歯の破折

出版社: ヒョーロン・パブリッシャーズ
著者:
発行日: 2021-01-08
分野: 歯科学  >  臨床歯科学
ISBN: 9784864320610
書籍・雑誌
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5,280 円(税込)

商品紹介

う蝕,歯周病に次いで歯を失う原因となる破折には,さまざまな病態と特徴が見られます.デンタルエックス線写真で捉えにくく,診断が難しいマイクロクラックや,ストレス社会を反映したと考えられる過大な咬合力による生活歯破折が増えている,とも言われています.
本書では,破折の原因や破折を見つける目安となるさまざまな病態を示すとともに,破折歯の接着修復に関する研究,マイクロクラックへの対応,そして接着を用いた破折歯保存治療のポイントを解説しています.
破折歯を適切に診断・治療し,可能な限り保存するために役立つ1冊です.

目次

  • I 破折の原因
     1 咬合がもたらす歯根破折
     2 ブラキシズム(特に睡眠時ブラキシズム)が誘因となる歯根破折
     3 医原性誘因
     4 背景にある解剖学的な要因,エイジング

    II さまざまな歯の破折の病態
    1 歯の破折を見つけるために
     2 診査時の拡大視野と根管洗浄の有効性
     3 破折を招きうる咬合力を表す徴候
     4 破折を防ぐために

    III 破折歯の接着修復に関するデータから見えること
       ―接着修復した破折歯の耐久性評価
     1 歯根が割れる力はどのくらいか?
     2 破折した歯根象牙質の接着強さはどのくらいか?
     3 接着修復した歯根の強さはどのくらいか?
     4 接着修復された歯根で支台築造した場合の耐久性はどれくらいか?
     まとめ

    IV マイクロクラックによる根尖病変とその対応
     1 マイクロクラックの問題点
     2 マイクロクラックによる感染が原因と考えられる病変
     3 クラックのある歯を保存するか抜歯するかについての判断基準について

    V 破折歯を保存するための取り組み(1)
      接着を用いた生活歯の破折への対応
     1 生活歯の破折症例
     2 本症例の考察

    VI 破折歯を保存するための取り組み(2)
      接着を用いた失活歯の破折への対応
     1 適応症の選択
     2 やむを得ず抜歯となった症例
     3 歯根破折歯接着治療の要点
     4 長期保存のための留意点
     まとめ

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