基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第4版

出版社: 羊土社
著者:
発行日: 2020-11-01
分野: 基礎・関連科学  >  生物/分子生物
ISBN: 9784758121088
電子書籍版: 2020-11-01 (第4版第1刷)
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商品紹介

大学・専門学校で初めて生物学を学ぶ人向けの定番教科書.免疫,神経,発生の章を中心に,さらに理解しやすい内容に改訂.復習に役立つ章末問題や,紙でαヘリックスをつくるなど手を動かして学ぶ演習も充実.

目次

  • 序章 はじめに
     1.科学とは何か?
     2.生物学とは,生物学の方法

    1章 生物学の基本
     1.地球上には多様な生物が生息している
     2.神の栄光のために生物を分類する
     3.進化論の登場(神の退場)
     4.地球上の生物に共通すること(1)(細胞説)
     5.地球上の生物に共通すること(2)(メンデルの遺伝の法則)
     6.生物体のつくりと階層性
     章末問題
     演習(1) データを数量的に扱い,統計処理をしてみよう

    2章 細胞のプロフィール
     1.光学顕微鏡と電子顕微鏡の発明
     2.細胞には多様な横顔がある
     3.細胞を構成している物質
     4.細胞小器官の構造と機能
     5.細胞を取り巻く細胞膜の構造と機能
     章末問題
     演習(2章) タンパク質をデータベースで調べ,パソコンで描いてみよう

    3章 何が細胞の形や機能を決めているか
     1.形質を決めているものを求めて
     2.遺伝子としてのDNA
     3.DNAからタンパク質へ(1)(転写)
     4.DNAからタンパク質へ(2)(翻訳)
     5.タンパク質の構造と機能(形と機能の裏腹な関係)
     章末問題
     演習(3) タンパク質の二次構造をつくってみよう

    4章 細胞が生きて活動していくために
     1.何をするにもエネルギー(ATPの産生)
     2.葉緑体による光エネルギーの固定
     3.代謝経路のネットワーク
     章末問題

    5章 タンパク質が細胞のさまざまな活動を担う
     1.タンパク質のさまざまな機能(酵素,運搬,ホルモン,受容体,細胞骨格)
     2.細胞は動く
     3.タンパク質はDNAへはたらきかける
     4.細胞膜に埋め込まれた膜タンパク質の重要な機能
     章末問題
     演習(4) ヒトとチンパンジーのタンパク質を比較してみよう

    6章 多細胞生物への道(1)(細胞間の情報交換)
     1.細胞は集まって
     2.細胞間の情報交換の方式
     3.ホルモンと受容体で情報を伝える
     4.信号分子による転写の調節(細胞外から遺伝子への情報伝達)
     5.イオンチャネル連結型受容体を介した情報伝達
     章末問題
     演習(5) インスリンと血糖値の変動をグラフ化してみよう

    7章 多細胞生物への道(2)(細胞の数を増やす)
     1.DNAの複製
     2.細胞周期と体細胞分裂
     3.細胞周期の調節
     4.突然変異とDNA修復機構
     章末問題
     
    8章 多細胞生物への道(3)(個体の数を増やす・発生と分化)
     1.減数分裂(次の世代をつくるために)
     2.生殖細胞の形成
     3.受精
     4.初期発生と器官形成
     5.始原生殖細胞と性分化
     6.細胞間のコミュニケーションによる分化のしくみ
     章末問題
     演習(6) 体細胞分裂と減数分裂を体感してみよう

    9章 個体を守る免疫のシステム
     1.病原体から身を守る
     2.植物の生体防御機構
     3.無脊椎動物の生体防御機構
     4.ヒトの生体防御機構(第一防衛ライン)
     5.ヒトの第二防衛ライン(自然免疫)
     6.ヒトの第三防衛ライン(獲得免疫)
     7.抗体による攻撃(体液性免疫)
     8.細胞傷害性T細胞による攻撃(細胞性免疫)
     9.免疫機能の制御と記憶,訓練など
     10.もう1つの獲得免疫
     章末問題

