3・11から10年とコロナ禍の今、ポスト原発を読む
出版社: |
あけび書房 |
著者: |
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発行日: |
2021-02-20 |
分野: |
医学一般
>
医学一般
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ISBN: |
9784-87154-186-2 |
書籍・雑誌
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目次
- 第I部 自然現象の大震災と人災の原発事故
第1章 福島第一原発事故は防げなかったのか
1 地球史的規模の自然現象
2 阪神・淡路大震災で巨大な被害を認識
第2章 3・11の現実〈原発と地震〉
1 阪神・淡路大震災は原発危機を示した
2 国会で初めての「原発と地震」の本格的解明
第3章 東日本大震災での巨大地震と津波の威力
1 カムチャッカ地震と同じ規模
2 巨大な地震・津波と原発被害の二重の災害
3 地震・津波は自然現象、異常気象は人為的災害
第4章 原発老朽化の現実
1 加圧水型原発(PWR)の老朽化で何が起こったか
2 蒸気発生器細管で今も金属片の異常発生
3 美浜原発3号機で配管破断事故
4 データ改ざん、不正報告、なんでもありの東京電力
5 内部告発も東電に漏らす経産省
第II部 国会と司法での「原発安全神話」との闘い
第5章 原発の安全性をなぜ調べないのか
1 老朽化原発が地震直撃で大丈夫か?
2 地震国でも「安全」とした多度津試験装置
3 ひび割れのある原発も試験せず
第6章 訴訟で追及された福島原発事故の責任
1 仙台高裁判決に先立つ原告団の取り組み
2 原発事故対策に必要な送電線
3 東電も津波による浸水を想定
4 「責任を負うべき者にその自覚がない」
5 仙台高等裁判所の判決書
6 責任ある方の最後の辞
第III部 原発と核兵器の危険性を問うた国会論戦
第7章 「核技術」を平和で安全なものに閉じ込める
1 軍事に引き込まれる原子力行政
2 日米安保下での放射能汚染と原発事故時対策
3 核兵器開発と原発使用済み核燃料
第8章 原発と核融合炉をめぐる政治の動き
1 自主・民主・公開、核兵器禁止
2 核の研究に向き合う姿勢
第IV部 コロナ禍以後の脱原発・リスク分散社会へ
第9章 原発廃止の後始末をどうする
1 なぜ異常な「原発」体制ができたのか
2 「原発利益共同体」は財界中枢部
3 エネルギー計画に民意が反映されない
4 「核」にもライフサイクル・アセスを
5 アセスは汚染水や廃棄物にも
6 「核燃料サイクル」と最終処分場
第10章 日本のこれからのエネルギー
1 脱石炭と再エネへの取り組み
2 巨大資本ではなく住民主体の再エネを
3 再エネの豊かな可能性
4 再エネで持続する地域経済・社会をどう築くか
第11章 再エネで持続可能な地域経済へ
1 地域経済の発展につながる再エネ
2 リスク分散した持続発展の道をどこに求めるか