図解入門 よくわかる 最新抗菌薬の基本と仕組み 第2版

出版社: 秀和システム
著者:
発行日: 2020-09-10
分野: 臨床医学:一般  >  薬物療法
ISBN: 9784798062631
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商品紹介

薬について学ぶとき、最も挫折しやすい分野が抗菌薬です。その理由は感染症を引き起こす細菌の種類と、それに対応する薬の種類が膨大だからです。しかし、抗菌薬の考え方には一定の法則があります。本書は、医学、看護学、薬学を学ぶ学生のほか一般の方でもわかるように、感染症と抗菌薬の基礎知識と仕組みについてわかりやすく解説した入門書です。第2版では新型コロナウイルス(COVID-19)の作用機序や特徴について特に加筆しました。

目次

  • 第 1 章 感染症の基礎
     1-1 感染症の歴史
     1-2 微生物がヒトの体内に侵入する
     1-3 病気をもたらす微生物
     1-4 細菌感染とウイルス感染
     1-5 感染症が増加している
     1-6 感染症のいろいろな病状・病態
     1-7 微生物の発育を阻害する微生物
     1-8 細菌感染症の特効薬〈抗菌薬〉
     1-9 感染症成立の条件
     1-10 伝染する感染症
     1-11 水平感染を防ぐ方法
     1-12 感染症の診断、検査
     1-13 感染症を治療する
     1-14 食中毒と微生物
     1-15 消毒薬の基本
     コラム 抗菌薬は数少ない根本治療薬
     コラム 抗菌薬の働きを覚えるコツ

    第 2 章 細菌とウイルスの特徴を知る
     2-1 ヒトと細菌の細胞構造
     2-2 グラム陽性、グラム陰性とは
     2-3 細菌を観察する
     2-4 細菌とウイルスの違い
     2-5 ウイルスに抗菌薬は効かない
     2-6 ウイルスは生物?
     2-7 人間の免疫力
     2-8 免疫力の低下による感染
     2-9 病院内で起こる感染
     コラム 原因菌による薬の選択

    第 3 章 抗菌薬・抗ウイルス薬を理解するポイント
     3-1 抗菌とは
     3-2 抗菌薬の歴史
     3-3 ペニシリンの発見と貢献
     3-4 改良による新たな抗生物質の創出
     3-5 高齢者に起こる肺炎
     3-6 細菌だけに毒性を示す
     3-7 抗菌薬の「強さ」とは何か
     3-8 抗菌薬が新たな感染症を引き起こす
     3-9 最初に学ぶ抗菌薬
     3-10 抗菌薬の作用機序(1)
     3-11 抗菌薬の作用機序(2)
     3-12 抗菌薬の作用機序(3)
     3-13 抗菌薬を分類する殺菌性と静菌性
     3-14 抗ウイルスとは
     3-15 抗ウイルス薬の歴史
     3-16 抗インフルエンザウイルス薬の作用機序
     3-17 抗ヘルペスウイルス薬の作用機序

    第 4 章 抗菌薬・抗ウイルス薬による治療
     4-1 薬剤耐性とは何か?
     4-2 耐性菌の歴史
     4-3 抗菌薬を分解する酵素の出現
     4-4 耐性菌の発生メカニズム
     4-5 耐性菌が増える機構
     4-6 耐性菌の出現
     4-7 薬剤耐性を防ぐために
     4-8 副作用を抑えて治療効果を高める
     4-9 使用を制限する抗菌薬
     4-10 予防的抗菌薬の投与
     コラム バンコマイシンの復活

    第 5 章 抗菌薬の適正な使用
     5-1 抗菌薬の適正な使用とは(PK/PD理論)
     5-2 抗菌薬が作用する仕組み
     5-3 細菌の増殖抑制効果
     5-4 抗菌薬の効果を最大限に発揮させる
     5-5 濃度依存性抗菌薬の投与
     5-6 時間依存性抗菌薬の投与
     5-7 薬の有効性と安全性の評価
     5-8 抗菌薬を併用する目的
     5-9 腎機能低下患者への投与
     5-10 血中濃度を素早く引き上げる
     コラム 抗菌薬の作用を発揮させた正しい投与

    第 6 章 生活の中に潜む病原微生物
     6-1 重要な細菌とウイルスを見極める
     6-2 黄色ブドウ球菌
     6-3 化膿レンサ球菌
     6-4 腸球菌
     6-5 肺炎球菌
     6-6 大腸菌
     6-7 緑膿菌
     6-8 インフルエンザ菌
     6-9 マイコプラズマ
     6-10 結核菌
     6-11 ライノウイルス、コロナウイルス
     6-12 インフルエンザウイルス
     6-13 ヘルペスウイルス
     コラム ワクチンの効果と病気の予防

    第 7 章 抗菌薬・抗ウイルス薬の種類と内服薬
     7-1 抗菌薬を学ぶ前に
     7-2 ペニシリン系抗生物質(1)
     7-3 ペニシリン系抗生物質(2)
     7-4 ペニシリン系抗生物質(3)
     7-5 セフェム系抗生物質(1)
     7-6 セフェム系抗生物質(2)
     7-7 セフェム系抗生物質(3)
     7-8 カルバペネム系抗生物質
     7-9 グリコペプチド系抗生物質
     7-10 オキサゾリジノン系抗菌薬
     7-11 マクロライド系抗生物質
     7-12 アミノグリコシド系抗生物質
     7-13 ニューキノロン系抗菌薬(1)
     7-14 ニューキノロン系抗菌薬(2)
     7-15 テトラサイクリン系抗生物質
     7-16 ST合剤
     7-17 抗インフルエンザウイルス薬
     7-18 主な抗ヘルペスウイルス薬
     コラム 炎症の度合いを測る指標

    第2版の刊行にあたって
      抗菌薬を学ぶことは世界を救う第一歩

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