ゼロからはじめる臨床研究論文の読み方

出版社: 東京図書
著者:
発行日: 2020-02-25
分野: 医学一般  >  医療統計学
ISBN: 9784489023309
書籍・雑誌
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3,080 円(税込)

商品紹介

若手医師&医学生のための、臨床研究の論文の見方・読み方が学べる本。論文を読むために知っておくべきこと――研究デザイン、生存解析・カプランマイヤー生存曲線、ログランク検定、95%信頼区間、P値、バイアスといった知識――を確かなものにした上で、実際の医学論文を批判的に読み、トレーニングを行う。医学生、レジデント、大学教授の先生の3人による質問や回答の会話形式で、親しみやすく解説されている。その会話は、卒業を控えた実習中の医学生が執筆した。

目次

  • 序 臨床研究4つのステップ――脚気の疫学研究に学ぶ――
     Step 1 人々が抱える不安と懸念は何か?
     Step 2 観察研究により徹底的に調査して仮説をたてる
     Step 3 介入研究により検証する
     Step 4 病気を減らし、嘆きと悩みのこの世を救う

    第I部 臨床研究の論文を読んでみよう――研究仮説を立てる――
     Step 1 総説
     Step 2 クロスセクショナル研究
     Step 3 ケース・コントロール研究
     Step 4 コホート研究
     Step 5 生存解析
     Step 6 二重盲検ランダム化プラセボ臨床試験
     Step 7 メタ解析

    第II部 論文を読むために知っておくべきこと
     第1章 研究デザイン
      1.1  研究デザインとは
      1.2  症例報告
      1.3  症例集積
      1.4  症例対照研究
      1.5  コホート研究
      1.6  症例対照研究とコホート研究の比較
      1.7  非ランダム化臨床試験
      1.8  ランダム化臨床試験
      1.9  メタ解析
      1.10 アマテラス論文を読む
     第2章 生存解析
      2.1  生存解析とは
      2.2  カプラン-マイヤー生存曲線
      2.3  センサー
      2.4  カプラン-マイヤー生存曲線の作り方
      2.5  log-rank検定
      2.6  log-rank検定のやり方
      2.7  Cox 比例ハザードモデル
      2.8  ハザード比の求め方
      2.9  累積ハザード曲線
      2.10 Nelson-Aalen累積ハザード曲線の描き方
      2.11 アマテラス論文を読む
     第3章 P値と95%信頼区間
      3.1  はじめに
      3.2  P値――コインの話
      3.3  P値――臨床試験の話
      3.4  P値の限界
      3.5  P値再考
      3.6  95%信頼区間とは
      3.7  連続変数の95%信頼区間を求めてみる
      3.8  中心極限定理から95%信頼区間
      3.9  離散変数の95%信頼区間を求めてみる
      3.10 統計的意義と臨床的意義
      3.11 論文からP値と95%信頼区間を理解する
     第4章 バイアス・交絡・偶然
      4.1  はじめに
      4.2  内的妥当性と外的妥当性
      4.3  バイアス
      4.4  Misclassification:誤分類
      4.5  観察研究のバイアス
      4.6  介入研究のバイアス
      4.7  交絡
      4.8  偶然
      4.9  論文からバイアス・交絡・偶然を理解する

    第III部 論文査読(レビュー)でどのような点を指摘されるのか?
         ――JAMAの査読結果を読み解く――
     Step 1 Prespecified or Post hoc: 両者を明確に分けること!
     Step 2 Subgroup analyses: サブグループ解析結果の考察
     Step 3 Competing risk: 競合リスク
     Step 4 Proportional: 比例ハザードか否か
     Step 5 Missing data: 欠損値の扱い
     Step 6 Data quality assurance: データの質はどのように担保されたのか?
     Step 7 Adverse events: 有害事象の評価
     Step 8 Protocol, Supplemental dataの活用:
          プロトコルに示した解析項目は全て示す(サプリメントに表示も可能)
     Step 9 JAMA language: 文言の問題
     Step 10 Credibility の醸成

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