科学者になりたい君へ

出版社: 河出書房新社
著者:
発行日: 2020-10-30
分野: 基礎医学  >  基礎医学一般
ISBN: 9784309617251
書籍・雑誌
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商品紹介

「どうすれば科学者になれるのか?」研究生活、論文、ノーベル賞、科学の面白さ……日本の科学研究を牽引した著者が実例を交えて案内する。科学を見る目がガラッと変わる、全ての人に必読の書!

目次

  • 第1章:「ふしぎだな」「おもしろいな」が科学の原点
     ラジオ工作が大好きだった小学生時代
     中学でテレビやアマチュア無線機も自作
     何度もしつこく質問する子どもだった
     世の中は「ふしぎ」であふれている
    「常識」を疑うことのススメ
     子どもの疑問から科学の常識がひっくり返る
    『不思議の国のトムキンス』との出会い
     日本人初のノーベル賞・湯川先生へのあこがれ
     あこがれの人を持つことは大事!
     工学部か理学部か、進路選択の決め手
     高校までに何を勉強する?
     大学をどう選ぶか
     高校までの「勉強」と大学での「学問」の違い

    第2章:大学・大学院で何を身につけるか
     京都大学理学部に入学
     林忠四郎先生の研究室に入る
     理論研究の土台を教わった林研究室
     大学院で「宇宙の始まり」の研究を始めようと思ったが……
    「かにパルサー」との運命的な出会い
     幸運の重ね合わせ・ベーテ先生との出会い
     研究に苦しんだ博士課程時代
     超新星爆発での元素合成の研究
     大学・大学院時代に何をしたらいいか
     大学院で身につけた能力は分野を超えて力に
     生涯の友人をつくろう
     大学院時代に妻と知り合い、結婚もした

    第3章:研究はどのように行うのか
     なぜ「単位取得退学」をしたのか
     就職に苦労したポスドク時代
     超新星爆発が起こるメカニズムを突き止める
     徹底的に研究し、プロとしての自覚を持とう
     苦しみ抜いた末に、オリジナルな論文を最初に書こう
     独創的なアイデアをどう生み出すか
     他人とのディスカッションがひらめきを生む
     若い科学者を悩ませる「ポスドク問題」
     アカデミア以外の道もすばらしい
     宇宙の初期のようすを探る研究に軸足を移す
     NORDITAに招かれてコペンハーゲンへ
     インフレーション理論による「新たな予言」を考える
     論文は「正直」であれば良いものでもない?
     インフレーション理論は「分野融合的」な研究
     宇宙は「子ども」や「孫」を生む?

    第4章:科学者をどう育てるか
     東京大学の宇宙物理学の助教授に着任する
     研究費を獲得することもPIの大事な仕事
     教育や学務の仕事も行う科学者
     若い科学者の育成は非常に大事
     小柴先生の超新星ニュートリノ発見に立ち会う
     ニュートリノのトラッピング理論も実証できた!
     ノーベル賞は「グループ受賞」を認めるべき
     インフレーション理論の「証拠」が見えてきた
    「ビッグバン宇宙国際研究センター」をつくる
    「学会」とはどんな組織か
     アウトリーチ活動は理学系研究者の使命
     東大の定年退職を迎えて

    第5章:21世紀の科学者のために
     自然科学研究機構の機構長になる
     研究をマネージメントする「URA」を設置する
    「宇宙」と「生命」を融合した研究所を新たにつくる
     分野融合領域の研究で大きく遅れている日本
     日本学術振興会で新たな職務に就く
     科研費制度の改革に取り組む
     学術振興が日本のイノベーションを支える

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