ナーシング・グラフィカ 看護の統合と実践(2) 医療安全 第4版

出版社: メディカ出版
著者:
発行日: 2021-01-15
分野: 看護学  >  看護教育/研究
ISBN: 9784840472128
シリーズ: ナーシング・グラフィカ
書籍・雑誌
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3,300 円(税込)

商品紹介

患者安全(patient safety)の観点で、丁寧に医療安全を解説しました。医療事故を防ぐだけでなく、医療に関わるすべての人々が円滑にコミュニケーションをとり、環境を整え、質の良い医療を提供するにはどうすればいいか学ぶことができます。
最新の知見を盛り込み、起こりうる事故の分析・対策はもちろん、チームSTEPPSを活用したチーム医療、医療従事者の感染対策、在宅看護における安全対策を充実させました。
医療事故の患者家族からのメッセージを掲載しています。
実習におけるリスクと安全な看護のための技術、学内や実習前により深く医療安全を学ぶための方法などを紹介しています。演習や実習の事前・事後学習で活用できます。

目次

  • 【1 医療安全と看護の理念】
    <1>医療安全の意味と重要性
    (1)なぜ医療安全を学ぶのか
    (2)医療安全に関わる動向
    (3)医療安全の対象
    (4)医療安全に関する基礎知識
    ●コラム● 医療の質・患者安全を推進するグローバルな取り組み
    <2>看護職の法的規定と医療安全
    (1)看護倫理と医療安全
    (2)看護師の法的規定
    (3)看護業務の変遷と安全管理
    (4)看護行為における行政処分と再教育

    【2 医療安全への取り組みと医療の質の評価】
    <1>国の医療安全への取り組み
    (1)国の医療安全への取り組みの経緯
    (2)医療法における医療安全対策
    (3)診療報酬における医療安全対策の評価
    (4)医療安全に関する国内外の研究
    <2>看護職能団体の取り組み
    (1)日本看護協会
    (2)日本助産師会
    <3>国および医療関係団体の示す医療事故の定義と分類
    <4>医療安全管理者 医療安全の中心的役割
    (1)医療安全管理者創設の経緯
    (2)医療安全管理者とは
    <5>医療事故への対応
    (1)事故を予防する
    (2)事故発生時
    (3)組織としての事故防止と事故発生後の対応
    (4)医療事故の予防および再発防止のための安全文化の醸成
    <6>医療事故の被害者(患者)・家族の思いに寄り添ったケア
    (1)患者・家族の声に耳を傾ける
    (2)患者・家族とのリスクコミュニケーションを心がける
    (3)医療安全対策の背景や根拠を知る
    (4)起こった(発見した)エラーを正直に報告する
    (5)医療事故後の対応:医療事故の被害者(患者)・家族の思いに寄り添ったケア
    ●コラム● 事故を起こしたときに考えたいこと
    ●コラム● 看護師になるあなたに目指してほしい三つのこと
            医療事故の患者家族から看護学生へ向けたメッセージ
    <7>医療事故の報告制度
    (1)医療法における報告体制の整備
    (2)医療事故情報収集等事業
    (3)医療事故を報告する目的(院外と院内)
    <8>医療の質の評価
    (1)医療の質の評価とその必要性
    (2)医療の質の評価への取り組み

    【3 事故発生のメカニズムとリスクマネジメント】
    <1>事故発生のメカニズム
    ・(1)ヒューマンエラーとは
    ・(2)人間特性
    ・(3)エラーを誘発しやすい環境
    <2>事故分析
    ・(1)事故の構造
    ・(2)事故分析に重要なこと
    ・(3)具体的な分析手法の特徴
    <3>事故対策
    ・(1)リスク低減の考え方
    ・(2)エラープルーフ
    ・(3)リスクマネジメント

    【4 チームで取り組む安全文化の醸成】
    <1>チーム医療の発展と課題
    ・1>日本でのチーム医療の展開
    ・2>グループからチームへ
    ●コラム● なぜチームトレーニングが必要か:患者家族からのメッセージ
    <2>チームSTEPPS:エビデンスに基づいたチームトレーニング
    (1)チームSTEPPS とは
    (2)チームに求められる基本原理と実践能力
    (3)チームSTEPPS の活用
    <3>エビデンスに基づいた協働の成果

