歯列不正・不正咬合の患者が来院したら
商品紹介
「歯列不正」・「不正咬合」の患者の機能性・審美性をどの程度まで改善できるかは、GPにとって大きな課題である。本書においてはこれら改善のためのアプローチ法を主に(1)永久歯列完成前後からの矯正治療。(2)先天的な疾患に対する補綴治療。(3)成人における咬合の維持・修正・再構成を行うという3タイプに分け、小児・若年期・成人などの16症例を通して、「歯列不正」・「不正咬合」の患者に行う補綴治療、矯正治療の役割を明確化した。
目次
- Part01 患者が描く歯列不正・不正咬合の治療のイメージ―補綴か，矯正か―
患者が望む治療方法―補綴的なアプローチか矯正的なアプローチか―
Case Presentation 01 患者は11の正中離開に対する治療を希望したが,
具体的な治療方法については何も言及しなかった症例
Case Presentation 02 歯科医学的には矯正治療の適応と考えられる歯列不正・不正咬合で
あったが, 患者が補綴的なアプローチを希望した症例
Case Presentation 03 Case Presentation 02と歯列不正・不正咬合のタイプは
よく似ているが, 患者は若年期に矯正治療を希望した症例
Case Presentation 04 患者は矯正治療が必要と考えていたが, エックス線画像検査の結果から
矯正治療は困難と判断しインプラントを用いた補綴的処置を選択した症例
Case Presentation 05 患者の希望を叶えるには11の補綴のみでは限界があった症例
Case Presentation 06 患者のイメージする治療と実際に行うべき治療が大きく乖離していた症例
Part02 補綴・矯正・ときに外科を手法として用いる咬合再構成治療
Chapter1 小児，若年期の歯列不正・不正咬合の治療
Case Presentation 07 歯列の交換時期から咬合の管理を行い,
成人になる前の適切な時期に矯正治療を行った症例
Case Presentation 08 歯列の交換時期から咬合の管理を行い, 成人になる前の適切な時期に
矯正治療を行い, さらに先天性欠如に対してインプラントを用いた
補綴的処置を行った症例
Chapter2 補綴学的な概念を加えた成人の歯列不正・不正咬合の治療
Case Presentation 09 咬合維持の症例
Case Presentation 10 上顎左右側切歯の先天性欠如とその部を補う再補綴治療希望の
Skeletal Cl-Ⅰ long faceに対して咬合修正した症例
Case Presentation 11 オーバージェットの大きい上下顎の空隙歯列弓を有する
Skeletal Cl-Ⅰ long faceの成人男子で多数歯の補綴処置前提の症例
Case Presentation 12 上下顎の抜歯後, インプラントを用いたクラウン・ブリッジ補綴と
MTMを適用し, 全顎的な咬合再構成治療を行った症例
Case Presentation 13 前歯部の被蓋の改善を目的とした咬合再構成症例
Chapter3 咬合再構成時の顎位の確認・修正
Case Presentation 14 スプリントによる下顎位の修正後, 矯正治療と補綴治療を併用した症例
Case Presentation 15 矯正治療後に左側顎関節部に関節雑音が発現し,
スプリントによる下顎位の修正を行った症例
Case Presentation 16 スプリントでの顎位の修正がそのまま咬合再構成となった症例
（目にみえない不正咬合の症例）
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