    10章 生きること,死ぬこと(細胞の再生と死,個体の死)
     1.細胞の再生
     2.細胞が死ぬとき
     3.老化・寿命と遺伝子の関係
     4.がんを含むさまざまな病気とその原因
     章末問題

    11章 個体としてのまとまり(外部環境を認識し,内部環境を調節する)
     1.内部環境を一定に
     2.制御中枢による情報の処理と調節
     3.動物の行動
     4.感覚器官と感覚の受容
     章末問題
     演習(7) 静止電位と活動電位を描いてみよう

    12章 生物の進化と多様性
     1.個体の生きる場所(多様な環境に適応して生きる)
     2.進化と多様性の創出
     3.地球上の生物多様性を守るために
     章末問題
     演習(8) 成長曲線を描いてみよう
     演習(9) 分子系統樹を描いてみよう

    参考図書&Further readings

この書籍の参考文献

参考文献のリンクは、リンク先の都合等により正しく表示されない場合がありますので、あらかじめご了承下さい。

本参考文献は電子書籍掲載内容を元にしております。

序章 はじめに

P.20 掲載の参考文献
『人間にとって科学とは何か [新潮選書] 』 (村上陽一郎/著), 新潮社, 2010
『科学哲学の冒険 [NHK ブックス] 』 (戸田山和久/著), 日本放送出版協会, 2005
『「科学的」って何だ! [ちくまプリマー新書] 』 (松井孝典, 南伸坊/著), 筑摩書房, 2007
『疑似科学入門 [岩波新書] 』 (池内了/著), 岩波書店, 2008

1章 生物学の基本

P.25 掲載の参考文献
『DNA-すべてはここから始まった』 (ジェームス・D・ワトソン, アンドリュー・ベリー/著, 青木薫/訳), 講談社, 2003
『ダーウィン-世界を揺るがした進化の革命 [オックスフォード科学の肖像シリーズ] 』 (レベッカ・ステフォフ/著, 西田美緒子/訳), 大月書店, 2007
『進化の存在証明』 (リチャード・ドーキンス/著, 垂水雄二/訳), 早川書房, 2009
『細胞発見物語 [ブルーバックス] 』 (山科正平/著), 講談社, 2009
『メンデル-遺伝の秘密を探して [オックスフォード科学の肖像シリーズ] 』 (エドワード・イーデルソン/著, 西田美緒子/訳), 大月書店, 2008
『形の生物学 [NHKブックス] 』 (本多久夫/著), 日本放送出版協会, 2010
『DNA from the beginning』 http://www.dnafromthebeginning.org/
P.45 掲載の参考文献
1) 原著論文ドイツ語版 : http://www.mendelweb.org/MWGerText.html, 原著論文英語版 (annotated) : http://www.mendelweb.org/Mendel.html
2) Reid JB & Ross JJ : Genetics, 189 : 3-10, 2011
3) Bhattacharyya MK, et al : Cell, 60 : 115-122, 1990
4) Lester DR, et al : Plant Cell, 9 : 1435-1443, 1997
5) Armstead I, et al : Science, 315 : 73, 2007
6) Sato Y, et al : Proc Natl Acad Sci USA, 104 : 14169-14174, 2007
7) Hellens RP, et al : PLoS One, 5 : e13230, 2010
8) Noel Ellis TH, et al : Trend Plant Sci, 16 : 590-596, 2011

2章 細胞のプロフィール

P.49 掲載の参考文献
『新・細胞を読む [ブルーバックス] 』 (山科正平/著), 講談社, 2006
『超ミクロ世界への挑戦-生物を80 万倍で見る [岩波新書] 』 (田中敬一/著), 岩波書店, 1989
『ミトコンドリア・ミステリー [ブルーバックス] 』 (林純一/著), 講談社, 2002
『アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 [ブルーバックス] 』 (デイヴィッド・サダヴァ他/著, 石崎泰樹, 丸山敬/監訳), 講談社, 2010
『Inside the Cell : Chapter 1 : An Owner's Guide to the Cell』https://www.nigms.nih.gov/education/Booklets/Inside-the-Cell/Documents/Booklet-Inside-the-Cell.pdf

