目次
- 第1章 教員の組織と役割
1.教員の組織と役割
2.大学における教員組織と役割
• 大学の目的
• 教員組織と役割
• 教員になるための要件
• 教員組織の編制
• 大学教員の3つの使命
• 大学の機能遂行のための組織運営
• 助教の役割と心得
• 助手の役割と心得
3.専修学校(専門学校)における教員組織と役割
• 専修学校の目的
• 教員組織と役割
• 教員になるための要件
• 専任教員の役割
4.資格試験
• 看護師国家試験(「保健師助産師看護師法」第21条)
• 准看護師試験(「保健師助産師看護師法」第22条)
第2章 カリキュラムから授業の実施まで
1.カリキュラムとは
2.看護師教育におけるカリキュラム
3.カリキュラムの立案
4.カリキュラムマップ
5.カリキュラムの要素
• 教育目標
• 学習方略
• 評価
6.教育目標の分類
7.教育目標の記述方法
• 原則
• 一般目標(GIO)の記述
• 行動目標(SBO)の記述
• 教育目標のもつべき性格
8.シラバス(授業計画書)
• 役割
• 基本設計とフォーマット
9.授業設計
• どのようなときに学生は学ぶか
• 授業設計の意義
• 授業までの流れ
• 授業案の作成
10.学習方略
• 学習方略の種類
• 教育資源
11.授業(講義)の展開
• 導入
• 展開
• まとめ
12.テスト(客観試験)
• テストの利点と欠点
• 問題作成の流れ
13.成績評価
• 評価の種類
• 評価の方法
• 評価の基準
• 評価結果の通知・報告
第3章 看護学実習を指導するための基礎知識
1.実習の目的・目標の確認
• 所属する大学や専修学校の実習の目的・目標の確認
• 看護学実習構成の確認
• 実習科目の目的・目標の確認
2.担当学生の情報収集
3.実習施設との打ち合わせ
4.実習施設の把握
5.受け持ち対象者への協力依頼
• 学生の受け持ち対象者・家族への依頼
• 学生が受け持ち以外の対象者に看護援助を行う場合
6.受け持ち対象者の情報収集
7.実習指導案の作成
• 実習の位置づけ
• 実習の考察
• 週案
• 日案
• 評価計画
8.オリエンテーション
• 実習科目のオリエンテーション
• 実習施設別のオリエンテーション
• 実習グループのオリエンテーション
9.実習指導
• 実習状況の確認と把握
• 指導方法
• 看護過程の展開と指導のポイント
10.実習評価
11.診療情報・実習記録の取り扱いについて
• 診療情報について
• 実習記録について
12.臨地実習指導者の実践
• 学生を受け入れる準備
• 受け持ち対象者の選定と協力依頼
• オリエンテーション
• 実習指導
• 評価
13.事故発生時の対応および報告手続き
• 主な事故の種類と事故発生時の応急処置の流れ
• 報告の流れ
• 事故報告書の作成・提出
• 事故負担への対応
14.大学と実習施設との関係
第4章 看護教員にとっての研究
1.看護教員としての自己研鑽
• 自己研鑽の必要性
• 自己研鑽の方法
2.看護研究とは
• 看護研究の意義および必要性
• 研究のステップ
3.看護研究における倫理
• 看護倫理とは
• 倫理的配慮とは
4.看護教員としての研究実施上の留意点
• 学生を研究対象とした場合
• 患者および一般の人々を研究対象とした場合
• 利益相反(COI:conflict of interest)とは
5.学生への研究指導上の留意点
第5章 授業に使えるコミュニケーションの技法
1.なぜ,コミュニケーションの技法が大切なのか
2.コミュニケーションの技法
• 初対面で人の心をつかむ方法
• 常にアイコンタクト
• 反応を見ながら対応する
• 会話のきっかけになる話題
• 場の雰囲気を読む
3.講義を魅力的にするための工夫
4.話し方の工夫
• 話す速度
• 声と間のとり方
• 抑揚と強調
• そのほかのテクニック
5.道具(視聴覚教材など)を上手く使う
• 黒板・ホワイトボード
• PowerPoint・スライド
6.学生を指導するうえでのポイント
• 指導技術の多くは集中化の技術
• 学生の意欲を引き出す指導のための「あいうえお」
• 学生自身による目標の確認
• 望ましいフィードバック
7.臨地実習指導の工夫
• 教員の指導パターン
• 実習の進度に合わせた指導
• 学び方の癖に合わせて指導パターンを選択する
8.グループワーク(小集団討議法)
• グループ・ダイナミックス(group dynamics)
• グループワークの手法
• ブレイン・ストーミング
• KJ法
9.カンファレンス(conference)の運営の仕方
• カンファレンスのコツ
• 会議録の作成方法
10.プレゼンテーションのコツ
11.コメント力を身につけるためのコツ
12.質問力を身につけるためのコツ
13.さまざまなクレームとその対応
• クレームに発展する可能性が高いケースとその対応
• 電話によるクレームとその対応
• 保護者からのクレームへの対応
• 職場のパワーハラスメント(power harassment)
14.教員が身につけておきたいビジネスマナー
• 実習施設への訪問時など,初対面での挨拶における注意事項
• 伝言メモの書き方
• 依頼文書(公文書)の書き方
• E-mailの書き方
巻末資料