックグラウンド
     第1節 エビデンスとは?
     第2節 仮説の立て方
     第3節 EBMの4段階
     第4節 実験パラダイムの組み立て方
     ■第1章のまとめ

    第2章 認知機能の基本的な枠組み
     第1節 デカルトの分割の規則
     第2節 認知ピラミッド
     第3節 現時点での知覚から概念形成に至るモデル
     第4節 ゲシュタルト
     ■第2章のまとめ

    第3章 症例研究
     第1節 失語症
     第2節 失行
     第3節 失認
     第4節 健忘症
     第5節 前頭葉機能障害
     第6節 構成障害
     第7節 半側空間無視
     ■第3章のまとめ

    第4章 症例研究が示すもの
     第1節 局在
     第2節 箱と矢印のモデルと二重解離の法則
     第3節 純粋例の重要性
     第4節 見えない病巣を同定する
     第5節 症例研究の重要性と限界
     ■第4章のまとめ

    第5章 症例報告の仕方
     第1節 症例報告の基本
     第2節 症例報告の実際
     ■第5章のまとめ

    第6章 群研究
     第1節 群研究とは
     第2節 群研究を行う上で留意すべき点
     ■第6章のまとめ

    第7章 脳賦活化実験
     第1節 初心者が陥りがちな失敗
     第2節 原理と方法論
     第3節 各画像解析の方法と結果の解釈,特徴と限界
     第4節 解析ソフトの種類と特徴
     第5節 脳画像研究の結果が示すもの
     ■第7章のまとめ

    第8章 症例研究に脳賦活化実験を活かす
     第1節 症例の観察
     第2節 覚醒と注意
     第3節 認知機能の枠組み
     第4節 脳賦活化実験で何を明らかにしようとするのか?
     第5節 脳賦活化実験の実験計画
     第6節 脳賦活化実験の結果を確からしくするもの
     ■第8章のまとめ

    第9章 実際例
     実例1
     実例2
     実例3
     実例4
     ■第9章のまとめ

    第10章 症例研究と脳賦活化実験のあるべき姿とは?
     第1節 症例研究
     第2節 脳賦活化実験
     ■第10章のまとめ

最近チェックした商品履歴

Loading...