3章 何が細胞の形や機能を決めているか

P.78 掲載の参考文献
『DNA学のすすめ [ブルーバックス] 』 (柳田充弘/著), 講談社, 1984
『アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 [ブルーバックス] 』 (デイヴィッド・サダヴァ他/著, 石崎泰樹, 丸山敬/監訳), 講談社, 2010
『生命のセントラルドグマ [ブルーバックス] 』 (武村政春/著), 講談社, 2007
『DNA-The Double Helix』http://nobelprize.org/educational/medicine/dna_double_helix/

4章 細胞が生きて活動していくために

P.103 掲載の参考文献
『アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 [ブルーバックス] 』 (デイヴィッド・サダヴァ他/著, 石崎泰樹, 丸山 敬/監訳), 講談社, 2010
『ミトコンドリアの謎 [講談社現代新書] 』 (河野重行/著), 講談社, 1999
『ミトコンドリアはどこからきたか-生命40億年を遡る [NHKブックス] 』 (黒岩常祥/著), 日本放送出版協会, 2000
『光合成とはなにか [ブルーバックス] 』 (園池公毅/著), 講談社, 2008

5章 タンパク質が細胞のさまざまな活動を担う

P.126 掲載の参考文献
『タンパク質の一生-生命活動の舞台裏 [岩波新書] 』 (永田和宏/著), 岩波書店, 2008
『完全版 分子レベルで見た体のはたらき [ブルーバックス] 』 (平山令明/著), 講談社, 2003
『酵素反応のしくみ [ブルーバックス] 』 (藤本大三郎/著), 講談社, 1996

6章 多細胞生物への道 ( 1 ) ( 細胞間の情報交換 )

P.146 掲載の参考文献
『分子生物学入門 [岩波新書] 』 (美宅成樹/著), 岩波書店, 2002
『細胞から生命が見える [岩波新書] 』 (柳田充弘/著), 岩波書店, 1995
『生命をあやつるホルモン [ブルーバックス] 』 (日本比較内分泌学会/編), 講談社, 2003
『比較内分泌学入門』 (和田勝/著), 裳華房, 2017
P.168 掲載の参考文献
1) Daly ME, et al : Am J Clin Nutr, 67 : 1186-1196, 1998

7章 多細胞生物への道 ( 2 ) ( 細胞の数を増やす )

P.169 掲載の参考文献
『DNA複製の謎に迫る [ブルーバックス] 』 (武村政春/著), 講談社, 2005
『Mitosis [Wikipedia] 』 http://en.wikipedia.org/wiki/Mitosis

8章 多細胞生物への道 ( 3 ) ( 個体の数を増やす・発生と分化 )

P.186 掲載の参考文献
『卵が私になるまで [新潮選書] 』 (柳澤桂子/著), 新潮社, 1993
『精子の話 [岩波新書] 』 (毛利秀雄/著), 岩波書店, 2004
『新しい発生生物学 [ブルーバックス] 』 (木下圭, 浅島 誠/著), 講談社, 2003
『性のお話をしましょう』 (団まりな/著), 哲学書房, 2005
『左右を決める遺伝子 [ブルーバックス] 』 (柳澤桂子/著), 講談社, 1997
『エピジェネティクス入門 [岩波科学ライブラリー] 』 (佐々木裕之/著), 岩波書店, 2005
WEB 『Meiosis [Wikipedia] 』 http://en.wikipedia.org/wiki/Meiosis