    【5 看護業務に関連する事故と安全対策】
    <1>看護業務と事故発生要因
    (1)看護業務の特徴的な環境とリスク
    (2)人と人とのコミュニケーション
    (3)原因と結果分析の重要性
    <2>誤薬と与薬事故:分析と対策
    (1)背 景
    (2)注射事故の内容と要因分析
    (3)注射事故への予防対策
    ●コラム● 与薬事故防止対策の例:KCL
    (4)種類と剤形,投与方法および管理
    (5)内服与薬業務の特徴と注意点
    ●コラム● ユニットドーズシステムの与薬カートを用いた対策
    ●コラム● 輸 血
    <3>患者取り違え(誤認):分析と対策
    (1)背景と要因
    (2)対 策
    <4>針刺し:分析と対策
    (1)背 景
    (2)対 策
    <5>転倒転落:分析と対策
    (1)背 景
    (2)要 因
    (3)対 策
    <6>誤嚥:分析と対策
    (1)背景と要因
    (2)対 策
    <7>異物遺残:分析と対策
    (1)背景と要因
    (2)ガーゼ等遺残の防止対策
    <8>皮膚障害:分析と対策
    (1)背景と要因
    (2)対 策
    <9>医療機器のトラブル:分析と対策
    (1)背景と要因
    (2)対 策
    <10>検査,処置時のトラブル:分析と対策
    (1)背 景
    (2)対 策
    <11>チューブ類のトラブル:分析と対策
    (1)背景と要因
    (2)対 策
    ●コラム● スタイレット付き経鼻栄養チューブの事故
    <12> 電子カルテ等情報伝達時のトラブル:分析と対策
    (1)背景と要因
    (2)対 策

    【6 在宅看護における医療事故と安全対策】
    <1>在宅看護の現状
    (1)在宅看護とは
    (2)在宅看護をとりまく現状
    <2>在宅看護における医療事故とその対応
    (1)在宅看護における医療事故の特徴
    (2)在宅看護で起こる医療事故と対応
    (3)在宅看護における介護事故とその対応
    (4)医療・介護以外での事故とその対応
    (5)不慮の事故に遭遇した場合の対応
    <3>在宅看護におけるリスク管理の現状と課題
    (1)サービスの範囲の明確化と情報共有
    (2)他職種との協働と今後の課題
    <4>高齢者施設,介護施設等での安全対策
    (1)高齢者施設,介護施設等とは
    (2)介護施設におけるリスクマネジメント

    【7 医療従事者の安全を脅かすリスクと対策】
    <1>看護職の業務上の危険とは
    <2>感染の危険を伴う病原体への曝露
    (1)職業感染
    (2)職業感染の原因となる病原体と感染経路
    <3>職業感染に対する予防策
    (1)標準予防策(スタンダードプリコーション)
    (2)感染経路別予防策
    (3)ワクチン接種
    (4)感染症における疾病就業と就業制限
    (5)廃棄物の適切な取り扱い
    <4>医療機器・機材の使用に関わるリスクと対策
    (1)電離放射線の被曝
    (2)殺菌用紫外線への被曝
    (3)ラテックスアレルギー
    <5>医療品への曝露
    (1)抗がん薬の曝露
    (2)各種消毒薬,有機溶剤への曝露
    <6>労働形態,作業に伴うもの
    (1)シフトワークに伴う生体リズムの乱れ
    (2)腰 痛
    <7>患者,同僚および第三者による暴力
    (1)物理的暴力,精神的暴力
    (2)パワーハラスメント
    (3)暴言,モラルハラスメント,セクシュアルハラスメント

    【8 看護学生の実習と安全】
    <1>実習における事故の法的責任と補償
    (1)法的責任
    (2)実習中の事故への補償
    <2>実習中の事故予防および事故発生時の学生の対応
    (1)無資格者である看護学生が行う看護技術の考え方
    (2)実習に行く前に
    (3)安全に実習を進めるために
    (4)現場での対応に困ったら
    <3>医療安全をどう学ぶのか
    (1)学内での学び
    (2)実習に出てからの学び
    <4>習得すべき看護技術のリスクと安全
    (1)環境調整技術に伴うリスクと安全
    (2)食事の援助技術に伴うリスクと安全
    (3)排泄援助技術に伴うリスクと安全
    (4)活動・休息援助技術に伴うリスクと安全
    (5)清潔・衣生活援助技術に伴うリスクと安全
    (6)呼吸・循環を整える技術に伴うリスクと安全
    (7)創傷管理技術に伴うリスクと安全
    (8)与薬の技術に伴うリスクと安全
    (9)救命救急処置技術に伴うリスクと安全
    (10)症状・生体機能管理技術に伴うリスクと安全
    (11)感染予防の技術に伴うリスクと安全
    (12)安全管理の技術に伴うリスクと安全
    (13)安楽確保の技術に伴うリスクと安全
    <5>実習における安全についての指導者の役割:予防と事故発生時の対応
    (1)実習中の事故予防
    (2)事故発生時の対応

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