9章 個体を守る免疫のシステム

P.214 掲載の参考文献
『現代免疫物語 [ブルーバックス] 』 (岸本忠三, 中嶋 彰/著), 講談社, 2007
『新・現代免疫物語-「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異 [ブルーバックス] 』 (岸本忠三, 中嶋彰/著), 講談社, 2009
『免疫学個人授業 [新潮文庫] 』 (多田富雄, 南伸坊/著), 新潮社, 2001
『免疫の意味論』 (多田富雄/著), 青土社, 1993
『植物たちの戦争 [ブルーバックス] 』 (日本植物病理学会/編著), 講談社, 2019

10章 生きること, 死ぬこと ( 細胞の再生と死, 個体の死 )

P.256 掲載の参考文献
『進化から見た病気 [ブルーバックス] 』 (栃内新/著), 講談社, 2009
『分子レベルで見る老化 [ブルーバックス] 』 (石井直明/著), 講談社, 2001
『老化はなぜ進むのか [ブルーバックス] 』 (近藤祥司/著), 講談社, 2009
『がん遺伝子の発見 [中公新書] 』 (黒木登志夫/著), 中央公論社, 1996

11章 個体としてのまとまり ( 外部環境を認識し, 内部環境を調節する )

P.275 掲載の参考文献
『生体電気信号とはなにか [ブルーバックス] 』 (杉晴夫/著), 講談社, 2006
『基礎から学ぶ神経生物学』 (岡良隆/著), オーム社, 2012
『どうしてものが見えるのか [岩波新書] 』 (村上元彦/著), 岩波書店, 1995
『「見る」とはどういうことか [DOJIN選書] 』 (藤田一郎/著), 化学同人, 2007
『脳のなかの匂い地図 [PHPサイエンス・ワールド新書] 』 (森憲作/著), PHP研究所, 2010
『皮膚は考える [岩波科学ライブラリー] 』 (傳田光洋/著), 岩波書店, 2005
『単純な脳, 複雑な「私」』 (池谷裕二/著), 朝日出版社, 2009
『進化しすぎた脳 [ブルーバックス] 』 (池谷裕二/著), 講談社, 2007

12章 生物の進化と多様性

P.313 掲載の参考文献
『ダーウィン以来-進化論への招待 [ハヤカワ文庫NF] 』 (スティーヴン・ジェイ・グールド/著, 浦本昌紀, 寺田鴻/訳), 早川書房, 1995
『銃・病原菌・鉄 [上・下] 』 (ジャレド・ダイアモンド/著, 倉骨彰/訳), 草思社, 2000
『生態系ってなに? [中公新書] 』 (江崎保男/著), 中央公論新社, 2007
『新動物生態学入門-多様性のエコロジー [中公新書] 』 (片野修/著), 中央公論社, 1995
『地球をこわさない生き方の本 [岩波ジュニア新書] 』 (槌田劭/著), 岩波書店, 1990

参考図書 & Further readings

P.334 掲載の参考文献
1) 「Biology 6th ed」 (Campbell NA & Reece JB), Benjamin Cummings, 2002
2) 「Essential Cell Biology 4th ed」 (Alberts B, et al), Garland Science, 2014
3) 「Molecular Biology of the Cell 6th ed」 (Alberts B, et al), Garland Science, 2014
4) 「Developmental Biology 6th ed」 (Gilbert SF), Sinauer Associates Inc, 2000
5) 「Becker's World of the Cell 8th ed」 (Hardin J, et al), Benjamin Cummings, 2011
6) 「高等学校 生物 I」, 第一学習社, 2010
7) 「高等学校 生物 I」, 東京書籍, 2010
8) 「Life : The Science of Biology」 (Purves WK et al), Sinauer Associates Inc, 1998
9) 「高等学校 生物基礎」, 東京書籍, 2012
10) 「Campbell Biology 10th ed」 (Reece JB, et al), Benjamin Cummings, 2013
11) 「An Introduction to Molecular Neurobiology」 (Hall ZW), Sinauer Associates Inc, 1992

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